統計データが語る日本人の大きな誤解 の商品レビュー
社会の悪い面のデータは頻繁に取り上げられ、良い面のデータは無視されやすい、というのはやむを得ない面もあるんですがね。 統計データに基づいてちゃんと検証すれば、日本を取り巻く悲観論の通説は間違っていて、以下のような事実 ・日本は世界一「小さな政府」 ・本当に仕事で多忙なのか(日本...
社会の悪い面のデータは頻繁に取り上げられ、良い面のデータは無視されやすい、というのはやむを得ない面もあるんですがね。 統計データに基づいてちゃんと検証すれば、日本を取り巻く悲観論の通説は間違っていて、以下のような事実 ・日本は世界一「小さな政府」 ・本当に仕事で多忙なのか(日本はむしろ仕事のストレスの少ない国) ・日本人は食べ過ぎでない ・日本はいまだに儒教国 が見えてくる・・・ってことになる。少し頭を冷やして考えるのに押さえておきたいデータ満載でした。 ちなみに、社会実情データ図録として、本書に掲載されたデータだけでなく、その他様々なデータベースも http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/index_topics.html に公開されているとの事であった。早速ブックマークさせてもらいました。 (こちらの方がグラフも色付きで、断然見易い!・・・ですが書籍も買ってあげましょうね。) (2014/1/3)
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データって本当に怖い。悪意で集計結果が思考誘導するツール早変わりするからなぁ。 読んでみて、いろいろ面白かった。 なんとなく通説のように感じているものが、データを検証することで違っている、という指摘が主題だと認識して読み進めたけれど、やっぱり結構認識違いが多いと思った。 日頃接し...
データって本当に怖い。悪意で集計結果が思考誘導するツール早変わりするからなぁ。 読んでみて、いろいろ面白かった。 なんとなく通説のように感じているものが、データを検証することで違っている、という指摘が主題だと認識して読み進めたけれど、やっぱり結構認識違いが多いと思った。 日頃接している情報をデータで裏付けているのか?、バイアスがかかっていないか?といった観点で確認する意識がまだまだ足りないなあ、と改めて思う。
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「誤解」というよりも「ひとつの側面からしかみていない」というほうが正しい。この本で述べられていることは、特定の思い込みと思える見解について、別の側面や外国の集計と合わせて見ることで「そうではない」と反論しているものがほとんど。 しかし統計データというのはあくまで判断材料にすぎず...
「誤解」というよりも「ひとつの側面からしかみていない」というほうが正しい。この本で述べられていることは、特定の思い込みと思える見解について、別の側面や外国の集計と合わせて見ることで「そうではない」と反論しているものがほとんど。 しかし統計データというのはあくまで判断材料にすぎず、データがこうだから実際はこうと言えるものは少ない。書籍中で提示されたデータも、そういう見方もできるね、という程度にとどまらず、確信をついている内容を示しているものは少ない。 著者の恣意がある程度入った書籍として見るべき、でないとこの書籍のせいで誤解を招く。
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日本人は世界的に見て、鬱な人が多いは、本当か?格差は本当に拡がっているのかと言うことを、データで反論した本。 日本の都道府県が、世界のどこの国とGDPが同じなのかと言う例が面白かったです。韓国脅威論の声も聞きますが、東京都ひとつのそれに過ぎないとか。ただ、東京に富が集中している...
日本人は世界的に見て、鬱な人が多いは、本当か?格差は本当に拡がっているのかと言うことを、データで反論した本。 日本の都道府県が、世界のどこの国とGDPが同じなのかと言う例が面白かったです。韓国脅威論の声も聞きますが、東京都ひとつのそれに過ぎないとか。ただ、東京に富が集中していると言う実態を現しているなと思ったり。 男の人より、女の人の方が幸福度が高いと言うのも頷ける。日本人は仕事に対してストレスを感じていないは、一部の人に仕事が集中している様な気もしますが、平均だとそれほどでもないのかと。 面白いデータが多く、楽しく読めました。
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