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21世紀エネルギー革命の全貌 の商品レビュー

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2014/02/02

欧州におけるエネルギー政策のブレイン的存在、ジャン=マリー・シュヴァリエによる21世紀のエネルギー論。 次のエネルギーとして何を選択すべきか。これには、安全性、効率性、多様性、イノベーションという4つの軸で考える必要があると説く。しかし、これらの問題は、国ごと、地域ごとに、エネル...

欧州におけるエネルギー政策のブレイン的存在、ジャン=マリー・シュヴァリエによる21世紀のエネルギー論。 次のエネルギーとして何を選択すべきか。これには、安全性、効率性、多様性、イノベーションという4つの軸で考える必要があると説く。しかし、これらの問題は、国ごと、地域ごとに、エネルギー調達の容易性や経済性、そして、それに対するリスクをどこまでとるのかなど考えが異なり、一つの答えに収れんする話ではない。著者は、こうした問題に対して、いくつかの観点から理論的に考察を加えている。 福島原発事故以来、日本には脱原発をさけぶ声が多いが、原発を続けるリスク、原発をやめるリスクをもっと掘り下げて考えるべきと考えさせらえる本である。

Posted byブクログ