天空の犬 の商品レビュー
南アルプスの北岳を舞台に活躍する山岳救助隊員と山岳救助犬の話。主人公は星野夏美・28歳とボーダーコリーのメイ・3歳。夏美は対象から特殊な色を感じとる共感覚を持っていた。夏美の成長が描かれるのだが、東日本大震災がおこり、北岳で総理暗殺が企だてられたり、目まぐるしい展開。最後はページ...
南アルプスの北岳を舞台に活躍する山岳救助隊員と山岳救助犬の話。主人公は星野夏美・28歳とボーダーコリーのメイ・3歳。夏美は対象から特殊な色を感じとる共感覚を持っていた。夏美の成長が描かれるのだが、東日本大震災がおこり、北岳で総理暗殺が企だてられたり、目まぐるしい展開。最後はページをめくる手が止まらない。面白かった。
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厳しい冬やまを舞台に、山岳救助隊に配属された女性警察官とバディのボーダーコリーの活躍は思った以上に面白く、話にのめりこめた。震災など身近な背景もまた、小説に現実感をもたらしてくれている。 惜しいのはやはり山岳や登山用語などが所々出てくることで、用語の意味を調べたりと話を進めるのが...
厳しい冬やまを舞台に、山岳救助隊に配属された女性警察官とバディのボーダーコリーの活躍は思った以上に面白く、話にのめりこめた。震災など身近な背景もまた、小説に現実感をもたらしてくれている。 惜しいのはやはり山岳や登山用語などが所々出てくることで、用語の意味を調べたりと話を進めるのが止められてしまうもどかしさがあった点。そして主人公のもつ特殊な技能が一つアクセントにはなりつつも、あまり話の中心になっていない点か。それでもおすすめできる1冊かな。
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山岳救助犬の息遣いが間近に感じられる臨場感に、改めて樋口さんが書く動物の描写に感服です。 大好きな山域の南アルプスで繰り広げられる山岳救助という設定もストライクゾーンでした。(^_^)v
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どこかで「ブロッケンの悪魔」のことを見て読んでみようかと思ったが、シリーズ物だったので最初のものからにしようと、まずこの本を買ってみた。 シリーズ物の最初ということと、主人公が初めての職場に着任することが重なって、途中までは小ネタを挟みながら登場人物や救助犬や山岳救助隊の仕事や...
どこかで「ブロッケンの悪魔」のことを見て読んでみようかと思ったが、シリーズ物だったので最初のものからにしようと、まずこの本を買ってみた。 シリーズ物の最初ということと、主人公が初めての職場に着任することが重なって、途中までは小ネタを挟みながら登場人物や救助犬や山岳救助隊の仕事や北岳周辺の様子を説明されているような話が続き、退屈なわけではないし後で効いてくるところもあるのだけれど、このまま大きな事件も起こらずに終わりはしないかと思わされるのは話の展開としてはどうかな。 ようやく270頁を過ぎてから山場の話となったが、不穏な天候の中での、神がかり的なヘリの操縦テク、荒唐無稽なヘリからの降下&空手対決、超人的(超犬的?)な犬の働き、政治家を叱咤する主人公に、叱咤された政治家の思わぬ心情の吐露(今の政治家に聞かせたい)と、色んな要素がてんこ盛りで一気呵成に読まされた(犯人はあんまり面倒なことをしなくても、3人だけになった時、どこか絶対助からないような所で突き落としてしまえば良かったのではないかと思うが、まあ野暮なことは言いっこなしで)。 次からはもう少し前半からスピーディーな展開になるかな、続編も読んでみようと思う。
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犬好きにはたまらない!ボーダーコリーって賢いしかわいいよなあ 山用語がふんだんに出てくるので、分からないとちょっと読み止まってしまうかも。
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警察小説というには特別部門の話です 主人公がイイデスね 共感感覚・・・何気にすごい特技をお持ちで それも悲しい経験のなせる所だから単純には 慶べないのですが
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犬のお話が好きで、読んでみました。 山岳救助の設定だと思っていたら、東日本の震災が出てきて驚きました。 メイと夏実の絆に気持ちが温かくなる。 震災、過去の悲しい事故、恩師の病、そして政治など、話を色々詰め込んでいるので、あと一歩入り込みきれなかったが、続編があるなら是非読んでみたい作品。
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山の日に読書。北岳にも登ったことがあるので、より情景が想像出来て楽しめた。山岳小説と警察小説と動物小説の融合。救助犬メイとハンドラー夏実の絆に、後半は泣いてしまった。 続くシリーズも読みたい。そして山に行きたい。 2018.8.11
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初めましての作家さんです。 フォローさせていただいている方のレビューがきっかけで手に取りました。 主人公は、南アルプスの山岳救助隊に着任した夏実と、山岳救助犬のメイ。 夏美は、色を感じるという特殊な能力がある。 そのせいで心に深い傷を負っていた─── とにかく夏美とメイの「強い絆」が素晴らしかった。 脚にピストルの弾が貫通するケガを負いながら、 夏美の元へまっしぐらに走っていくメイ。 とび色の大きな瞳が、暗闇で二つの青い光になる。 やっとメイと再会できたのに、また別れなければならない場面、 またもや自分の元から離れるように命ずる「GO!」 もうこらえきれず泣いてしまいました。 メイの瞳が、鮮やかなコバルトブルーに染まった瞬間、 見上げる天空に広がる美しい青── 乗り越えるのが無理なら背負って生きよう── 生きていることは素晴らしい── この最後のシーンに胸が震えました。 夏美とメイのこれからが、とても楽しみです。 余談ですが、メイを見ていると愛犬を思い出します。 いつも、澄んだまんまるのやさしい瞳で見つめてくれて… ちぎれそうになるほど尻尾を振ってくれて… ただひたすらに私を信じてくれて… ワンちゃんに限らず、動物はみんなそうですよね。 与えられている時間は、人間よりはるかに短い。 だからよけい、懸命に働いているコを見ると無性にいじらしく思えるのです。
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この作者が書く山の世界が好きです。南アルプスに住んであるというだけあって、情景が鮮やかに浮かんで来ます。物語も感動あり、スリルありと目が離せない展開で面白いです。ただ、最初の方に、福島の震災の事が書かれていて、あれ?南アルプス山岳隊の話だったよね?とタイトルを見直しました(笑)現...
この作者が書く山の世界が好きです。南アルプスに住んであるというだけあって、情景が鮮やかに浮かんで来ます。物語も感動あり、スリルありと目が離せない展開で面白いです。ただ、最初の方に、福島の震災の事が書かれていて、あれ?南アルプス山岳隊の話だったよね?とタイトルを見直しました(笑)現実にあった事を加える事で、この小説にリアル感を持たせたかったのかな、と感じました。
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