武装島田倉庫 新装版 の商品レビュー
椎名誠のエッセイを中心に読んでいたので、本作、名作の誉れは高かったですが読んだと事無かった。30年ほど前に「アド・バード」を傑作だ!と興奮して読んだ割には薄情だなと自分でも思います。 椎名誠特有の擬音や描写が効いており、陰鬱陰惨な世界観にどこかディフォルメされた空気がマッチして...
椎名誠のエッセイを中心に読んでいたので、本作、名作の誉れは高かったですが読んだと事無かった。30年ほど前に「アド・バード」を傑作だ!と興奮して読んだ割には薄情だなと自分でも思います。 椎名誠特有の擬音や描写が効いており、陰鬱陰惨な世界観にどこかディフォルメされた空気がマッチして、松本大洋のスチームパンクの世界のようなワクワクを感じさせます。 特に九足歩行機と巨大カミツキウオの格闘シーンはハートを鷲掴みされました。
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名十年ぶりかで、再読。 相変わらずおもしろい。今のアニメ技術で映画化したら受けそうだなと思った。 北政府って、北〇鮮・・・んー預言書にならないことを祈ります。
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著者とはアウトドアを趣味にしている頃に野田知佑氏つながりで出会った作家だ。ただし著作は『わしらは怪しい探検隊』1冊しかもっていなかった。現実世界のどこにもない地理的背景の地名と、同じように有り得ない人名。核戦争と思われる戦後の荒廃した世界というのはステレオタイプだが、飽きることな...
著者とはアウトドアを趣味にしている頃に野田知佑氏つながりで出会った作家だ。ただし著作は『わしらは怪しい探検隊』1冊しかもっていなかった。現実世界のどこにもない地理的背景の地名と、同じように有り得ない人名。核戦争と思われる戦後の荒廃した世界というのはステレオタイプだが、飽きることなく読み進めることができた。油泥の海に出帆した島田倉庫の行く末が気になるな~
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大好きな「水域」と並列に、3部作として位置付けられる作品。なんらかの戦争後、海や川が重油まみれの世界で、タフな日々を、けっこうぼんやりと冷静に過ごす人たち。 漬け汁屋っていうのがたいした説明もなく出てきますが、むしょうに旨そうです。漬け汁。
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新装版が出たのを機に再読。 終末の地球のその後に生きるたくましい人々は、野生児・椎名誠の筆によって、初めて血肉を持っていきいきと動きだす。 大きな盛り上がりがあるわけではないが、どーんと気持ちのよい小説だ。
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