YOU！ の商品レビュー

五十嵐貴久(著者)

2021/08/02

冒頭のママがぶっ飛んでいて啞然。デビューという目標に向かってチームになる「ABC」。その強みからリーダーシップを発揮する優...。フォロワーの聡、ミノル、直也もそれぞれ個性的だが、立ちはだかる青山純の圧倒的な存在感！　ジャニーズ好きな方にお勧めの一冊。

2015/03/17

ひょんなことから、男性アイドル事務所の練習生になってしまった18歳の少女の友情と絆を描いた青春小説。
一人ではできないことも、気持ちが通じあう仲間がいれば、何かを起こすことができる。始めないと終わることもできない。やっぱり青春って一生懸命に何かをやり遂げることで輝くものです。
最終章のダンスシーンで、ずっとこの仲間たちと踊っていたいっていう優の気持ちが、この熱い物語のすべてです。

2014/09/29

ジャニーズが好きな私からすると、とってもワクワクする話。ただ一つ一つの話がサラッとしていたので、文章に書いてあるほど熱い友情はあまり感じられなかった。

あたし、小沢優、18歳。ダンスが好きな女子高生。バイトをしようと面接に行ったら、なんとそこは男性アイドルをたくさん輩出している芸能事務所のオーディション会場。で、言われるがままに踊ってみたら、あーびっくり、受かってしまったのだ！どうする、どうするの、あたし。―友情と絆を描く青春小説。熱く、激しく踊れ！（ＢＯＯＫデータベース）

2014/09/21

間違って男性アイドル事務所のオーディションに受かってしまいアイドルデビューを目指すことになった女子高生の優。
単純に面白かった。
ジャニーズ事務所をモデルにしたような設定、恋愛はほとんど絡まず、ほとんどがダンスの話でしめられているところが良かった。
(図書館)

2014/04/11

女性の主人公・優が映画エキストラオーディションに向かう途中、間違って男性アイドル事務所スタッフに連れて行かれ、男子たちの中でダンスに明け暮れ、デビューを目指す。

少女漫画的な設定&作中、上手く女性であることがバレずに済むご都合展開(ベッドやシャワーの件、など)はあるけれど絶妙にそういった諸々を違和感なく解消し、グループ間の友情、ちょっとしたLOVE、ライバル出現、等等の王道展開で綺麗にまとめたなー、という印象。王道エンタメ過ぎてそれが受け付けない人もいるんたろうなーというくらい王道。でも飽きずにきちんとまとめているあたりに五十嵐さんの構成力の妙みたいなものを感じた。

2014/02/28

五十嵐貴久さんの文庫を読了です。

パパとムスメの七日間などで有名な五十嵐さんですが、
ほかにもいろいろな作品を書いておられ、
そのほとんどを読んできました。

その中でもダンスを扱っていたせいなのか、
リズム感が特に良く読めた印象です。
元から五十嵐さんの文章は読みやすいのですが、
さらに読みやすかったような気がします。

ストーリーとしては、
少年に間違われてもおかしくない主人公が
高校を卒業すると同時に
ジャニーズ事務所（をモデルとした事務所）に
性別を偽って入ってしまう、というところから始まり、
デビューに至るまでの軌跡を描いた作品です。

まぁさすがに実際にはあり得ない話でしょうが、
女人禁制の事務所に女性が性別を偽って入るという
その設定でもう勝ちだったなぁというところです。
ところどころ「そりゃバレるでしょ」というような
描写はあったりしますが、
まぁそこはご愛嬌と考えて読めば、
非常にスリリングで楽しい小説になっています。

物語としての結末はまぁまぁでしたが、
エピローグのところは要らんかったような気もします。
というか、そういうことになっちゃえるの？
という自然な疑問が湧いたという意味では、
不自然な結末だったのかなぁとも思います。

ともあれ面白かったのは間違いありません。
ジャニーズ事務所を取材したのかどうかはわかりませんが、
そこを覗いたような気にさせてくれる小説でした。

2013/12/23

作中に実際にいる某グループ名が出た途端一気に萎えた。現実にはあり得ない設定とはいえ中盤までは結構楽しんで読んでたんだけどね。気持的には☆２つだけど某グループに罪はないしフェアじゃないので☆1つオマケ。

2013/12/09

ダンスのレッスンの大変なこと!! あれだけ歌ってダンスするには生半可な事ではないと思い知らされました。優と仲間達の打ち込む姿には感心します。ダンスステップの説明は、う～ん はっきり言って良くわかりません。夜になって建物のガラスのドアに向かってダンスの練習をしている子たちに聞いてみると判るかもしれない。このお話は、リズムに合わせて体のあちこちを思い通りに動かそうとしている彼らの事だと妙に納得してしまった。

2013/12/08

ちょっとした手違いで、男アイドルしかいないジャニーズ的事務所に入っちゃった女の子のお話。

少女漫画とかで良くありそうな印象のお話で、この手のジャンルでは王道的な話なのかな？と思いつつも、思ったより楽しめました。

クライマックスで青山純とABCの四人が対峙するところ、そしてデビュー後のグループ名が明らかになったときが、個人的にマックスボルテージだったように思います。