食と建築土木 の商品レビュー
宇治の茶農家が柿を干すために組み立てる巨大な柿屋、長崎県西海町の海岸沿いの崖に突き出す棚状の大根櫓など、食べものの生産・加工のために用いられてきた農山漁村の23の建築土木を、多くの写真とともに紹介
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すっごく面白かった。デザイン性が高い本なので、デザインに負けないよう、文章を読むのが大変だったけど、実に興味深い内容がいっぱいだった。 いろんな工夫をして、いろんな工夫をして、日本人は生きているのだなぁと改めて思う。自然や地形を利用し、その土地ならではの仕掛けを創り上げた日本人...
すっごく面白かった。デザイン性が高い本なので、デザインに負けないよう、文章を読むのが大変だったけど、実に興味深い内容がいっぱいだった。 いろんな工夫をして、いろんな工夫をして、日本人は生きているのだなぁと改めて思う。自然や地形を利用し、その土地ならではの仕掛けを創り上げた日本人は、本当にすごいなぁと思う。これが「共存」ってことなのかめしれない。 今すぐに、もう一度読み直そうと思う。
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タイトルに惹かれたのだけど、実は「建築土木」は、表紙のデカいタイトルにはないのに、「しかけ」とルビが振られていた。そう、建築土木、なんていう大掛かりなものではなくて、「櫓」に代表されるような、しかけの本。そして、その「しかけ」が、食文化とともに、風景を作っているのだ、ということが...
タイトルに惹かれたのだけど、実は「建築土木」は、表紙のデカいタイトルにはないのに、「しかけ」とルビが振られていた。そう、建築土木、なんていう大掛かりなものではなくて、「櫓」に代表されるような、しかけの本。そして、その「しかけ」が、食文化とともに、風景を作っているのだ、ということがずっしりとわかるのです。 今建築界ではタバコの乾燥小屋・ベーハ小屋が大ブーム(なのです!)ですが、それもやはり風景をつくっているから。 この本に紹介されている建築土木は、決して旧来のものだけではなく、木造ビニールハウスであったり、鋼管をつかっていたりもするし、その変化にも触れている。近代的に若干変化していても、その地域と食べ物に由来したものであれば、結構魅力的だったりして。愉しい。
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丸干し大根の大根櫓 宮崎市田野町 柿屋 京都府綴喜郡宇治田原町 ウド栽培の小屋 三田市 ゆで干し大根の大根櫓 長崎県西海市西海町 遠州灘の砂防 掛川市 凍み豆腐干し 福島市
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