風の如く 水の如く の商品レビュー

安部龍太郎(著者)

2013/12/23

司馬遼太郎の「播磨灘物語」が晩年の如水を描き切れていなかった。本作品の関ヶ原の合戦における家康と三成を相手とした第三極として立ち振舞いは満足させるものであった。

2013/12/05

黒田如水を水とすれば、徳川家康は風。
関ヶ原の戦いの裏で九州平定に黒田如水が動いたという史実を最近知った。

大河ドラマにもなるというので、強く関心を持って、如水を取り上げた作品を読み進めるうちに出会った一冊。

天下分け目の合戦に際し、多くの人がそれぞれの想いを胸に、多種多様な動きをしたが、全てを見通してた男がいた。

またその時歴史を動かした人々の中に、天下の二兵衛と呼ばれた竹中半兵衛、黒田官兵衛の息子達が重要な役割を果たしていたとの事。

なんだか浪漫を感じる。

戦国時代を勝ち抜き260年にも及ぶ江戸時代を築いた家康の凄さを感じてしまった。

2013/11/28

関ヶ原の戦いで東軍・西軍の他に第３局があったとの仮説。確かに戦後の領地分配に偏りがあることは、気になっていたが・・・。