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ジョン・F.ケネディ ホワイトハウスの決断 の商品レビュー

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2016/12/18

ジョン・F・ケネディの肉声を起こした歴史書。 大統領という公的な職責という背後にある人間模様をリアルに知るとともに、その理解を補足する最低限の解説が良い。 ①キューバ危機の章、②ベトナムでのクーデターに関与してしまった自省の口述、③ケネディ夫人の出産用ベッドを購入した空軍への...

ジョン・F・ケネディの肉声を起こした歴史書。 大統領という公的な職責という背後にある人間模様をリアルに知るとともに、その理解を補足する最低限の解説が良い。 ①キューバ危機の章、②ベトナムでのクーデターに関与してしまった自省の口述、③ケネディ夫人の出産用ベッドを購入した空軍への不満の章が出色。 特に③はゴシップに怒ったケネディ無双とお叱りを受ける空軍准将のギャップが最高に面白い。一聴の価値あり。

Posted byブクログ

2022/06/01

ケネディ大統領の会話は録音されていたそうだ。陰謀ではなく、大統領がシークレットサービスに録音機器の設置を指示した。 そのテープを起こした本。シビアな政治の会話から、けっこう和むようなお話、大統領のひとりごとというか回顧録用の個人的な後述記録まで。 なるほどさすがアメリカ大統領...

ケネディ大統領の会話は録音されていたそうだ。陰謀ではなく、大統領がシークレットサービスに録音機器の設置を指示した。 そのテープを起こした本。シビアな政治の会話から、けっこう和むようなお話、大統領のひとりごとというか回顧録用の個人的な後述記録まで。 なるほどさすがアメリカ大統領、ちゃんと仕事してるじゃない、と感じた。ジョークも出てくるが、これも仕事のうちか。 序文はキャロライン・ケネディが書いている。彼女は幼いころに執務室に出入りしていたそうで、机の下に隠れたり、逆立ちしたり、なんて写真が出ている。彼女にとって、当時はろくに理解できなかったが、これらのテープの存在は力を与えてくれたものだ、と語っている。 キューバ危機のミーティングの冒頭は、「パパ」「キャロライン、あとだ、あとにしてくれるかい」なんていうところから始まる。いいのかなこんなミーティングに娘がいても。 僕はケネディに対して特別な感情もないので、肉声CDも含めて好奇心以上の気持ちはなかなかわかないが、アメリカではこれは特別な、貴重なものとして扱われているのだろうか、多分そうだろうな。でも、ケネディ云々を抜きにして、政治(は、政治家、という意味だけでなくバランス・オブ・パワーとしての)の勉強になる。

Posted byブクログ