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ゆうれいなんか見えない!(7) の商品レビュー

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2013/11/28
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鞍馬蒼月との決戦。 いつまでたってもウジウジ悩んでいるだけで何も決断できず、何も行動しない敦志に幻滅。 こいつ、何の打開策もなしにあれも嫌だこれも嫌だと駄々をこねているだけのガキにしか見えないんだが・・。 主人公の葛藤という意味ではそれもありだけど、いくらなんでも引っ張りすぎ。読ませ方がまだるっこしい。せっかくのクライマックスなのに。 この手の、頭の悪い熱血主人公ってのは理屈を蹴っ飛ばして行動で難局を突破するもんなんだよ。それが気持ち良いお話ってヤツさ。 頭も悪い。決断力も行動力もない。薄っぺらい正義に拘泥し、何も決められずにずるずると状況に流され、頭の中では駄々をこねているだけ。最悪である。 ていうか登場人物たちは「もうどうにもならない無理だ駄目だ諦めるしかない」と延々ウダウダやってるわけだけど、読者は突っ込みたくてしょうがないわけよ。「ヤマタノオロチ倒せばいいだけだろ」と。 で、結局、黄泉路まで行ってヤマタノオロチを倒すわけなんだから、ホントもういったい何をやっているのやら。 この最終巻で、これまで張られた伏線や、棚上げされていた問題などが全て解消されるわけだけど、その構成がかなりひどい。 一言で言ってしまえば、風呂敷のたたみ方が下手。 このシリーズ、その場その場の乗りやコメディ要素はわりと楽しかったんだけど、全体的な構成という意味ではかなーりお粗末と言わざるを得ない。 ギリギリで★2にしておきたかったけど、全体的な流れや終わり方を考えるに、★1にするしかないなぁ。残念な終わり方の典型だった。 なんかこの巻だけ誤字脱字が異様に多いし。別のシリーズを始めた作者がやる気を失ったか、編集が変わったか、出版社と揉めたか、なんかあったのかねぇ。 もう、読み返すこともないだろうなぁ。

Posted byブクログ