悠木まどかは神かもしれない の商品レビュー
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文章が軽快かつユーモアたっぷりで面白い。 百円チーズバーガーズがマッテルバーガーで情報交換する場面が特に好き。 店員や客との会話があまりにふざけていて何度も読んでしまう。 解説も良かった。 学生時代の「ムダ」な時間がいかに大切かを悠木ジョシが教えてくれた。
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初読みの作家さん。デビュー作らしい。なんか想像したのと違いました。もっと謎解きテイストがあるのかと思いました。まして登場人物が小学生とは思わなかった。謎解きがなくても、もっとラノベっぽいのかというとそうでもなく。個人的には不完全燃焼でした。残念。
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悠木まどかという一見するとどこにでもいそうな憧れの君によって、インテリ養成塾の冴えない三人組が謎と青春に翻弄されていく話。普通の子供のイメージに合わない、一見奇抜な舞台設定の本作だが、その実中身は少年少女の初恋モノという多重構成になっている。勉強が出来るだけという価値観が崩され...
悠木まどかという一見するとどこにでもいそうな憧れの君によって、インテリ養成塾の冴えない三人組が謎と青春に翻弄されていく話。普通の子供のイメージに合わない、一見奇抜な舞台設定の本作だが、その実中身は少年少女の初恋モノという多重構成になっている。勉強が出来るだけという価値観が崩され、普通の少年少女らしい悩みへと話が変容していく様は、確かにこの設定でないと表現できないものだろう。作中の謎があまりにも小さいのは子供故のスケールなので仕方ないだろうが、インテリに対する反知性主義みたいな感覚が若干あるのは頂けなかった。それでもこの奇抜からオーソドックスへと蛹が蝶に羽化するように変わる読み応えは中々のものである。文章は軽妙洒脱に見せかけて、頭でっかちの幼稚さを表していて、非常に完成度が高い。
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中学受験を目指す進学塾へ通う、それぞれ小学校の違う小学生たちの友情の話。進学塾に通うといっても受験に関する悩みや騒動とは離れているところが珍し面白い。自分たちがダサダサのイモイモだと分っている時点で、この先鼻持ちならないエリート意識に凝り固まった人間には成長しないだろうなとある意...
中学受験を目指す進学塾へ通う、それぞれ小学校の違う小学生たちの友情の話。進学塾に通うといっても受験に関する悩みや騒動とは離れているところが珍し面白い。自分たちがダサダサのイモイモだと分っている時点で、この先鼻持ちならないエリート意識に凝り固まった人間には成長しないだろうなとある意味安心。二川キョージュだって自分の早とちりを認めて告白する勇気、大変だったろうな。大変愉快で爽やかなお話でした。
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≪Sealed with A Loving…burger??≫ 主人公の子たちより,マッテルバーガーの人たちのほうが「ズッコケ3人組」. 「ハチャメチャ突き抜け3人組」. 裏表紙の内容紹介にミステリって書いてあったけど,特に「ミステリ」するわけでもなく,謎解きもない. なーん...
≪Sealed with A Loving…burger??≫ 主人公の子たちより,マッテルバーガーの人たちのほうが「ズッコケ3人組」. 「ハチャメチャ突き抜け3人組」. 裏表紙の内容紹介にミステリって書いてあったけど,特に「ミステリ」するわけでもなく,謎解きもない. なーんだって思っちゃった. でも,解説の角田さんが書かれているように,たくさんの「無駄」を経験することって,今思うと貴重だよねぇ. 自分の宝箱に入れてた丸い石とかただのワッシャーだとかおみくじの小吉だとか. 何が無駄だったのかはその時はわからいんだよねぇ. 一瞬一瞬,ひとつひとつが大切だけど,意味なんてなかったんだよねぇ. そして,彼彼女らが下した決意と示した行動は,まさしく王道のストーリーだった.
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爽やかだな。育ちが良くてイイコばかり、汚れた大人はホンワカしたよ。ズッコケ三人組今風?てか、これは児童が読むもんだよな。 今のオトナが幼稚なんじゃね。わしもか。ちょっとこれ選択した自分が恥ずかしいわ。いい話だったよ。でも、青い鳥文庫だろこりゃ。
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タイトル等、ライトノベルっぽさが強いが内容はそうではないと思う。文体までラノベっぽいから終わりまで読まないと分からないが。
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ライトノベルだね、これは。まあそれは置いといても小学生男子の成長物語。なんかこういう大人の真似をしたがる頭のいい小学生ってムカつくんだけど、ふと素に戻る感じは悪くないかな。 悠木まどかは本当に神なんだと思うよ。少なくともこの小学生にとってはね
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最後の最後、解説まで読んでスッキリする。 『悠木まどかは神だと思う』 最近も若者言葉の“神”ではない。生きる喜びを教えてくれるとても小さな“神”である。
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悠木和には〈謎〉があった。小田桐、野田、望月が塾帰りに立ち寄るハンバーガーショップでの話題は、いつも彼女のこと。可愛いえくぼ、颯爽とした振る舞い、抜群の知性、あだ名付けの微妙なセンス、そして〈謎〉。 「事件の匂いがする」――三人の前に市場最低の探偵が現れた! 新潮文庫編集部を騒然...
悠木和には〈謎〉があった。小田桐、野田、望月が塾帰りに立ち寄るハンバーガーショップでの話題は、いつも彼女のこと。可愛いえくぼ、颯爽とした振る舞い、抜群の知性、あだ名付けの微妙なセンス、そして〈謎〉。 「事件の匂いがする」――三人の前に市場最低の探偵が現れた! 新潮文庫編集部を騒然とさせた美少女と三バカトリオにより、青春前夜の胸キュンおバカミステリの大大大傑作。、
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