林修の「今読みたい」日本文学講座 の商品レビュー
ずっと読みたいとは思っていたけどなかなか手が出せなかった日本文学。 一冊にまとまっていて文豪達の色の違いを比べやすくてとても良かった。 難しい言葉には解説があるため、聞き馴染みのない古い言葉でもスルスル読める。 私はこの作品の中なら中島敦・志賀直哉・横光利一・太宰治が好き。夏目...
ずっと読みたいとは思っていたけどなかなか手が出せなかった日本文学。 一冊にまとまっていて文豪達の色の違いを比べやすくてとても良かった。 難しい言葉には解説があるため、聞き馴染みのない古い言葉でもスルスル読める。 私はこの作品の中なら中島敦・志賀直哉・横光利一・太宰治が好き。夏目漱石の夢十夜はページ数の問題なのか一部しか載っていないため、まだ読んでいない。これだけは他で小説を手に入れて全て読んでから解説を読みたいと思う。 林修先生の解釈は、私とは違った解釈もあって面白かった。 強いて言うなら、なんでもかんでも作中の登場人物と著者(文豪)をリンクさせすぎた解釈ばかりで個人的にはしっくりこないところもある。 全体を通しては、他の作品も読んでみたくなるような素晴らしい本だった。 私のような日本文学にわかにオススメの一冊。
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梶井基次郎「檸檬」、中島敦「山月記」など現代文の教科書では扱ったが個人的に?マークが浮かんだまま終わった作品の読み方が分かり、よかった。しかし、ここに書いてあるのはあくまで林修流の読み方。これを基盤に何度も読み直して自分の読み方ができるようになれば読書がすごく楽しくなるだろうと思...
梶井基次郎「檸檬」、中島敦「山月記」など現代文の教科書では扱ったが個人的に?マークが浮かんだまま終わった作品の読み方が分かり、よかった。しかし、ここに書いてあるのはあくまで林修流の読み方。これを基盤に何度も読み直して自分の読み方ができるようになれば読書がすごく楽しくなるだろうと思わせてくれた。また、何か自分の中に無い価値観のものに触れようとしたときにはそれを大まかに理解させてくれる入門書のようなものは必要だなと改めて認識した。 【2016.07.04】
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ほとんど読んだことのある話だったからなのか、途中何度も単語の右肩に現れる*(注釈マーク。解説は真下にあり)が気になってつい下を見てしまうため、リズムが中断されて慣れるまで少々イラッとしました。でもその注釈が必要な中高生や純文学をほとんど読まない方には入門としてとてもいいと思います...
ほとんど読んだことのある話だったからなのか、途中何度も単語の右肩に現れる*(注釈マーク。解説は真下にあり)が気になってつい下を見てしまうため、リズムが中断されて慣れるまで少々イラッとしました。でもその注釈が必要な中高生や純文学をほとんど読まない方には入門としてとてもいいと思います。林先生がどう読んだかという解説はとてもわかりやすく、自分の解釈と違っているものもありとても楽しかったです。私自身改めてこれだけのものを読むことはなかなかできないのでこれはとてもよい再読の機会となりました。
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高校時代は全く良く分からなかった文学。けど今読むと、明治の生活、価値観、国の状況、作者の考えを謎解いていく感じがしてとても面白いです。この本の場合その謎解き合いを林修先生と出来る。 もっと友人とも、何かしら読んで感想をディスカッションする流れが出来たらなあと思います。
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多くの日本の短編が収められていて面白かった。豪華なメンバーで短編ばかりなので読み比べしやすかった。個人的には宮沢賢治、志賀直哉の雰囲気が良かった。いろいろな文体や雰囲気、作りがあり楽しめた。林先生のコメントはというと、基本的な解説のさわりみたいなので、喰い足りなさは残るものの、日...
多くの日本の短編が収められていて面白かった。豪華なメンバーで短編ばかりなので読み比べしやすかった。個人的には宮沢賢治、志賀直哉の雰囲気が良かった。いろいろな文体や雰囲気、作りがあり楽しめた。林先生のコメントはというと、基本的な解説のさわりみたいなので、喰い足りなさは残るものの、日本文学へのそそのかしとしては、考える余白を残す解説のように思った。日本の小説への入り口にいいと思う。とても読みやすい印刷で、用語の解説も下段にあったりして親切。
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文学の入門書として有名作家の有名作品が中心だが、漱石で夢十夜、龍之介で猿蟹合戦をチョイスするあたり、一筋縄ではいかない林先生のセンスを感じた。また、作品の後に林先生のちょっとした解説があるが、本当に文学作品への愛情が感じられる解説だった。また、太宰作品の深読みもおもしろかった。
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読むのは現代文学ばかりで古典はほとんど知らないから知りたいなぁと思ったところに見つけた本。 読んだことがあったのは注文の多い料理店、山月記と走れメロスだけ。初めて読む作家さんの作品もあって新しい出会いがうれしかった。 林先生の解説は解説というより自分はこう思うという感想を読んでい...
読むのは現代文学ばかりで古典はほとんど知らないから知りたいなぁと思ったところに見つけた本。 読んだことがあったのは注文の多い料理店、山月記と走れメロスだけ。初めて読む作家さんの作品もあって新しい出会いがうれしかった。 林先生の解説は解説というより自分はこう思うという感想を読んでいるようで同じ本について語り合っているように感じて楽しかった。
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林先生おすすめの、日本文学史にその名を残す作家たちの不朽の名作短編集が収録されている。学生時代に読んだものもあれば、実はこれがお初というものもあって、バラエティに富んだ楽しい読書時間を過ごすことができた。 学生時代に読んだものも、当時とは違う感想を持つことが多く、自分の中の新しい...
林先生おすすめの、日本文学史にその名を残す作家たちの不朽の名作短編集が収録されている。学生時代に読んだものもあれば、実はこれがお初というものもあって、バラエティに富んだ楽しい読書時間を過ごすことができた。 学生時代に読んだものも、当時とは違う感想を持つことが多く、自分の中の新しい発見に嬉しかったり、とまどったりもした。さらに、今の私が感じたことや解釈が、林先生の解説と同じだったり、似ていることが多かったこともちょっと驚きだった。特に最後の太宰についての見解は、ほぼほぼどんぴしゃだったので、ちょっと嬉しかった。やっぱり同世代だからかな…?
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名作も色々な捉え方があると再認識。これを人に押しつけるのではなく、その違いを尊重してる人になりたい。
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塾講師のくせにチャラチャラしやがって!…などといつもの私ならば僻み根性丸出しでバッシングする筈なのだが何故か林先生だけは好きなのである(苦笑) で、手に取った本書なのだが残念ながらちょっと先生のターゲットからは外れてしまったようで読むには読んだが今ひとつの印象だったかな。 もち...
塾講師のくせにチャラチャラしやがって!…などといつもの私ならば僻み根性丸出しでバッシングする筈なのだが何故か林先生だけは好きなのである(苦笑) で、手に取った本書なのだが残念ながらちょっと先生のターゲットからは外れてしまったようで読むには読んだが今ひとつの印象だったかな。 もちろん悪いということではなく学生諸君には間違いなくオススメ出来る内容なのだが不惑の年齢となって今さら太宰や梶井基次郎を「すごいや!」などと心酔していてはアホちゃうかと言われかねないではないか(さらに苦笑) そんなこんなで若さ故の惑いをしみじみと回顧したのでありました。
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