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まどみちお の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2024/05/03

まど・みちおさんは特にお気に入りの作家さんです。せんねんまんねんがお気に入りで食物連鎖ってこんな感じなんだと分かりました。 また、まど・みちおさんの詩を読みたいです。

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2022/07/17

まどみちおの詩が大好きになりました。普段考えることのない視点をたくさんくれて面白かった。鼻くその視点にたった詩が特にインパクトあります!今後も、まどみちおの作品にたくさん触れていきたい。

Posted byブクログ

2020/08/01

理屈は後から考えたもの。 すべては物事が先にある。 さてそれを、「理屈は後から考えたらいいのだ」と読み替えていいものか。 それもまた違う気がするな。 まどさんの語っているのは理屈なのだろうか。 それとも物事そのものなのだろうか。 理屈か何かはわからないけど、想いであることは確かか...

理屈は後から考えたもの。 すべては物事が先にある。 さてそれを、「理屈は後から考えたらいいのだ」と読み替えていいものか。 それもまた違う気がするな。 まどさんの語っているのは理屈なのだろうか。 それとも物事そのものなのだろうか。 理屈か何かはわからないけど、想いであることは確かか。

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2016/02/16

生き物にとって、一番の関心事とは何だろう? 生死の事? 森羅万象の事? それとも愛とか? あ、自分の事かな? そうそう、 生き方も大事だし、 生きるを支える食だって…。 でも、『関心事』と限定してしまえば、 やはり毎秒更新される新しい世の情報、って事になるのかな。 何らかの変...

生き物にとって、一番の関心事とは何だろう? 生死の事? 森羅万象の事? それとも愛とか? あ、自分の事かな? そうそう、 生き方も大事だし、 生きるを支える食だって…。 でも、『関心事』と限定してしまえば、 やはり毎秒更新される新しい世の情報、って事になるのかな。 何らかの変化。 新しいワクワクする何か。 誰かが発信してくれる(古い今)を捨てられるきっかけ。 何気なく開いたまどさんの詩集を開いて (ふふ。)と、可笑しくなってしまった。 太陽、 月、 星、 そして 雨、 虹、 やまびこ ああ、いちばんふるいものばかりが どうしていつもこんなに いちばんあたらしいのだろう どうしたって敵わないでしょう。 空の新しさには、 虹の新しさには。 まどさんの心は 一生懸命知ろうとしなくても 毎朝、毎夕、更新されて まっさらな気持で過ごされていたのだろうなぁ。

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2014/12/11

 100歳を越えても詩を書き続けた詩人が亡くなったことは知っていた。本屋さんで「まど・みちお」というひらがなが目に飛び込んできて、子供向けの本だったけど買った。  童謡の作詞家と思っていたが、やさしい言葉たちの向こうには、深い世界が広がっていて驚く。「もの」をじっと見ていると、逆...

 100歳を越えても詩を書き続けた詩人が亡くなったことは知っていた。本屋さんで「まど・みちお」というひらがなが目に飛び込んできて、子供向けの本だったけど買った。  童謡の作詞家と思っていたが、やさしい言葉たちの向こうには、深い世界が広がっていて驚く。「もの」をじっと見ていると、逆に自分が「もの」から見られているような気がする瞬間がある。「もの」と自分がひとつになって、詩が生まれる。わかりやすい言葉に誘われて入っていくと、時間や存在について思いを巡らしている自分に気がつく。みっつの詩が印象に残った。    うたを うたうとき  うたを うたう とき  わたしは からだを ぬぎます     からだを ぬいで  こころ ひとつに なります  こころ ひとつに なって  かるがる とんでいくのです    うたが いきたい ところへ  うたよりも はやく  そして  あとから たどりつく うたを  やさしく むかえてあげるのです  リンゴ     リンゴを ひとつ   ここに おくと   リンゴの   この 大きさは   この リンゴだけで   いっぱいだ   リンゴが ひとつ   ここに ある   ほかには   なんにも ない   ああ ここで   あることと   ないことが    まぶしいように   ぴったりだ  けしゴム   自分が 書きちがえたのでもないが   いそいそと けす     自分が書いた ウソでもないが   いそいそと けす   自分がよごした よごれでもないが   いそいそと けす   そして けすたびに   けっきょく 自分がちびていって   きえて なくなってしまう   いそいそと いそいそと     正しいと 思ったことだけを   ほんとうと 思ったことだけを   美しいと 思ったことだけを   自分のかわりのように のこしておいて  いずれの詩も、最終連の余韻がいつまでも残る。  心の中を流れている時間の謎・・・  空間を占めている物質という存在の不思議・・・  真善美の正体は消しゴムだけが知っている・・・  「私は世界をしっかり感じながら生きているのだろうか」と、考えさせられてしまった。

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