過去をささやく贈り物 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
私が華麗なるマロリー一族に出会ったのは、偶然のこと。 それは、まるで、アナスタシアと、クリストファーとの出会いのよう。 と言ったら、ちょっと言い過ぎかな。 何年か前、なんとなく、新しい本との出会いを求めて、書店の棚をぶらぶらと眺めていた時に、ふと目を引いたのが、「令嬢レジーナの決断」だった。 私は、読み始めてすぐにレジーナの虜になった。 そこから、私の「マロリー一族」と、「ヒストリカルロマンス」の歴史が始まる。 そんなレジーナの大ファンの私にとって、この本は、ちょっと物足りなかった。 レジーナと、ニコラスの存在感が、ちょっと薄かったから。 まぁ、そんなことは瑣末なことなんだけれども。 この本では、レジーナや、アンソニー、エミリー、ジェレミーといった、マロリー一族の中でも珍しい、黒髪・青い瞳の持ち主たちのルーツが明かされる。 ロマンチックなクリスマスの贈り物。
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