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ノボさん の商品レビュー

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41件のお客様レビュー

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2021/05/15

読んでよかった本でした。最後の漱石の正岡子規への文章が沁みました。強力な磁力の人だったことを初めて知った。 21/5/15再読読了

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2014/12/16

前半は史実を元にした小説である。一方、後半は筆者による史実の解説に小説を埋め込む、司馬遼太郎形式となる。勉強になるのは後半だが、子規を感じるのは前半だ。

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2014/09/08

正岡子規の伝記小説。 人望厚く、愛されて育ち、多くの人に囲まれながら、生きて死んだ人。夏目漱石もその一人。ふたりの交友がこれほどに濃いものとは知らなかった。何かを成す者と互いに信じ合う友人たちが、敬意とともに測り合う距離。 新しい世界が生まれる時には、それぞれにふさわしい役を...

正岡子規の伝記小説。 人望厚く、愛されて育ち、多くの人に囲まれながら、生きて死んだ人。夏目漱石もその一人。ふたりの交友がこれほどに濃いものとは知らなかった。何かを成す者と互いに信じ合う友人たちが、敬意とともに測り合う距離。 新しい世界が生まれる時には、それぞれにふさわしい役を全うする人たちがいる。八重も律も虚子も碧梧桐も、そうした。 これほどの人生を生きて、子規は34歳で死んだ。 壮絶な晩年も描かれている。 ずっと耐えて来た母、八重の最後の言葉は重い。

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2014/07/15

 主人公はノボさんである。  ただ、彼の無二の親友としての漱石の姿。これも強く心に残る。  漫画「坊ちゃんの時代」のエピソード0として、漱石と正岡子規の交流を、描いてくれないか。

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2014/07/07

教育学術新聞に書評が載った作品だけど、教育的でも学術的でもない小説です。 子規は本名升(のぼる)からノボさんと愛称されたわけですが、愛称からして今じゃ珍しいと思います。(みんなにマナさんと呼ばれる学さんはまずいないでしょう)。 いろいろ珍しいエピソード満載の「ノボさん」でした。

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2014/05/14

「坂の上の雲」を思い起こしながらも、子規の新たな魅力が次々と掘り起こされ感動の連続だった。まるで対照的な夏目金之助との運命的な出会い!子規と漱石、あの日二人が出会ってくれて本当によかった。伊集院静氏らしい丁寧でわかりやすい筆致で単なる物語としても面白い。ノボさんへの溢れんばかりの...

「坂の上の雲」を思い起こしながらも、子規の新たな魅力が次々と掘り起こされ感動の連続だった。まるで対照的な夏目金之助との運命的な出会い!子規と漱石、あの日二人が出会ってくれて本当によかった。伊集院静氏らしい丁寧でわかりやすい筆致で単なる物語としても面白い。ノボさんへの溢れんばかりの愛情が感じられ、手にとってよかったと心から思える一冊。

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2014/03/24

テレビドラマ「坂の上の雲」にでてきた正岡子規は、すでに病に侵されていた。本書にでてくる正岡子規(ノボさん)は、生き生きと動き、精力的に活動し、夏目漱石他多くの文人、友人と交流している。伝記的小説のなかで、ノボさんの生き様が伝わってきた。

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2014/03/22

子規についてほとんど知らなかった。漱石、秋山好古、柊屋など知った名前や場所が出てくると心が踊る。読みやすく、楽しい。子規は、自由人だったのだろう。それを支えた母の偉さ。自由な生き様とほとばしる才能。漱石との同居。筆者の子規への愛情を感じる本である。

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2014/03/10

自分の名前がノボさんと呼ばれることもあり、あまり内容を気にせずに選んだ本。 それは正岡子規と夏目漱石を中心とした子規の生きてきた事や彼が成したことを史実を元に書かれた半分ドキュメントで脚色された物語だった。 彼が日本文学に影響した幾多のことがこの本を読んで理解でき、子規という人が...

自分の名前がノボさんと呼ばれることもあり、あまり内容を気にせずに選んだ本。 それは正岡子規と夏目漱石を中心とした子規の生きてきた事や彼が成したことを史実を元に書かれた半分ドキュメントで脚色された物語だった。 彼が日本文学に影響した幾多のことがこの本を読んで理解でき、子規という人がどういう人だったかを垣間見ることが出来たような気がした。 もし、健康でその人生をもう少し長く生きていられたら日本の文学史は更に変わっていたのではないかと、あの時代の医学で生きた子規が惜しまれた。 子規に影響された漱石もやはり素敵な人で、この二人の優情が日本の文学史に大きく影響したことがよく分かる。 読み始めたきっかけはいいかげんなものだったかもしれないが(^^;)読んでよかった一冊だった。

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2014/03/01

副題は「小説正岡子規と夏目漱石」とあるけれど、あくまでも主人公は正岡子規。 正直なところ、韻文にはあまり詳しくないので、正岡子規についても一通りのことしか知らないのだけれど、子規のマイペースな中にも多くの人を巻き込んでいく魅力が描かれていると思う。 ただ、ちょっと思い余って言葉足...

副題は「小説正岡子規と夏目漱石」とあるけれど、あくまでも主人公は正岡子規。 正直なところ、韻文にはあまり詳しくないので、正岡子規についても一通りのことしか知らないのだけれど、子規のマイペースな中にも多くの人を巻き込んでいく魅力が描かれていると思う。 ただ、ちょっと思い余って言葉足らずな部分もあるような?伊集院さんが、よっぽど子規のことが好きなためではないかと思う。

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