老人漂流社会 の商品レビュー
ことばがありません 安心して歳を重ねられる制度や施設を作ってください。 本当にそう思う。 それがあったら日々が充実したものになるのだろうか。 家族から離れてしまった個人、親族集団から離れてしまった家族、地域から離れてしまった親族集団、私たちが選んだライフスタイルが漂流する自分...
ことばがありません 安心して歳を重ねられる制度や施設を作ってください。 本当にそう思う。 それがあったら日々が充実したものになるのだろうか。 家族から離れてしまった個人、親族集団から離れてしまった家族、地域から離れてしまった親族集団、私たちが選んだライフスタイルが漂流する自分を作ってしまうのか。 密な地域共同体の中で生きていけば、漂流することはなくなるのか。幸せに生きていけるのか。 いろいろな答えの出ない問いを考え続けています。 ただ、安心して歳を重ねられる制度や施設があれば、こんな過酷な状況に身をおかずにすむことは確かだろう。 安心して歳を重ねられる制度や施設を作ってください。 本当にそう思う。
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この本は是非皆さん読んでみてください。 高齢者が日本の個人資産のほとんどを持っていると言われていますが、 その高齢者の中の20%が貧困層であり、 60%も先々の見通しが暗い。 実は悠々自適の生活ができているのは全体のたったの20%だけ。。 この現実を重く考え、 今行うべきことを再...
この本は是非皆さん読んでみてください。 高齢者が日本の個人資産のほとんどを持っていると言われていますが、 その高齢者の中の20%が貧困層であり、 60%も先々の見通しが暗い。 実は悠々自適の生活ができているのは全体のたったの20%だけ。。 この現実を重く考え、 今行うべきことを再度それぞれが考える必要があると思いますね。
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NHKスペシャルで放映された「老人漂流社会」のスタッフが、映像で伝えきれなかった部分を含めて書籍にしたもの。仕事での話材にならないかと軽い気持ちで手にとったのだが、自分の親のこと、自分が死んだ後の妻のこと、そして自分のこと、直接自分に関わることになるかもしれないという当事者意識が...
NHKスペシャルで放映された「老人漂流社会」のスタッフが、映像で伝えきれなかった部分を含めて書籍にしたもの。仕事での話材にならないかと軽い気持ちで手にとったのだが、自分の親のこと、自分が死んだ後の妻のこと、そして自分のこと、直接自分に関わることになるかもしれないという当事者意識がページをめくるたびにわいてきた。 高齢者が終の棲家を見つけることの難しさ、それは、独り身になり、そして介護が必要になったり、病気をしたりした時に、受けてくれる受け皿施設が圧倒的に不足しているということ。生活保護を受けざるをえない高齢者の方々を中心に取材されているが、これはお金の問題ではないような気がする。お金をよほど積めばどこか施設があるのかもしれないが、一般的な人間は最後は、誰でもこのような「漂流」をせざるをえないかもしれないという不安を感じざるをえなかった。 家族が親の面倒を見なくなった。というよりも見れなくなった。このことに対して本来は社会全体で扶養していく必要があるのだが、そこにはあまりに負担が大きすぎて、誰も関わろうとしない、そういう日本社会の病巣があるような気がする。 政治はこのことに対する解は複雑すぎて大変な割には票につながらない、企業は、こんなお金にならないところには投資できない、家族は自分の生活があり、面倒みきれず見て見ぬふりをする。そして、今現実の病気・要介護の高齢者が、何も声をあげれず漂流させられ、その周囲の関係者は、彼らを「漂流」させないと仕事にならない、そういう状況にあるのだと思う。誰もが高齢者になり、最期は大半の人が何らかの介護が必要になり死んでいく。でもその最期の悲惨さは、そこに来るまで誰も見たがらないのだろう・・正直僕も含めて・・。
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