路地裏のあやかしたち(2) の商品レビュー
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シリーズ2作目。 今作は少し雰囲気が変わって、割と日常的な出来事が描かれていました。 新しく”鎌鼬””座敷童””ぬらりひょん”が登場しますが、座敷童のお話が特に良かったです。 新しいキャラが増えたのは嬉しい反面、個人的には1作目の方が好みです。 というのも表具師として仕事の描かれ方が減ってしまっているから。 今作も面白かったんですけれど。 表具のあれこれや環さんにしか出来ない裏の仕事の部分がこのシリーズの一番の魅力だと感じているので、次作ではまたそういった部分をしっかり描いてくれたら嬉しいです。
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ひょんなことから、路地裏にある加納表具店に出入りすることになった高校生の洸之介。 加納表具店の店主は、着物姿のよく似合う環という美しい女性だ。しかし、実はこの環、何百年も生きている大妖怪で、彼女の店は現代に生きる妖怪たちのたまり場でもあった。 2013年12月11日読了。 愛す...
ひょんなことから、路地裏にある加納表具店に出入りすることになった高校生の洸之介。 加納表具店の店主は、着物姿のよく似合う環という美しい女性だ。しかし、実はこの環、何百年も生きている大妖怪で、彼女の店は現代に生きる妖怪たちのたまり場でもあった。 2013年12月11日読了。 愛すべき妖怪たちが帰ってきました。それも、パワーアップして! なんというか、下手な人間よりも人間らしさのある妖怪たちが巻き起こす珍騒動にクスクスっとなってしまいます。 あとがきによると、もう少し続編が出る様子。きっと洸之介の身の振り方が決まるまで、になるんだろうなぁ。続きが早く読みたいです。
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二冊目ということで、前回は登場人物たちの紹介メインの話だったので、そこから少し展開している。 新しい妖怪の杏やシンさん、双葉といったキャラもなかなかいい味出していると思う。けど、私の今回一番は後藤君だ! 恋する女の子がかわいくてしょうもなかったよ。もうそれまでの杏や双葉がかすむぐらいに読みながら心の中で叫んでしまった。かわいかった。むっちゃかわいかった。 とはいえ彼女もシンさんの引き立て役ではあったのだけど、そうだとしてもきゅんきゅんしたわ。 それと今回は兵助のお話も。結構早い段階で予測はしていたのだけど、相手が誰かまではわからなかったよ。てか、出てくるとは思っていなかった。でも今回はなんか全体的に幸せムードも多くて楽しかった。 前回の終わりはさみしくて苦しかったからその点は嬉しいよね。もう少し続くということで、次は洸之介の話になるのだろう。将来を考え始めた彼がどんな結論を導き出すのか気になることろである。
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