果てしなく流れる砂の歌 の商品レビュー
ファンタジーだけど、設定が独創的で、世界に入り込むのに時間がかかった。世界観は面白いけど話は普通かな。
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『プランタン』からの流れでこちらも手にとってみました。叙述トリックめいた描写や、自在に寄生する霊的存在との駆け引きなど、ミステリー的な要素も含むファンタジーです。 巻末の解説でも触れられている通り、直近のアフガン戦争やイラク戦争の前後のできごとを原型とするとおぼしき箇所や、ベト...
『プランタン』からの流れでこちらも手にとってみました。叙述トリックめいた描写や、自在に寄生する霊的存在との駆け引きなど、ミステリー的な要素も含むファンタジーです。 巻末の解説でも触れられている通り、直近のアフガン戦争やイラク戦争の前後のできごとを原型とするとおぼしき箇所や、ベトナム戦争や第2次世界大戦に関連する話題(枯葉剤散布、ユダヤ人迫害とシオニズム、靖国神社問題など)をモチーフとしたらしい箇所などがふんだんに登場します。 その上で物語終盤において作者の「戦争」「平和」についてのひとつの思想が表明されていて、各種の舞台設定の意味がそこで明かされています。まあここに来るとその思想や幕引きの仕方について人により好みの分かれそうなところですが、私はわりと好ましい感想を得ました。
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【大型新人が放つ壮大なスケールの異世界ファンタジー】砂漠の小国を攻める超大国の貴族に婚約者を奪われた同盟国のクレーメル少尉は従僕ムルカと謎の〈弟〉の力を借り花嫁奪回を目論む!
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私たちの生きる世界に限りなく似ている異世界での戦時下の話。そちらではギリシャ神話の神々のように身勝手な神の夫婦親子間での争いが、それと知らず人間世界の戦いの種になっているのだが、それじゃぁ幾ら人間が平和を求めたって元も子もないわなあ。こちらの世界から戦争が無くならないのも案外そう...
私たちの生きる世界に限りなく似ている異世界での戦時下の話。そちらではギリシャ神話の神々のように身勝手な神の夫婦親子間での争いが、それと知らず人間世界の戦いの種になっているのだが、それじゃぁ幾ら人間が平和を求めたって元も子もないわなあ。こちらの世界から戦争が無くならないのも案外そういう超次元に原因があったりして。。。
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