偽りのウイナーズサークル の商品レビュー

本城雅人(著者)

2015/05/25

競馬の世界を舞台にしたミステリ．初体験でしたが面白い．競馬ファンでなくても十分楽しめました．競馬ファンならさらに楽しめるかも．
以下あらすじ(背表紙より)
ケンタッキーダービーを目前に控え、本命馬の誘拐未遂事件が発生。日本人調教師の勇敢な行動で事なきを得、レースは予定どおり開催された。本命馬が順当に優勝、そして日本勢も四着と大健闘。だが、その立役者の騎手・竜見秀行が翌日、変死体で発見される。ふたつの事件をめぐる奇妙な接点。やがて優勝馬にある疑惑が。息を呑む極上ミステリー。

2015/06/27

最後のレースはしびれたぁ！

勝負の世界はとても厳しい。
馬にとっても人にとっても。
勝者はほんの一握り。
狭き道を走り続けられるのは、才能ある者か、努力する者か。それとも道を外れた者か。
ただ、馬は決して道を外さない。賢くて、真面目で優しい生き物だから。

2014/09/01

競馬を舞台にしたミステリー。競馬に関わる生産者、調教師、騎手、馬主などホースマン各々の立場が克明に表現されており、無理のある設定でも嘘臭くない。競馬ファンも納得の一冊。
サイレンススズカの最期のレースを思い出した。馬にも人の気持ちや想いは伝わるのは本当だと思う。
タイトルは単行本時の「W(ダブル)」の方がしっくりくる。映画「ボディ・ダブル」も好きな映画である。

2014/04/27

競馬の世界で起こりそうな事件をフィクションで描いている。視点としては非常に面白く、飽きることなく読める秀作です。