僕と彼女とカノジョとかのじょ(1) の商品レビュー
ギャルゲヱシリーズ作者のオーバーラップ文庫での新作。筆者自らあとがきで語っているように、金の斧銀の斧ならぬ金のヒロイン銀のヒロインの出落ちもの。強気で口の悪い幼なじみという時代がかったヒロインと、明るく活動的な姉キャラにさり気なくしたたかでインドアな控えめな妹キャラがハーレムを作...
ギャルゲヱシリーズ作者のオーバーラップ文庫での新作。筆者自らあとがきで語っているように、金の斧銀の斧ならぬ金のヒロイン銀のヒロインの出落ちもの。強気で口の悪い幼なじみという時代がかったヒロインと、明るく活動的な姉キャラにさり気なくしたたかでインドアな控えめな妹キャラがハーレムを作り上げる。なんだかんだで最後まで読んだのだから、それなりに楽しかったのだろう。主人公がハーレム展開を望んだのと、それに物語の展開がついていってしまったのが残念。シリーズものだから仕方がないのかもしれないが、黒絵を選んできれいに終わらせて欲しかったな。
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書店の新刊コーナーにて「黒髪ロング女子キター!!!」とテンションが上がり表紙イラストのみで即決購入余裕でしたw イソップ物語の有名な金の斧銀の斧(題名あってたかな?)が題材なところがまず意外性があって良かったです。三者三様で個性も性格も違う女の子達ですが、ヒロインの小野黒恵から分裂した片割れなので黒恵の記憶を断片的に持っているということ。つまりバラされたくない事なんかもバラされたりバラされそうになるやりとりのバタバタ感はいろんな作品でも面白いですね。あっさり数字公言しちゃいましたしw 最初に、ある意味黒恵ちゃんの言葉遣いには驚かされました。近年稀に見る強気な女の子タイプでしたが、読み進めるにつれて「おーおー照れてるね照れてるね!」とまさかのツン要素の部分であったようで、こいつ可愛いなと思えてきました。 幼稚園のレクリエーションの際の記憶が今回のネックでしたが、とても良い形に隠しつつも終わりで明らかになった時はなるほどな〜と感心させられる伏線回収でした。小学校に上がる前に言われた一言を信じて、そのまま続けられるのも想いあってこそできることなんでしょうね…。次巻でデレた黒恵ちゃんに期待大ッ!!
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