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はじめてのマルクス の商品レビュー

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11件のお客様レビュー

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2021/12/25

読みにくい。沢山の人名が出てくるが、それが誰でその人が何故引用されているのか分からない私にはチンプンカンプン。 なんとなくお互いがマウント取り合っているバトル的なやり取りにも思えて、書物としての価値は低い様に感じてしまう。

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2020/01/03

元外務省の佐藤と、佐藤が高校生の頃に勉強会で教わったという埼玉大学鎌倉教授の対談。鎌倉は1934年生まれ。 佐藤の前書きは、いまこそ高まる『資本論』の重要性。1から7章のタイトルは、資本主義は命を奪う、まやかしの金融工学、価値は労働から生まれる、新自由主義者は頭が悪い、ソ連はな...

元外務省の佐藤と、佐藤が高校生の頃に勉強会で教わったという埼玉大学鎌倉教授の対談。鎌倉は1934年生まれ。 佐藤の前書きは、いまこそ高まる『資本論』の重要性。1から7章のタイトルは、資本主義は命を奪う、まやかしの金融工学、価値は労働から生まれる、新自由主義者は頭が悪い、ソ連はなぜ崩壊したのか、マルクス経済学の重要性、『資本論』をどうよむか。 鎌倉のあとがきは、資本の支配を終わらせるために。 金融工学というのがまやかしだという点には、理屈はわからないなりに、直感的に同感だ。あとがきで対談の過不足を振り返っているのが面白い。 それにしても、やはり資本論はむつかしそうだ、興味はあるが、自分には時間とらないほうが良いかも。

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2019/12/07

佐藤優氏とその恩師の鎌倉氏の対談。 正直分からない。社青同やら、その時代の活動家だったのであれば分かるかもしれないが、初読者には分からない話ばかりだった。 佐藤氏の思想が匂ってきて、正直きつい。

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2018/11/23

マルクス主義に関する対談 「資本論」の読み方や書かれた背景などの詳説 資本主義の限界、また労働力の商品化をいかに避けるか 『労働力を商品として他人(資本家)に売るーーそれは自分の労働力を自分で使わない(使えない)で他人に使われる、他人の指示に従って労働しなければならない、つまり他...

マルクス主義に関する対談 「資本論」の読み方や書かれた背景などの詳説 資本主義の限界、また労働力の商品化をいかに避けるか 『労働力を商品として他人(資本家)に売るーーそれは自分の労働力を自分で使わない(使えない)で他人に使われる、他人の指示に従って労働しなければならない、つまり他人に支配されるということである。[中略]それは労働者が自分の労働力を使うのに必要な生産手段(土地、原材料、機械設備等)を持っていない、奪われているからである。』(あとがきより)

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2017/11/09

佐藤優は、金日成や黒田寛一まで読んでいる。 ほかにも、多数、本を読んでいる。 とにかくすごい人物である。 鎌倉孝夫は、その佐藤優が高校時代に資本論を教えた先生である。 あまりにも、両人のハイレベルな対談に私は、ついていけませんでした。 最後のほうの新左翼の歴史のような部分は、貴重...

佐藤優は、金日成や黒田寛一まで読んでいる。 ほかにも、多数、本を読んでいる。 とにかくすごい人物である。 鎌倉孝夫は、その佐藤優が高校時代に資本論を教えた先生である。 あまりにも、両人のハイレベルな対談に私は、ついていけませんでした。 最後のほうの新左翼の歴史のような部分は、貴重な話ではないか。

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2017/06/12

「資本論」読了者向け対談集。資本論の読み方には 納得した。株式=擬制資本の話は 当然だと思うが、何か新しい論点になるのだろうか 「資本論」の読み方 資本論を イデオロギーではなく、論理として読む。「資本主義を解明するため」「いま 自分が置かれている場所を客観的に認識するため」 ...

「資本論」読了者向け対談集。資本論の読み方には 納得した。株式=擬制資本の話は 当然だと思うが、何か新しい論点になるのだろうか 「資本論」の読み方 資本論を イデオロギーではなく、論理として読む。「資本主義を解明するため」「いま 自分が置かれている場所を客観的に認識するため」 国家を資本論から どう読み解くか。 国家の問題と人間の社会の問題を分ける。 資本の本質は 利潤追求、弱肉強食、利己であり、労働者の命を軽視した労働力の商品化 労働力の商品化から脱するには 労働者の自主的な生産活動が必要 株式は 資本もどき(擬制資本)

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2016/06/05

『はじめてのマルクス』 というタイトルですが、だまされてはいけません。超入門の類ではありません。対談本なので一見読みやすそうに感じますが、かなり高度で深い内容になっています。 マルクス経済学(マルクス主義経済学ではない)関して一定の知識がないと、読んでもチンプンカンプンでしょう。...

『はじめてのマルクス』 というタイトルですが、だまされてはいけません。超入門の類ではありません。対談本なので一見読みやすそうに感じますが、かなり高度で深い内容になっています。 マルクス経済学(マルクス主義経済学ではない)関して一定の知識がないと、読んでもチンプンカンプンでしょう。 ただ、ちゃんとした入門書的なものを1~2冊読んでこけば、8割は理解できると思います。マルクスというか『資本論』をどう読むのか、いまなぜ必要なのか、いまの時代にどう生かすのか、多大なヒントをもらえるはずです。

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2015/03/20

深い知識を持つ二人のマルクスというか経済の対談。下の用語も含めて難解。親切に鎌倉氏があとがきでここに注意して読めと書いてくれてるから、先にそちらを読んだ方が良いかも。 宇野弘蔵氏の著作を読んだ前提でないと話が分からない気がする。

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2014/02/19

「はじめての」と書いてはいるが,上級者向けでは?と思うほどのむずかしさでした。おっしゃっていることはなんとなく分かるのだが,いざ説明しろと言われればできない。理解力のなさを痛感させられました。

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2014/03/28

佐藤優さんは高校生のころ社青同(日本社会主義青年同盟)に傾倒し、労働大学の夜間講座に通っていたらしい。そのとき、経済学を担当したのが本書の対談相手の鎌倉孝夫さんだ。現在は東日本国際大学の学長を務めている。(東日本国際大学は、福島県いわき市に所在とのこと) この本を読むとわかるが...

佐藤優さんは高校生のころ社青同(日本社会主義青年同盟)に傾倒し、労働大学の夜間講座に通っていたらしい。そのとき、経済学を担当したのが本書の対談相手の鎌倉孝夫さんだ。現在は東日本国際大学の学長を務めている。(東日本国際大学は、福島県いわき市に所在とのこと) この本を読むとわかるが、鎌倉先生はとてもまじめな人柄だ。あまり冗談も言わないし、正確に言語化することをに細心の注意を払っている様子が良くわかるので、神経質すぎるようにも感じる。だけど、誠意をもって具体的に進む人であることは間違いなさそうだ。 鎌倉先生の専門は、著者紹介にはそうは書いていないがマルクス経済学だろう。マルクスの思想は20世紀の壮大な世界実験をとおして、その限界が共有されたはずだ。ベルリンの壁もあっけなく崩壊し、ソ連も消滅した。今では中国もロシアも実質的には資本主義国家になっている。だが、鎌倉先生は、マルクスの思想には足りなかったものがあるという。そして、それが行き過ぎた資本主義経済の処方箋になりうるのではないかと問題提起する。「市場を通じた関係だけで、人間は関係を築けるのか?」。つまり、マルクス経済学の前提は、世界において人間と市場の関係をあまりに無視してしまっているということ。行き過ぎた資本主義に達した現代でも、あくまでも労働者が主体的に職場を担っていることを再認識する。 ボク自身は、テクノロジーが労働者を排除する段階に来ていると思うので、労働者が主体的に職場を担っているということには、ちょっと首を傾げる。だが、鎌倉先生は、どうも、北朝鮮の主体思想(チュチェ思想)がヒントになると思っているように感じる。マルクスの視点に不足していた人間の主体性。鎌倉先生は、その可能性に一縷の望みを掛けたいと思っているのかな。 一方で佐藤優さんは、ヒューマニズムに対しては否定的だと冒頭で言っている。たぶん、根本的にはこの2人の視線の先にあるものは、違うものなのだろう。 薄い本だったけど、なかなか奥が深い本だった。

Posted byブクログ