社会の政治 の商品レビュー
ルーマンでよく引用される本である。メディアとの関連で読んだら、世論や量や様々なことがメディアとされていた。メディアについては媒体と様々なこと、という説明がある。この本では3章がまとめてあると解説で書いてあった。これを先に書いてくれたら少しは理解が違っていたかもしれない。学部の学生...
ルーマンでよく引用される本である。メディアとの関連で読んだら、世論や量や様々なことがメディアとされていた。メディアについては媒体と様々なこと、という説明がある。この本では3章がまとめてあると解説で書いてあった。これを先に書いてくれたら少しは理解が違っていたかもしれない。学部の学生に薦めるかどうかは不明。
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遺稿から編集出版された「社会の~」シリーズの一冊。すでに様々な著作で政治システムと他のシステムの関係については論じられていたが、政治システム自体を総括的に論じるのはおそらくこの著作に限られる。権力や主権、民主制といった古典的な政治概念の再検討、他の機能システムと政治システムの関係...
遺稿から編集出版された「社会の~」シリーズの一冊。すでに様々な著作で政治システムと他のシステムの関係については論じられていたが、政治システム自体を総括的に論じるのはおそらくこの著作に限られる。権力や主権、民主制といった古典的な政治概念の再検討、他の機能システムと政治システムの関係(「構造的カップリング」)、政治システムの「進化」、政治システムと「世界社会」の関係など、論点がふんだんに盛り込まれている。とはいえ、論点が豊富である以上、何らかの限定された観点のもとで読んだほうがおそらく既存の研究との対照をしやすくなるのではないかとも思われる。
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