星になるには早すぎる の商品レビュー
【しくじった女刑事の新しい仕事は――ネゴ屋!】凶悪犯を死なせた責を取り、刑事職を辞めた一ノ木薫。新しく始めた仕事「ネゴ(交渉)屋」稼業で、自らの復活と再生も賭ける!
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ライノベのような装丁ですが、心に傷を負ったヒロインのハードボイルド。女刑事が事件に巻き込まれて警察を辞めて探偵まがいの事務所で交渉人として再出発する連作短編集でした。
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自分のミスで犯人を自殺させてしまった元刑事が次に選んだ仕事は交渉人だった…。 昔、サミュエルLジャクソンが主演した「交渉人」って言う映画があったが、遥かに規模の小さいショボイ事件を扱う交渉人のお話。 おばあさんが家を立ち退かない理由、女優が脱がない理由、ベテラン野球選手が契約更改...
自分のミスで犯人を自殺させてしまった元刑事が次に選んだ仕事は交渉人だった…。 昔、サミュエルLジャクソンが主演した「交渉人」って言う映画があったが、遥かに規模の小さいショボイ事件を扱う交渉人のお話。 おばあさんが家を立ち退かない理由、女優が脱がない理由、ベテラン野球選手が契約更改に応じない理由、とそれぞれ動機付けは面白いんだが解決に至る過程がテキトー過ぎる。読み物としては面白いんだけどリアリティがゼロ。絵空事と思えば楽しめるかも…。 続編?止めた方がいいのでは。
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星になるには早すぎる…いいフレーズだ。玉城のキャラクターが救いようがないのと、依頼内容を工夫すればシリーズ化にも耐えるか…。野球ネタは現実味に欠けてつまらなかった。
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久々に泣きました。主人公の造形もエピソードもベタなのにまんまとやられました。3つの中編が収められ、3番目の最後にタイトルである「星になるには早すぎる」というフレーズが出てきます。これは、一応完結してしまうということなのでしょうが、シリーズ化を熱望します!
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今まで読んだことのない作者、漫画のような表紙イラスト、メルヘンチックなタイトルで、ハードカバーとは言えどう見てもライトノベルを思わせる体裁で、もし本屋で並んでいても決して手に取ることはなかったであろう本でしたが、日経新聞の書評で、「外見から想像できないほど、中身は濃い。素人の交渉...
今まで読んだことのない作者、漫画のような表紙イラスト、メルヘンチックなタイトルで、ハードカバーとは言えどう見てもライトノベルを思わせる体裁で、もし本屋で並んでいても決して手に取ることはなかったであろう本でしたが、日経新聞の書評で、「外見から想像できないほど、中身は濃い。素人の交渉屋を主人公にした連作集だ」とあり、その書評を読んで非常に好みに合いそうだったので、買って読んでみました。 結果としては大当たり。書評通り「濃い内容」で、それぞれの話の冒頭では、およそ達成が不可能に思われる依頼内容や、不可解なシチュエーションなどの「謎」が提示され、それが主人公の行動によって合理的に解決されていく(ただ必ずしも主人公の「推理」によるものではなく、主人公は決して「名探偵」ではないけれど)という、まさにミステリの「王道」。どのキャラクタも立っていて、非常に楽しめました。 ぜひ続編にも期待したいところです。
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