紅茶の基礎知識 の商品レビュー
「紅茶の基礎知識」ではなく、日本の色んなティーハウスの紹介や、紅茶を違った切り口で解説した本で、「基礎知識」というタイトルに当てはまっているようには思わなかったが、読んで大変楽しめる本だった。 お気に入りのマリアージュフレール銀座店が紹介されていたのは嬉しかった。最近、フレーバー...
「紅茶の基礎知識」ではなく、日本の色んなティーハウスの紹介や、紅茶を違った切り口で解説した本で、「基礎知識」というタイトルに当てはまっているようには思わなかったが、読んで大変楽しめる本だった。 お気に入りのマリアージュフレール銀座店が紹介されていたのは嬉しかった。最近、フレーバーティーからは遠のいていたが、マリアージュフレールの、紅茶を「飲んで愉しむ」のではなく、「食の一環として香りを食す」という概念に触れ、またマリアージュフレールに戻ってもいいかなぁと思えるようになった。 紹介されているお店は、都心ではなく郊外のものも多くあり、気軽に行ける場所にあるお店ではないのだが、ティーハウスを開いたオーナーの紅茶への情熱、こだわりが語られており、遠くても是非足を運びたいなぁという気持ちにさせてくれる。
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紅茶の話をテレビで見て、あらためて最新の紅茶情報を仕入れたくなり、本書を開きました。 先日、NHKのEテレで紅茶学の放送がありました。全4回だけでしたがとてもわかり易く、楽しい内容でした。 本書は、同じようにわかり易く楽しく、そして紅茶の新たな魅力も紹介しています。 私は紅茶...
紅茶の話をテレビで見て、あらためて最新の紅茶情報を仕入れたくなり、本書を開きました。 先日、NHKのEテレで紅茶学の放送がありました。全4回だけでしたがとてもわかり易く、楽しい内容でした。 本書は、同じようにわかり易く楽しく、そして紅茶の新たな魅力も紹介しています。 私は紅茶が好きで、ふだんからよく飲んでいます。好きになったのは小学生の頃。なんともいえない良い香りを放つ、一杯の紅茶との出会いがありました。いまでも記憶に残っているほどです。 町の集会所で「紅茶の淹れ方」教室が開かれ、カップを持って集まった子供たちにも飲ませてくれました。その時の一杯がのちのちまで強い印象を残したのです。 ただ残念なことに、その時の味と香りをもう一度感じることができません。思い出の一杯を求めて、あっちこっちの紅茶専門店で飲んだり、茶葉を買って自分で淹れたりするようになりました。こういった本もたくさん読みました。でも、あの一杯の紅茶を再現することは不可能なようです。今はそう思っています。紅茶のことを知れば知るほどそう思えてきました。 マーケットとしては、紅茶はコーヒーの10分の1以下だそうです。私は両方とも好きですから、紅茶市場の規模に少し寂しさを感じてきました。でも、本書で最新の紅茶事情を知ったら、紅茶の魅力がどんどん増してきました。かつての紅茶熱のように、再び気持ちが盛り上がってきました。 そんな私の紅茶の楽しみ方のひとつに、最近あらたに加わったのは、「フレーバードティー」です。 バラの香りのケーキに、バラの花びらが入った紅茶を合わせたら感動的でした。 夏にはマスカットの紅茶をアイスで淹れました。爽やかです。 パンを食べる時は、必ず紅茶を飲みます。口の中がさっぱりします。 昔はノンブレンド(産地別)のものしか飲まなかったのですが、今はいろいろ試すようになりました。 日本人はとかく「〜でなければならない」と固く考え過ぎるきらいがあると思います。紅茶に対してもそうです。ダージリンじゃなきゃ駄目だとか、ダージリンもファーストだ、セカンドだとか。三大紅茶を気分で飲み分けるとか。はたまたアールグレイが一番とか、F&Mやマリアージュ フレールでアフタヌーンティーがいいとか。私自身がそうだったのですが、その垣根を取り払ったら、紅茶の魅力が増してきたのですから、頑なはよくないです。どれもみんないいんですから。 今、気になっているのは「国産紅茶」です。和紅茶とも呼ばれます。ある国産紅茶は、数年前、紅茶の本場英国で、ある食品コンテストの金賞を受賞しています。紅茶も日本茶ももとは同じ茶の木。おいしいお茶を作る茶農家さんだから、おいしい紅茶も作れるのですね。
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