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ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。 の商品レビュー

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17件のお客様レビュー

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2024/03/16

人から、親から言われてじゃなく、自分で考えて自分なりの答えを出すきっかけになればと思う。 分からないから、意味が見出せないから行ってもしょうがない、みんな行ってるから仕方なく、じゃなく。 自分にとって、意味があるとしたら何だろう?って。 もっと単純に、(勉強も含めて)楽しいから、...

人から、親から言われてじゃなく、自分で考えて自分なりの答えを出すきっかけになればと思う。 分からないから、意味が見出せないから行ってもしょうがない、みんな行ってるから仕方なく、じゃなく。 自分にとって、意味があるとしたら何だろう?って。 もっと単純に、(勉強も含めて)楽しいから、って思ってくれれば、それで十分な気もするけど。

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2024/03/02

『ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。マララ・ユスフザイさんの国際演説から考える』 著者 石井光太 ポプラ社 2013年 なぜ学校へ行くのか?現代社会において幾百と問われてきた質問でありながら、おそらくこれもまた数多くの答えがある問いでもある。そんな問題に一つの答えを出した人物がい...

『ぼくたちはなぜ、学校へ行くのか。マララ・ユスフザイさんの国際演説から考える』 著者 石井光太 ポプラ社 2013年 なぜ学校へ行くのか?現代社会において幾百と問われてきた質問でありながら、おそらくこれもまた数多くの答えがある問いでもある。そんな問題に一つの答えを出した人物がいる。マララ・ユスフザイさんである。彼女はパキスタン人である。彼女が生まれたところ、パキスタンのスワートは武装グループに支配されており、女性の教育を禁止している。彼女の演説を本当に申し訳ないが、簡単に要約すると教育で培った言葉により、世界は良い方向へと変えていけると言ったところだ。(やっぱり要約してしまっては、それこそこの演説の持つ言葉の意味は台無しなような気がする) 前半のマララ・ユスフザイさんの演説を受けて、著者の石井光太さんの筆がはじまる。このかたは日頃から世界を飛び回っている作家の方であり、世界のストリートチルドレンや貧困、宗教の問題などを取材してきた人だ。そんな人がこのマララさんの演説を受けて何を思うのだろう。彼はこう書く 人は絶望だけでは生きていけない。無理でも、希望をつくりあげて、前を向いて生きていこうとする ーきっとお金持ちの大人がやってきて、僕を学校へ行かせてくれるはずだ。 ー死んだおとうさんやおかあさんが僕に会いにきてくれるはずだ かなしいけれど、これはこどもたちがつくりあげた「まぼろしの物語」にすぎない 「まぼろしの物語」…かなしい響きだ。しかし、これは日本の子供でも起こっていることであると筆者は書く。いつか、誰かそれは実現しない言葉の常套句であり、それこそまぼろしにすぎない。もちろん、それがプラスに働く時もあるかもしれない。しかし、そんな確率の低いことをいうのは無意味だ。さて、ではどうすればいいんだろう?筆者はつづける。 戦争はいけない、というだけでは戦争は止まらない。 差別はいけない、というだけでは差別はなくならない。 しっかりと自分の考えをつくりあげ、それを人にわかってもらえるようなことばにして伝えなければいけない。 そう、教育で言葉を獲得し、変えていくしかない。いつかのあの勇敢な少女のように。

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2023/12/22

#ぼくたちはなぜ学校へ行くのか #石井光太 #ポプラ社 #読了 日本は年月を経て、誰もが学校に行ける→学校に行かなくちゃいけない→なぜ行かなきゃいけないの?というフェーズになっている気がする。学びの在り方は変化のときにある。学ぶことの意義を伝え続けてくれている石井さんを尊敬します...

#ぼくたちはなぜ学校へ行くのか #石井光太 #ポプラ社 #読了 日本は年月を経て、誰もが学校に行ける→学校に行かなくちゃいけない→なぜ行かなきゃいけないの?というフェーズになっている気がする。学びの在り方は変化のときにある。学ぶことの意義を伝え続けてくれている石井さんを尊敬します。

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2022/06/11

今年の小学校一年生に読んでやりたい絵本50冊 その17 この絵本はドキュメンタリー作家の石井光太氏が作ってくれたもので、前半はマララさんの演説です。 例の “一人のこども 一人の教師 一冊の本 一本のペン それさえあれば、わたしたちはことばをつかうことができるようになり、声を上...

今年の小学校一年生に読んでやりたい絵本50冊 その17 この絵本はドキュメンタリー作家の石井光太氏が作ってくれたもので、前半はマララさんの演説です。 例の “一人のこども 一人の教師 一冊の本 一本のペン それさえあれば、わたしたちはことばをつかうことができるようになり、声を上げて、世界をよりよいものにしていくことができるのです” という有名な演説ですね。 なんのために自分は学校に行くことが必要だと思っているのか、を実に明確に述べています。 そうして後半は石井氏の、自分はなぜ子どもが学校にいくことが必要だと思っているのか……。 それは “自分の考えを作り上げ、それを人にわかってもらえることばにして伝えなければならない そのために必要なのが学校なんじゃないだろうか” ということだということ。 そもそもわたしたちは、子どもに学校に行け、とはいいますが、これまで なんのために! は説明してこなかった。 実に日本人らしく、明確に目的や根拠は述べずに結果だけ伝える……。 もしくは “いい学校に行っていい会社に入れば良い暮らしができ、幸せになれる” という実に薄っぺらな功利的な説明しかしてこなかった……。 これだと、金持ちになれば幸せになれるのか? とか、そんなことはしたくない、といわれると返す言葉がありません。 勉強しなくていいよ、になってしまう。 なぜ日本人が勉強する目的は、金儲けと楽な暮らし、になってしまうのか なぜそこに、勉強するのは楽しいことだから、が来ないのか 優れた人間になるために、 が来ないのか 一生懸命勉強して、他の人より良い成績を取るということは、とりもなおさず、自分だけ幸福になれば良い(うちの子だけ、幸せになればいい)ということです。 なぜそこに みんなを幸せにするために が来ないのか わたしたちは精神的にいまだに貧しい国だと言わざるを得ません。 でも小さい子どもたちは、もうそこから抜け出したように思います。 子どもたちが小学校に入ったときに なんのために学校へ行くのか なんのために勉強するのか を明確に言語化して伝えることは今とても大事なことなんじゃないでしょうか。 一年生には難しいんじゃないの? ではなく、一年生だからこそ、まっすぐ受け取ってくれ、そうか、そのために勉強するんだ! という明確な指針が必要だったんだ、と思うのです。 石井さん! ありがとうございます! 2022/06/16 更新

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2020/01/24

妻が、「子どもに読ませたい」と買ってきた。 素晴らしい本だ。 短くわかりやすい言葉と大きな写真で、世界の子どもたちの厳しい現実を突きつけられる。 前半はマララさんが訴えたこと。 世界では570万の子どもが学校へ行っていない。 学校の価値を考えなおせる本。 全国の小学校に...

妻が、「子どもに読ませたい」と買ってきた。 素晴らしい本だ。 短くわかりやすい言葉と大きな写真で、世界の子どもたちの厳しい現実を突きつけられる。 前半はマララさんが訴えたこと。 世界では570万の子どもが学校へ行っていない。 学校の価値を考えなおせる本。 全国の小学校に読み聞かせに行きたい。

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2018/06/07

小学生をお持ちの方にはぜひ。中学生でも十分に読みごたえはあります。 分類を絵本にしたのは、作品の半分は写真で構成されているから。そこに短めの文章が添えられている感じ。 世界には(もちろん日本にも)貧困に喘ぐ子どもたちがいるということが視覚的にもよく伝わってくる良本であると思い...

小学生をお持ちの方にはぜひ。中学生でも十分に読みごたえはあります。 分類を絵本にしたのは、作品の半分は写真で構成されているから。そこに短めの文章が添えられている感じ。 世界には(もちろん日本にも)貧困に喘ぐ子どもたちがいるということが視覚的にもよく伝わってくる良本であると思います。

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2017/06/16

著者は、世界を変えるには「自分の考えを作り、人にわかってもらえる言葉で、伝えなければならない。そのために学校が必要」というメッセージを送っている。子ども達に学ぶことが何のために必要か、そして、世界で今なお何が起きているか、知ってもらえる本。

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2015/01/24

力強いマララさんのセリフ。 感じた絶望、悲しみを、勇気に、希望に。 鑑です。戒めとして忘れてはならない英雄です。

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2015/01/24

 2部構成になっています。  前半が,マララ・ユスフザイさんの国連演説を石井さんが訳された文章。後半が,石井さんが,マララさんの生き方から「なぜ,学校で学ぶのか」について,ご自分の考えを書かれた文章です。  マララさんは,こののち,ノーベル平和賞を受賞します。  なぜ,マララさん...

 2部構成になっています。  前半が,マララ・ユスフザイさんの国連演説を石井さんが訳された文章。後半が,石井さんが,マララさんの生き方から「なぜ,学校で学ぶのか」について,ご自分の考えを書かれた文章です。  マララさんは,こののち,ノーベル平和賞を受賞します。  なぜ,マララさんは大人から撃たれたのでしょうか? それは,学校へ行って学ぶことが,これまでの大人の社会(常識)をひっくり返す原動力になることを,当の大人たちが知っているからです。学ぶことは,武器にもなるのです。  私たちの日本の社会も,このままでいいわけではありません。なんとなく世間にあわすために学校教育があるような雰囲気がありますが,決してそうではない。子どもたちが社会を形成する独立した人間として生きていく大人になるための基礎を学ぶのが学校という場なのだということを改めて感じました。  著者の石井光太さんは,現実の社会に深く入り込んだルポルタージュを書いています。そんな方の子ども向けの本ですから,刺激があるのに決まっています。

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2014/11/16

「人は絶望だけでは生きていけない。 むりにでも希望をつくりあげて、前を向いて生きていこうとする。」 という言葉が重い。

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