問題解決の全体観(下巻) の商品レビュー
『問題解決の全体観』の下巻。上巻が思考スキルのハード面だったのに対して、下巻は心構えなどのソフト面。問題や課題にどう向き合うか、純真ながら深く鋭い視点で仮説を築き上げられるか、そうしたことを問うている。 年齢を重ねるごとに経験やノウハウといった謎スキル、ときにはTitleという...
『問題解決の全体観』の下巻。上巻が思考スキルのハード面だったのに対して、下巻は心構えなどのソフト面。問題や課題にどう向き合うか、純真ながら深く鋭い視点で仮説を築き上げられるか、そうしたことを問うている。 年齢を重ねるごとに経験やノウハウといった謎スキル、ときにはTitleという非論理に頼ることもままあり、なかなか耳の痛い話も多い。思い込みや決めつけを排し物事を定義するのはなかなか持って難しい。ゆえにこのスキルを身につけることはビジネスマンとして相当の価値があるといえる。 ロジカル・シンキングでは同じマッキンゼー出身者のバーバラ・ミント氏の名著『考える技術・書く技術』が有名だが、質を意識し問題を因数分解しどう解決策を提示しそれらをどう思考スキル化するかが本書で学べる。
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p119 「作業」には比較的簡単に入れる。 しかし「仕事」に取り掛かるにはかなりのエネルギーがいる。 しかも使った時間分だけ成果が上がるとは限らないので、しばしばフラストレーションが伴う。 「仕事」を増やそうと思うならば、こうした強い「作業」慣性に気づいて、それに流されないように...
p119 「作業」には比較的簡単に入れる。 しかし「仕事」に取り掛かるにはかなりのエネルギーがいる。 しかも使った時間分だけ成果が上がるとは限らないので、しばしばフラストレーションが伴う。 「仕事」を増やそうと思うならば、こうした強い「作業」慣性に気づいて、それに流されないようにする必要がある。 p128 3つの「仕事」のリズム感を持とう ①仕込み「仕事」 (かなりの時間をかける (書く!!) p130 熟成「仕事」は、移動中・休憩中・トイレ中・シャワー中・食事中に考える 机上は、仕込み「仕事」や仕上げ「仕事」に適している p134 「仕事」をするためのルール ①アタマが動くときは、「仕事」最優先 ②頭が動かないときは、「作業」こなし 「作業」がしにくい環境のときは、できるだけ観察をして、観察眼や思考回路の訓練に役立てる。きっと将来の「仕事」に効いてくる ③アタマも手足も動かないときは、「明日に備えて今日は寝る」 p137 ・難しい「仕事」を先送りしていては高得点はとれない →会社では次から次へと小さな「仕事」や「作業」が発生するため、易しいもの優先で取り組んでいると、重要だが難しい「仕事」がどんどん先送りされていくことになる。 p138 ・難「仕事」は、早く仕込むほど熟成・仕上げ時間がとれる ・難「仕事」の熟成中に、残りの「仕事」がこなせる p140 ・End product志向が大切なのは、初めから獲物を想定することで、それを手に入れるための効果的、効率的な段取りが見えてくるから p151 続きはevernote
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end product志向、complete work、仕事と作業、仕事の熟成と熟成回数など、色々な概念が使えそう。 同時に、今自分が仕事でできてないとボンヤリ感じていたことばかり。
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仕事の質とスピードが飛躍するメカニズム ― http://www.c-fac.jp/works.html#MKbook , http://www.zentaikan.jp/book/index.html
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コンサルタントの思考回路、仕事術がまとまった、まさに教科書。 これを実行できると書かれている内容を体感できて、さらに理解が深まるのだが、普通は実行するのが難しい。なぜなら、仕事はチームでやるものなので、リーダーと多くのメンバーが本書の内容を理解していないと実践できないから。(まと...
コンサルタントの思考回路、仕事術がまとまった、まさに教科書。 これを実行できると書かれている内容を体感できて、さらに理解が深まるのだが、普通は実行するのが難しい。なぜなら、仕事はチームでやるものなので、リーダーと多くのメンバーが本書の内容を理解していないと実践できないから。(まともなコンサルティングファームでは本書の内容が実践されているので、内容を体感しやすい) 良著だが実践しにくいという意味で評価は低め。 追記 実践が難しいのは仕事術の方で、思考法の方は十分役にたちます
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問題解決については初心者だけど、とても読みやすかった。 しかもこの本自体がロジックツリーのように 「漏れなく」「論理的に」構成されている。 なおかつ装丁もきれいなので、手元において繰り返し読みたいと思わせる。 お値段もそれなりだしね。繰り返し読み込んで元とります☆
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仕事と作業は違うということがわかる一冊。どうやって仕事に使う時間を確保するか、どうやって仕事に集中できる環境を整えるかを真剣にかんがえるきっかけになる。
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昨日に続いて、下巻を読んだ。著者は同一人物で、上巻だけでは分からなかったのだが、 著者は、コンサルタントとしても教育者としても優れているようで、著者が考え出した 方式?方法?等は、Mck内で教育用に使用されているらしい。(筆者談) 下巻の内容は、ソフト思考という事でかなり抽象的...
昨日に続いて、下巻を読んだ。著者は同一人物で、上巻だけでは分からなかったのだが、 著者は、コンサルタントとしても教育者としても優れているようで、著者が考え出した 方式?方法?等は、Mck内で教育用に使用されているらしい。(筆者談) 下巻の内容は、ソフト思考という事でかなり抽象的内容になっているので、なんとなく 理解できるも、実践は難しいかもしれない。こればかりは、常に意識し、実践を 積み重ねる事で、徐々に出来るようになるとの事だ。 その実践方法として、名言しているのは3つあるが、特に他書でも言われていて、 重要だと思う事は、「電車、徒歩、休憩中、あの製品の売り上げをあげるとしたら どうするか?」、つまりケース問題を毎日、空き時間に行う事らしい。 また、本書全体のポイントは、 1.ポジティブ思考が重要 2.物の見方を変える「複眼」 3.仕事と作業を意識的に区別して行う の3つであると個人的には考える。 どれも非常に大切な事だが、特に3は日々の作業に追われて従来最も重要な「仕事」が おざなりになっている事を考えると、耳が痛い話だ(笑)実際に研究においても、 データを取ったり、整理したりする事は作業である。そこで、そのデータがどのような 意味があり、その意味が現実世界にどのように役立つのか。又はどんな効用を持っているか。 そんな事を考える時間が大切なのだが、意外と作業時間は多く、考察の時間が・・・。 そして、上下巻を読んでみて、やはり二冊で一つである。 よって、片方だけ読んでも効果は薄いだろう。二冊を読む事をお薦めする。 二冊完結というのは、戦略としては良いと思う。しかし、値段をもう少し安くしても いいとは思うが・・・。
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