めぐり糸 の商品レビュー
中々すごい本だった。好きではないけども。女一代記とか好きなんだけどなんでだろう?登場人物が皆誰もあんまり好きじゃないからかも。 主人公と哲治はツインソウルってやつで、主人公と英而、主人公と徹雄はソウルメイトってやつなのかね。
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夜行列車で出会った女性が語り始めた、愛を巡るひとつの人生のお話。 まるでフランス映画を観ているような感覚で読み進めた。 抗い難い運命ってのはあるのかもしれないけれど、ここまで沼とわかっていても突き進むことができるのは、愛以外ない。 主人公はたくさんの愛を受けながらも、まるで磁石...
夜行列車で出会った女性が語り始めた、愛を巡るひとつの人生のお話。 まるでフランス映画を観ているような感覚で読み進めた。 抗い難い運命ってのはあるのかもしれないけれど、ここまで沼とわかっていても突き進むことができるのは、愛以外ない。 主人公はたくさんの愛を受けながらも、まるで磁石に吸い寄せられるコンパスのように、そこから離れて生きることはできなかったんだなあ。 ここまで愛することができる人生を幸せとするか、周りの愛を反故にして生きることを不幸せとするかは本人次第でしかないのよね。
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190205*読了 図書館でたまたま手に取って、装丁とタイトルに惹かれて読み始めた本。あと、分厚さ。本好きあるあるで、分厚い本はワクワクしませんか? 電車の中でたまたま出会った女性に、主人公が延々と語り続けるという小説。 恋人でもなく家族でもない。幼なじみへの奇妙な思いと縁。恋...
190205*読了 図書館でたまたま手に取って、装丁とタイトルに惹かれて読み始めた本。あと、分厚さ。本好きあるあるで、分厚い本はワクワクしませんか? 電車の中でたまたま出会った女性に、主人公が延々と語り続けるという小説。 恋人でもなく家族でもない。幼なじみへの奇妙な思いと縁。恋愛感情とも言い難い、でも恋愛よりも強い感情と結びつき。執念とも言える情熱。 こんな風に誰かのことを思うことって、現実にあるんだろうか。ここまで人に執着することは不幸にも見えるけど、当人からしたら幸せなのかもしれない。 前半の方は好きだし引き込まれていったけれども、後半になるにつれて、何がしたいのだろう…本当にこんな風に思えるのだろうか…と現実味のなさに、冷めた感じで読んでいる自分がいました。 期待していただけに、うーんなんか惜しい!と思ってしまいます。 これだけボリュームのある本は好みですけどね。あと、一つ一つの段落が長いのと、文字がページに詰まった感じも非常に好き。なかなかこんなに好みの装丁(中身の)はないなぁ。 それだけでも読んだ価値はありました。笑
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青山七恵さんは多分初めての作家さん。 図書館で見つけパラパラと見て、ちょっと変わってるなと思って読んでみました。 昔の東京の置屋さんに暮らす子供の視点から見た世界、そしてその子供が大人になり、昔の面影を引きずりながらというか逃れられずに破滅していくというストーリー。 ちょっとあ...
青山七恵さんは多分初めての作家さん。 図書館で見つけパラパラと見て、ちょっと変わってるなと思って読んでみました。 昔の東京の置屋さんに暮らす子供の視点から見た世界、そしてその子供が大人になり、昔の面影を引きずりながらというか逃れられずに破滅していくというストーリー。 ちょっとありえへんな、と何度も思いながらも最後まで読んでしまったという感じです。 主人公の感覚、ちょっと考えられない、です。
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終戦の年に生まれた〈わたし〉は、東京・九段の花街で育った。 家は置屋から芸者 を呼ぶ料亭「八重」であり、母は評判の芸者で、祖母がその雇い主をつとめていた。 客として訪れた父は母と知り合い、わたしが生まれた。 小学二年生のとき、わたしは 置屋「鶴ノ家」に住む子・哲治(てつはる)と出会う。 それは、不可思議な運命の糸が織りなす長い物語の始まりだった。 (アマゾンより引用) これは…いかん 何て言うか…新しい本だけに、1ページ1ページが薄くて(笑) めくってもめくっても進んでる気がしない。 それに加えてあんまり面白くない(´・ω・`) 見ず知らずの人に自分の生涯を語って聞かせてるんだけど… 面白くない(笑) そして、この主人公の女性がかなり私的に腹が立つ性格で… 相手の男性も腹立つ性格で… 周りの巻き込まれる人たちがホント可哀想
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この物語の主人公は、幸せになるための努力を怠っているとしか思えない。驚くほど自分の好きなことしかやっていない。いつだって相手のことなんか考えちゃいない。両想いだった人との特別な時間を終わらせたのは他でもない自分なのに、それを取り戻そうとするのは単なるわがままだ。最初から彼の手を取っていれば、こんなことにはならなかったのに。
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面白かったけど終わり方が好きじゃない。しかし読むのに時間がかかった。普通の本の3倍くらいかかった。もっとかかった。 主人公と哲治の関係をなんだか運命的と感じるのは簡単なんだけど、どうもこの主人公を不思議ちゃんだと捉えて読むと薄気味が悪くなる。哲治ははっきりと語らずに流されてるだけ...
面白かったけど終わり方が好きじゃない。しかし読むのに時間がかかった。普通の本の3倍くらいかかった。もっとかかった。 主人公と哲治の関係をなんだか運命的と感じるのは簡単なんだけど、どうもこの主人公を不思議ちゃんだと捉えて読むと薄気味が悪くなる。哲治ははっきりと語らずに流されてるだけだと考えると、勘違いで普通の生活を棒に振る姿が怖いかも。 良くわからなかったのが英而だな。父親の似姿としてだけ出すにしては本心の良くわからない人物だった。そう考えると哲治も英而も本心が良くわからないあたりが似てるよな。
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花街と言われた時代の女性の人生を丁寧に書かれてた一冊。一人称に近い切り口でしたので、湊かなえさんふうでしたが、女性がたくましく、自分らしく、自由に、感情の赴くまま素直に生きた主人公はある意味羨ましいなぁ、と。青山さんの作品の中で一番好きです。
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人の人生には細い糸が繋がり、色々な人との人生の糸が複雑に絡み合って出来ているのかもしれない。 主人公は自分だけの為に生きている。若い頃はそんな無茶な生活もあるのかもしれない。しかしこの主人公は壮年を過ぎても、愛する娘と夫との安定した生活すら捨ててしまう。 その行動はあまりにも自分...
人の人生には細い糸が繋がり、色々な人との人生の糸が複雑に絡み合って出来ているのかもしれない。 主人公は自分だけの為に生きている。若い頃はそんな無茶な生活もあるのかもしれない。しかしこの主人公は壮年を過ぎても、愛する娘と夫との安定した生活すら捨ててしまう。 その行動はあまりにも自分勝手に映るが、普通では取る事が出来ない その行動を取ってしまう主人公は魅力的に見えるのだろうか。あまりにも無責任で自分勝手でうんざりしてしまった。
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内容(「BOOK」データベースより) 終戦の年に生まれた“わたし”は、九段の花街で育った。家は置屋から芸者を呼ぶ料亭「八重」であり、母は評判の芸者で、祖母がその雇い主をつとめていた。客として訪れた父は母と知り合い、わたしが生まれた。小学二年生のとき、わたしは置屋「鶴ノ家」に住む子...
内容(「BOOK」データベースより) 終戦の年に生まれた“わたし”は、九段の花街で育った。家は置屋から芸者を呼ぶ料亭「八重」であり、母は評判の芸者で、祖母がその雇い主をつとめていた。客として訪れた父は母と知り合い、わたしが生まれた。小学二年生のとき、わたしは置屋「鶴ノ家」に住む子・哲治と出会う。それは、不可思議な運命の糸が織りなす長い物語の始まりだった―。新境地を拓く魂の長編小説。
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