武器より一冊の本をください の商品レビュー
2014年にノーベル平和賞を受賞した少女のお話です。 マララは勉強が好きな女の子ですが、タリバンのせいで学校へいくことを制限されてしまいます。マララが国連のスピーチの舞台に立つまでの動向を知ることが出来る一冊です。 ※漢字に振り仮名が降ってあったり、難しい漢字はひらがなで表示さ...
2014年にノーベル平和賞を受賞した少女のお話です。 マララは勉強が好きな女の子ですが、タリバンのせいで学校へいくことを制限されてしまいます。マララが国連のスピーチの舞台に立つまでの動向を知ることが出来る一冊です。 ※漢字に振り仮名が降ってあったり、難しい漢字はひらがなで表示されていたりと、子供向けに書かれています。戦争関係の書物でありながら残酷な表現も少なめに構成されています。中学生の読書感想文などにおすすめできると思います。
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(2014.10.18読了)(2014.10.16借入) 副題「少女マララ・ユスフザイの祈り」 今年のノーベル平和賞受賞のマララ・ユスフザイさんに関する本です。 著者は、イタリアのジャーナリストで、イタリア語で書かれた本の翻訳です。 2009年1月から2013年3月までのマララ・...
(2014.10.18読了)(2014.10.16借入) 副題「少女マララ・ユスフザイの祈り」 今年のノーベル平和賞受賞のマララ・ユスフザイさんに関する本です。 著者は、イタリアのジャーナリストで、イタリア語で書かれた本の翻訳です。 2009年1月から2013年3月までのマララ・ユスフザイさんのまわりと本人にどんなことが起っていたのかが書いてあります。 テレビのニュースなどである程度知っているつもりでしたが、ほとんど知らなかったことが判明しました。 タリバンに襲撃されたということだったので、勝手にアフガニスタンでの出来事だと思っていたのですが、パキスタンの間違いでした。 マララが住んでいたパキスタンのミンゴラは、パキスタン北部の町です。 マララが襲撃を受けたのは、2012年10月9日のことです。 ミンゴラのあたりは、2009年頃からタリバンの力が強まり、男性が髭を剃ることや、女性が外出することを止めるよう求めてきていたようです。音楽も禁止、女子教育も禁止、と締め付けを強めてきていました。 いうことを聞かないと、襲撃されてしまうので、指定された期日までに学校は閉鎖し、他の場所に避難せざるを得ませんでした。 2009年8月、タリバン勢力をミンゴラから排除することができたので、ミンゴラでの昔の生活が戻り、偽名でのブログから実名でのテレビ出演などをするようになりました。 タリバンから先生をしている父親やマララに脅迫状が届くようになり、事件へとつながってゆきました。 銃撃されたマララは、手術によりかろうじて助かりました。 イギリスに移送され、助かったようです。まだ、パキスタンに戻るのは危ないので、イギリスで学校に通いながら、活動しています。 【目次】 序章 銃撃 ミンゴラ ―3年前― ばく撃 目かくし鬼 お話 マウラナ・ラジオ 少女たち 市場 テレビカメラ 最後の日 退くつ 旅先にて ホーム・スイート・ホーム はかなき平和 学校にもどる 疎開 パキスタンへようこそ トウモロコシの花 危機 目覚め 新しい人生 用語解説 出典 マララ・ユスフザイ国連演説抄録(和訳) 謝辞 ●あらゆるものを禁止(48頁) 映画やテレビを見ること:禁止 音楽を聞いたり踊ること:罪 ひげをそること:追い払うべき西洋の習慣 ポリオワクチンの接種:アメリカの陰謀 女性は外出をひかる方がよい。女の居場所は家なんだから。 ●学校(145頁) 学校を作って全ての人に教育を施す、それがタリバンと戦う上で最善の方法だと、マララは信じている。 ●コーラン(146頁) 「タリバンは自分たちの行動を正当化するためにコーランを使ってるんだから、それを見せて言ってやろう。女の子が学校へ行ってはいけないなんて、どこにも書いてないでしょうって」 ●テロリスト(177頁) テロリストによって命を奪われた人びとは数千人、負傷した人々は数百万人に上ります。私はその一人にすぎません。 ●教育を受ける権利(178頁) 私はあらゆる子供の教育を受ける権利を訴えているのです。タリバンや全てのテロリスト、過激派の子供たちにも教育を受けて欲しいと思っています。 ●ペンは剣よりも(179頁) 「ペンは剣よりも強し」ということわざは本当でした。過激派が昔も今も恐れているのは、本とペンです。教育の力は彼らにとって脅威なのです。 ●解決策(181頁) 一人の子供、一人の教師、1冊の本、そして1本のペンが、世界を変えられるのです。 教育以外に解決策はありません。教育こそ最優先です。 ☆関連図書(既読) 「リゴベルタの村」工藤律子著、浜田桂子絵、講談社、1994.03.25 (リゴベルタさんは、ノーベル平和賞受賞者) 「私は逃げない ある女性弁護士のイスラム革命」シリン・エバディ著・竹林卓訳、ランダムハウス講談社、2007.09.12 (シリン・エバディさんは、ノーベル平和賞受賞者) 「私は売られてきた」パトリシア・マコーミック著、代田亜香子訳、作品社、2010.06.30 (インド・ネパールの人身売買の物語) 「わたしが明日殺されたら」フォージア・クーフィ著・福田素子訳、徳間書店、2011.05.31 (フォージア・クーフィさんは、アフガニスタンの女性政治家) (2014年10月19日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 2012年10月9日。15歳の少女が通学途中に銃撃にあった。少女の名は、マララ・ユスフザイ。ただただ、勉強がしたいと願う少女だった。奇跡的に生き抜くことができた一人の少女が、今、全世界に訴える。「すべての人に平和と教育を。教育こそただ一つの解決策」。
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子供向けなら難しい漢字をひらがなにすればいいというものではないです。「じょうほ」とひらがなで書かれても、何のことだか分からないはず。それなら振り仮名をふって注釈をつけるべきです。 前後の脈絡がない文章も多く、読みづらかったです。
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2012年、通学途中に銃撃されたマララ。パキスタンの厳しい現状と、「すべての人に教育を」というマララの強い信念が伝わる。読みやすいので、小学校高学年から。
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子ども用に書かれていることで、かえってよみづらい。 漢字の変換のしどころも歪で、頭に入ってこないまま終わってしまった。
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ちょっと前にテレビのドキュメンタリー番組で見た実話がありました。 この作品をそれをもとに、少しのフィクションも加えて、複雑な政治状況が小学生や中学生にもわかるように書かれたものでした。 2012年年10月9日 パキスタンに住む勉強熱心な15歳の少女マララ・ユスフザイが、 通学...
ちょっと前にテレビのドキュメンタリー番組で見た実話がありました。 この作品をそれをもとに、少しのフィクションも加えて、複雑な政治状況が小学生や中学生にもわかるように書かれたものでした。 2012年年10月9日 パキスタンに住む勉強熱心な15歳の少女マララ・ユスフザイが、 通学途中に武装グループタリバンに銃撃されました。 タリバンの思想は「女子には教養は必要なし」。 ひどい差別社会を理想とするタリバン組織にとって、 勉強をしたいと思う女子は、邪魔者だったのです。 重症を負ったマララですが、すぐに病院へ搬送され、 幸いにも一命を取り留めます。 このニュースは世界中に広まり、無抵抗で非武装な一般人の少女に、情け容赦なく銃弾を撃ち込み、亡きものにしようとしたタリバンに対して非難の眼が行きました。 大人でも尻込みするタリバン組織です。 それに対して、15歳という少女が、真っ向から、 「勉強がしたいのです」と訴える姿に真の勇気を感じました。 自分がしたいことをやり通す、強い意志。 純粋なその気持ちが全世界の人の心に響かないハズがありません。 一般市民にすら銃を向ける悪の組織に、ひどい憤りを覚えました。 憎むべき悪の組織は、早く無くなって欲しいものです。
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ニュースなどでマララさんの名前や顔を知っている人もいるかも知れません。通学途中に銃撃にあった15歳の少女です。彼女の住むパキスタンには女性が教育を受ける権利を認めない人たちがいますが、彼女は女性の教育の必要性ついて発言して、タリバンに命を狙われました。奇跡的に回復した今も、すべて...
ニュースなどでマララさんの名前や顔を知っている人もいるかも知れません。通学途中に銃撃にあった15歳の少女です。彼女の住むパキスタンには女性が教育を受ける権利を認めない人たちがいますが、彼女は女性の教育の必要性ついて発言して、タリバンに命を狙われました。奇跡的に回復した今も、すべての人に教育と平和を、と訴え続けています。彼女の置かれている状況を変えるもの、それが「教育」です。一冊の本、が表す意味を、この本から感じてみてください。
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教育を訴えている1人の少女。 彼女は銃弾を受け、けれどまた立ち上がる。 学校や職場で別れる時、また明日、と言う。 それがどれだけの『平和』を象徴している事なのか。 彼女達はそれを言う事はあるのだろうか? どれだけ自分達が好きな事をして、勉強は嫌だと 口にできるのが幸せな事か。 ...
教育を訴えている1人の少女。 彼女は銃弾を受け、けれどまた立ち上がる。 学校や職場で別れる時、また明日、と言う。 それがどれだけの『平和』を象徴している事なのか。 彼女達はそれを言う事はあるのだろうか? どれだけ自分達が好きな事をして、勉強は嫌だと 口にできるのが幸せな事か。 架空の話ではない、現実の話。 想像する事しかできないその世界は、空想と違って かなり考えさせられるものがあります。
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マララ・ユスフザイという名前を知っている日本人はいったい何人いるだろう? 国防費が増え、秘密保護法が成立し、隣国との緊張感が増す日々の中で、僕たちは改めて平和であることの尊さを、「学ぶ」ということが普通に行える幸せを考える必要があるのではないだろうか。 そんなことを考えさせら...
マララ・ユスフザイという名前を知っている日本人はいったい何人いるだろう? 国防費が増え、秘密保護法が成立し、隣国との緊張感が増す日々の中で、僕たちは改めて平和であることの尊さを、「学ぶ」ということが普通に行える幸せを考える必要があるのではないだろうか。 そんなことを考えさせられました。
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