北極点をめざした黒人探検家 の商品レビュー
人類初の北極点到達を成し遂げた探検家の一人、マシュー・ヘンソンの伝記絵本です。 黒人であることを理由に、白人社会から手酷く迫害され続けた人生が描かれています。 厳しさが溢れる探検家になるまでの道程とイヌイットの伝承ココヤーを打倒し偉業を成し遂げた瞬間までが素敵な絵で描かれています...
人類初の北極点到達を成し遂げた探検家の一人、マシュー・ヘンソンの伝記絵本です。 黒人であることを理由に、白人社会から手酷く迫害され続けた人生が描かれています。 厳しさが溢れる探検家になるまでの道程とイヌイットの伝承ココヤーを打倒し偉業を成し遂げた瞬間までが素敵な絵で描かれていますが、著者あとがきに記されているその後の相方による裏切りには辛さが満ちています。 最後まで黒人差別に翻弄されるのですが、折れることなく実直に生き抜く力強さを感じられた一冊。
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冒険に取り付かれた黒人少年が、とうとう北極点に到達した話。 サクセス・ストーリーなんだけど、最期の解説で、結局は信頼していた白人に裏切られてしまったことがわかって切なかった。
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1909年ピアリー提督と4人のイヌイットと1人の黒人が北極点に到達した。その黒人マシュー・ヘンソンの北極点到達までを描く。 黒人は奴隷として働かされることがほとんどだった米国で、自分の意思で働き、努力と誠意でピアリー提督の信頼を得、何回もの挑戦の上、ようやく北極点に立てた。 しか...
1909年ピアリー提督と4人のイヌイットと1人の黒人が北極点に到達した。その黒人マシュー・ヘンソンの北極点到達までを描く。 黒人は奴隷として働かされることがほとんどだった米国で、自分の意思で働き、努力と誠意でピアリー提督の信頼を得、何回もの挑戦の上、ようやく北極点に立てた。 しかし、マシューが提督の同行者として社会的に認められたのは、そのずっと後だった。 日本ではあまり知られていない事実。差別問題、人権問題などの意識を啓発する絵本。
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