軍師黒田官兵衛 の商品レビュー
いきなり本能寺の変から始まるのでそこから関ヶ原までかなと思ったら2章は当然12年前に戻る。秀吉の与力として仕える播磨時代がよくわかる作品。
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秀吉の毛利攻めの最中にもたらされる信長の死の報。そこから話が始まる。 しかし二章以降はその十二年前にさかのぼり、そこから官兵衛の素性や播州という土地柄の特殊性のなかで形成された官兵衛の人柄が明快に描かれていく。播州~織田家臣時代~豊臣家臣時代~関が原の戦い~晩年を三百頁余で小気味よく読ませてくれる。 信長が認め、秀吉が頼り、三成と家康が恐れた男。その真の素顔に迫る。長編ドラマで描けない、苦渋の戦乱の世を生きた“人間味”あふれる半生。 ――― 人生でたった一度の甘美な夜が稀代の軍師の人生を狂わせた。 第一章 はたらき者の右腕 第二章 目薬屋のせがれ 第三章 鳴動する大地 第四章 天下の潮流 第五章 蚊帳の中 第六章 風雲の軍配
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