生活保護VS子どもの貧困 の商品レビュー
商店街に居場所をつくる 風のすみか農場 地域就労創出モデル 山梨 タダゼミ 子どもの貧困問題について調べていくと、勉強を教えるという支援方法が貧困の予防に効果が高い
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主に生活保護のシステムについての論。 適正化モデルと人権モデルという2つの視点から生活保護のシステムの揺れ動きについて述べている。 日本の貧困状況についても詳しく述べられている。 子どもの貧困対策が、将来的な生活保護人口を減らす効果があることについても述べている。 ただ、タイトル...
主に生活保護のシステムについての論。 適正化モデルと人権モデルという2つの視点から生活保護のシステムの揺れ動きについて述べている。 日本の貧困状況についても詳しく述べられている。 子どもの貧困対策が、将来的な生活保護人口を減らす効果があることについても述べている。 ただ、タイトルにあるほど多く子どもの貧困について述べているわけではない。うしろの方にほんのちょびっと載っているだけ。 Facebookで誰かが読んでいて、興味があったので札幌市の図書館で借りた本。
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行政の現場で生活保護に携わる傍らで、ボランティアで「生活保護110番」を運営した著者による読み応えのある内容だった。 生活保護をめぐる「適正化モデル」と「人権モデル」のそれぞれの主張、世論の流れを当時のニュースを交えながら、記されている。双方の主張は、どちらも理も非もあるものでは...
行政の現場で生活保護に携わる傍らで、ボランティアで「生活保護110番」を運営した著者による読み応えのある内容だった。 生活保護をめぐる「適正化モデル」と「人権モデル」のそれぞれの主張、世論の流れを当時のニュースを交えながら、記されている。双方の主張は、どちらも理も非もあるものではあり、著者は、双方を組み合わせて「統合モデル」を主張している。今後の生活保護の運用にあたっては、必要な人にとって、生活保護を受けやすくするとともに、生活保護から脱しやすくするという理念をしっかりと追求してほしいと思った。また、日本でのこどもの貧困が叫ばれて久しいが、貧困の連鎖が生み出されている状況をいかに解決するか、多様な主体が取り組みを進めなければいけない。また、本書の最後に、「厚生労働省の体制を充実させよ」という提言があることが素晴らしいと思った。世間一般では、公務員の無駄削減、人減らしが正義のように語られがちだが、生活保護という社会保障の根幹といえる制度の企画・運営がわずか数人でできるわけがない。必要な体制の強化に予算をかけることを惜しむべきではない。
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人権モデルと適正化モデルの対比,著者自身のケースワーカーとしての経験から,日本の生活保護の現状を変えていくためにどうすればいいのかの議論が展開されていたと思う。現実を冷静に見つめた上で徐々に現状を改善していくにはどうすればいいかという著者の姿勢に共感した。 あと,「出口」という表...
人権モデルと適正化モデルの対比,著者自身のケースワーカーとしての経験から,日本の生活保護の現状を変えていくためにどうすればいいのかの議論が展開されていたと思う。現実を冷静に見つめた上で徐々に現状を改善していくにはどうすればいいかという著者の姿勢に共感した。 あと,「出口」という表現があったが,生活保護受給者に高齢者世帯や傷病・障害者世帯が多い中で「出口」をどのように考えたらよいのかなと思った。今後,考えていきたい。
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期待した内容とは異なっていたが、生活保護の現状に関する多くの情報を知ることができた。欲を言えばもう少し子供の貧困にフォーカスを当てて欲しかった。 キッズドアのタダゼミなどの活動に従事されている方には本当に頭が下がる思いだ。何か力になれることがないか探してみようと思った。
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生活保護情勢に一石を投じる意見書。 人権モデルと適正化モデルのどちらの意見もよくわかるけど、それをさらに一歩進めていかないと、せめぎあっているうちにどんどん貧困がせめてくるというのが分かり、怖くなる。 生活保護費の増大に歯止めをかけていくことが、なぜ必要なのか、考えさせられる。結...
生活保護情勢に一石を投じる意見書。 人権モデルと適正化モデルのどちらの意見もよくわかるけど、それをさらに一歩進めていかないと、せめぎあっているうちにどんどん貧困がせめてくるというのが分かり、怖くなる。 生活保護費の増大に歯止めをかけていくことが、なぜ必要なのか、考えさせられる。結局は社会的な損失なんだろうけど、打ち切ったら余計ひどいことになるんですね。 筆者も語っている通り、頑張っても無駄なら頑張らないとは、生活保護受給者だけでなく、その家庭の子どもにも波及していきそうで、その連鎖をいかに絶ちきるのか。そうするために自分になにができるか。よーく考えてみたい。
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生活保護制度を人権モデル(日弁連)と適正化モデル(財務省)の双方の視点から捉え、時代の中でどのように制度が揺れ動いてきたのか? またその争点等、理解が深まる一冊。 子供の貧困対策法や自立支援法など最新の状況も丁寧に解説。 良書だと思う。
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自己責任的適正化モデルと生きる権利を主眼に置く人権モデルという両論併記での分析を通し、それらの統合モデルを提示して、解決の具体策も論じている。 そして、子供の貧困という視点で制度を読み解き、社会保障は「コスト」でなく、「投資」であるという視点も参考になる。
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