キャラクター小説の作り方 の商品レビュー
ラノベ評論の本といえる。まあそれはいいんだが、中で「木更津キャッツアイ」をレンタルしてもみろというのだが、近所のTUTAYAがなくなったのでどうしようか、と思っている。アマプラは映画しかないし。
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【どんな本?】 キャラクター小説とは今で言う「ライトノベル」のこと。 アニメや漫画のキャラクターを中心とした小説の書き方の考察を筆者なりにまとめている。 【まとめ】 著者は実際に自分で作品を描いている方。 そのため、どんな感じで物語を作るのかを考察している。 物語を作ったこと...
【どんな本?】 キャラクター小説とは今で言う「ライトノベル」のこと。 アニメや漫画のキャラクターを中心とした小説の書き方の考察を筆者なりにまとめている。 【まとめ】 著者は実際に自分で作品を描いている方。 そのため、どんな感じで物語を作るのかを考察している。 物語を作ったことが無い人にとって目からウロコの話が多く、特に「欠けたものが回復する」視点と、「場面」の考え方は、物語を作る上で無くてはならないものだと思う。 『千と千尋の神隠し』など有名な作品を例に、理論を展開している場面も多いため、とっつきやすいと思う。
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神は細部に宿る 細部には主題・テーマを宿す この言葉だけで読む価値があった 世界観の作り方・説得力について学べた
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小説を書いてみたくなったので、本書を手に取った。大塚英志は、他の著書でも似たような内容を展開しているが、才能の無い人でも小説(漫画)らしきものを作れる方法論を研究し、それを紹介している。 設定や場面ごとのカードを整理し、並び替えたりして破綻の無い物語のゴールを切る方法や、昔話や...
小説を書いてみたくなったので、本書を手に取った。大塚英志は、他の著書でも似たような内容を展開しているが、才能の無い人でも小説(漫画)らしきものを作れる方法論を研究し、それを紹介している。 設定や場面ごとのカードを整理し、並び替えたりして破綻の無い物語のゴールを切る方法や、昔話や民話から「構造」をパクって自分の話にする方法など、具体的にどうすれば才能が無くてもお話が作れるかが書いてあり、勇気がわいてきた。 この勇気がわく感覚は何かに似ている、と思って、なんだろうと思い出してみると、それは高校1年生のときに、初めて親に秘密でホームページを作るためHTMLやCSSの本を買い込んで読んだときの、「これなら自分にもできるのではないか」という感覚だった。 ホームページ作りも、小説作りも、どこか小学生の秘密基地づくりと似て、自由の象徴(自分の王国)を工作していく試みであるという辺り、どこか相通ずるところがあるように思う。ぼくはホームページ作りは、連日徹夜したりして大変のめり込んだものだが、こういうのは最終的に泥臭い作業も厭わないなにかリビドーみたいなものがものを言う世界なのだと思う。
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著者の描いた漫画『サイコ』を振り返っている部分は面白くない。 それ以外の「スニーカー小説」を書くために書かれている部分は面白い。
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小説の作り方というよりは、キャラクターとは何か、小説とは何か、ということがテーマであるように感じました。小説に限らず、映画や漫画などストーリーやキャラクターが作品の評価に繋がりやすい時代に、改めてストーリーやキャラクターの役割(存在意義?)を著者は考え直そうとしていると解釈しまし...
小説の作り方というよりは、キャラクターとは何か、小説とは何か、ということがテーマであるように感じました。小説に限らず、映画や漫画などストーリーやキャラクターが作品の評価に繋がりやすい時代に、改めてストーリーやキャラクターの役割(存在意義?)を著者は考え直そうとしていると解釈しました。「ストーリーメーカー」、「キャラクターメーカー」、「物語の体操」など著者の他の本も併せて読むと分かりやすいと思います。というより、僕は上記3冊とこの本を読んでやっと著者の言いたいことが少しだけ分かってきた気がします。
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文字通り、コバルト文庫などのキャラクター小説について記述した一冊。 キャラクター小説というとあたかもオタク向けという感じだが、そうでなく私小説からの連綿とした系譜について丹念に綴っており、勉強になった。
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題名から稚拙な本に見えるかもだけど、この本結構深い。9.11を「まるで映画みたい」と思った人々の、次への物語性へ期待を利用して政治が動いた事を言及するとことか。
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新しく書かれた補講とあとがきのために講談社新書と角川文庫でも持っているのに購入。 そういえば最初に講談社新書で出た当時に大塚さんが『木更津キャッツアイ』褒めてるなあって思ってて、それが後に宇野さんの『ゼロ年代の想像力』でわりと初期の段階で大塚英志が『木更津キャッツアイ』を評価し...
新しく書かれた補講とあとがきのために講談社新書と角川文庫でも持っているのに購入。 そういえば最初に講談社新書で出た当時に大塚さんが『木更津キャッツアイ』褒めてるなあって思ってて、それが後に宇野さんの『ゼロ年代の想像力』でわりと初期の段階で大塚英志が『木更津キャッツアイ』を評価していた数少ない評論家だったと書かれていたなあ、なんてもう何年も前の話だね。
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