世の中それほど不公平じゃない の商品レビュー

浅田次郎【著】

2024/08/06

この本を読む前、浅田先生の人物像を勝手に作っていたと分かり猛省。え、浅田先生ってこんなダンディで達者で大人の世界を包括した人なの？

刊行は10年以上前だけど古いところは多くない。後半なんかはっとさせられることも多くて、これは最初で最後と言わずに泣きの1回を100回ぐらいしてほしい

2021/01/23

浅田次郎ーよく考えたらこの氏の作品を読んだことがなかった。一つくらいは〜読んだかな。
勝手に作り上げてたイメージがあった。
ガタガタ崩れ落ちた部分もある
白紙で借りてきたが、どうも人生相談だった。
小気味良いほどのぶっちぎりの回答？解答？
こうでなくちゃ。
確信に満ち溢れ、バッサ、バッサと答えていく
気持ちがいい。
まあ母体が週刊プレイボーイに載ったものを本にしたみたいで、言わずもがなのところもある
くだらなさ。
まぁどうでもいいーみたいな。
並の相談ではない
編集者が太郎「本名？」と名乗り
合いの手を入れていたが、この合いの手が面白かった。何も知らなくて
浅田次郎は競馬好きだって。

名言があった
「飲む、打つ、買う」
☆道楽はやるならひとつにしたほうがいい。
☆女は30億万いるのだ。
☆良い道楽は必ず人生を豊かにする。
さすがにおもしろい。
自分は
大体男はバカだと思っているからーまた敵を増やした。

まぁバカが多い、しかし浅田先生
バッサリ答えを下していた。
この本で浅田次郎氏の人となりを多いに受け止めました。
「鉄道員ぽっぽや」くらいしか知らなかったんだ。
これを読んだことで
「蒼穹の昴」「鉄道員」「壬生義士伝」よりの人柄ではなく
「プリズンホテル」のあのドタバタ劇の浅田次郎も知ってほしいという太郎「編集者」の思惑ありきらしい。
人はいろんな面がある。それがまた魅力でしょうね。

2019/11/08

江戸っ子育ちの浅田次郎さんが悩みを一刀両断してくれます(笑)
現代で、人間関係、恋愛、仕事、家族関係、親子関係に悩んでいる自分が小さいなあ(笑)と思わせてくれる程、江戸っ子育ちの浅田次郎さんが昔懐かしい言葉でがらぱっちに(笑)一刀両断してくれるので、ちまちま悩んでいる自分が馬鹿馬鹿しくすらなります。

2019/10/03

プレイボーイ誌に連載された人生相談集。
毎回ある浅田さんと編集者太朗さんの人物紹介が面白かったです。

２０歳を過ぎたら「自分には特別な才能はないんだから努力しなくちゃ！」と思える人が伸びると言うお言葉や、他人は自分のことで精一杯なんだから自分のことは自分でやらなきゃダメ！他人に頼るな！と言ったお言葉がじんじんきました。

やっぱり浅田さんのズバっとした考え方は良いなぁ！
清濁併せ呑むところとかもね。

2018/08/31

素人童貞からセックス技術、胸毛淘汰社会、競馬にカジノ、かたや日本事情まで分かってしまうすぐれもの。生きる上で大切なことが集約されていて前に進める気分になれる。編集者と氏の軽快でコミカルな切り口が読みやすい。

2017/08/11

前にも言ったけど、自分以外のもののせいにしない。うまくいかないのは全て自分の責任、あなたの努力と能力のせいだから、病気のせいにしてはいけないよ。世界は、あなたが思っているほど公平ではないんだ

2014/07/29

「自分に近い人から大切にしていきなさい」
「他人の人生なんかどうでもいいんだよ」
「小説が大事。読み書きを何よりも優先した」
など、今の私の心に突き刺さる言葉が多く、
ものすごく感銘を受けた。
風貌とか文章からは想像つかなかったが、
「決して他人のせいにしない」という生き方
（それは、どんな質問に対しても首尾一貫していた）
が、浅田次郎さんのカッコよさかも知れない。

2014/05/31

週プレ連載だったらしい。さすが週プレ、あなどれず。
基本、読者の相談を次々に切っていくスタイルだが、小気味よい。

2014/03/17

浅田次郎さんの本ははじめて。タイトルに惹かれて読んだ。
一般読者から寄せられた人生相談に対して、浅田次郎さんと編集者の太郎さんの対談形式で応えていく。適度にふざけて、適度にまじめな内容。
浅田さんは、芯があって、すごくまっとうな感覚を持ったひとやなあと思った。ぜひ、もう一度読みたい本。

2014/03/01

この本は、気持ちいい。

あほか！ってお悩みから、まじめなものまで。
コーヒー吹きそうになる回答から、妙に腑に落ちる、涙が出そうな言葉まで。

浅田次郎さん、やっぱり素敵な人だな。

浅田次郎さんの本を読むと、女性は美人になるらしいですよ。
男は知らん（笑）