変わるエジプト、変わらないエジプト の商品レビュー
☆著者の母は日本人 ユーチューブで楽しむエジプト http://www.hakusuisha.co.jp/08325 リンク切れ? ふむ
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雑誌で紹介されていて気になって手に取った本です。 エジプトはおろか、現代アラブ世界についてのエッセイ(本書がエッセイというくくりで合ってるのかわかりませんが)というのを初めて読みました。 あとがき部分で著者自身も言及しているように、エジプト人と日本人のハーフで、エジプト生活も長...
雑誌で紹介されていて気になって手に取った本です。 エジプトはおろか、現代アラブ世界についてのエッセイ(本書がエッセイというくくりで合ってるのかわかりませんが)というのを初めて読みました。 あとがき部分で著者自身も言及しているように、エジプト人と日本人のハーフで、エジプト生活も長かった著者。エジプト、アラブ、そしえイスラムにどっぷりつかっていながらも、それらを客観的に観ることのできた著者だから書けた一冊だなぁと読み終わって改めて思いました。 エジプト人のふだんの暮らしや、メンタリティが親しみやすい文章で書かれていて、とても読みやすいです。また、一連の”アラブの春”のなかで、エジプトに起こったことについても何度も言及されていました。ムルシ大統領が、やると言ったことをやらなかったから追放された、のではなく、やらないと言ったことをやったから追放された、と述べていらしたのがなるほど~ととても納得できました。 日本や欧米の情報源からは適切に知ることのできない、アラブやイスラームの姿を少しだけですが垣間見れてとても面白かったです。いろんな世界について知ることの面白さを改めて教えてくれた一冊でした。
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焼きたてのパンが路上で売られていて、それを買う時の売り子との駆け引きが面白いですねぇ。多様性に富むパンの外見・触感などの描写も素晴らしいです。〜「パンとは生きること」より。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
師岡カリーマ・エルサムニー『変わるエジプト、変わらないエジプト』白水社、読了。11年の政変以来揺れ続けるエジプトについて私たちはどれだけのことを知っているのだろうか。ピラミッド? イスラーム? 最も歴史の長い地域のことを殆ど知らないのではないだろうか。そんな時手に取りたい一冊だ。 http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=08325 日本とエジプトの血を受けた著者が「ふつうの人々のライフスタイルや芸能人、文学、風俗を通じてエジプトという国の真髄に迫ってみよう」とする試みだが、読み手の期待以上にエジプトの実像を伝えてくれる秀逸な一冊。 古い歴史とイスラームの伝統、そして独裁政権の連続。点と点ではみえないエジプトの姿を、著者は慈愛を込め、時には厳しく描き出す。「エジプト文化は花ではない」「ユーモラスで、楽しくて、人間臭い文化」である。 エジプトとは詩歌の国。アラビア語の美しいリズムと韻が庶民の生活に息吹くことを本書で初めて教えられた。タリハール広場で展開するデモ映像では伝えられない「ジョークの闘い」がエジプト人の闘いである。 キリスト教徒とムスリムがデリケートに共存する様子を描く「ハサンの十字架とモルモスの新月」の章は印象的。映画を素材に、現在の複雑な対立構造が一義的なこと、そしてコメディーで対立から融和へ導こうとする人がいること。 本書はエジプト社会の現在を過不足なく等身大の実像として描きだす秀逸な一冊。エジプトに関心のない人にも手にとって欲しい。百以上知る人間が十を丁寧に描く一冊。文章もユーモラスでテンポ良い。新年からいい本読みました。
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2011年の革命から現在に至るまでのエジプトの動きを追ったルポルタージュ。エジプト国内複雑です 詩や歌が多かったので、本にするよりドキュメントムビーにしたほうが良かったんじゃないかな? フランス革命のときと同じように一回の革命でなんでもうまくいくってわけじゃないんだよな〜 ...
2011年の革命から現在に至るまでのエジプトの動きを追ったルポルタージュ。エジプト国内複雑です 詩や歌が多かったので、本にするよりドキュメントムビーにしたほうが良かったんじゃないかな? フランス革命のときと同じように一回の革命でなんでもうまくいくってわけじゃないんだよな〜 著者(師岡カリーマ・エルサムニー)さんがホント美人。慶応いこうかしら
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