失敗屋ファーザー の商品レビュー
熱くなることに照れるな、無駄なことに本気で取り組まないことが無駄だ、か…。 嫌われるのはイヤだから、若者に合わせちゃってるのかな。
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失敗屋という、失敗をすることによってクライアントの問題を解決する特殊な職業を持つ主人公。 失敗のプロとして数々の問題を解決していく一方、父親検定というこれまた不思議な検定を合格しなければいけない状況に。 失敗屋ストーリーと父親検定ストーリーが並行して進んでいき、最終的には絶妙な角...
失敗屋という、失敗をすることによってクライアントの問題を解決する特殊な職業を持つ主人公。 失敗のプロとして数々の問題を解決していく一方、父親検定というこれまた不思議な検定を合格しなければいけない状況に。 失敗屋ストーリーと父親検定ストーリーが並行して進んでいき、最終的には絶妙な角度から二つのストーリーが交わっていきます。 非常に楽しく読ませてもらいました。 人の心情が細かく繊細に描かれている一方、全体的にコミカルに仕上がっているので、スイスイ楽しく読めます。 奇抜な設定も違和感なく消化できる、是非勧めたい一冊です。
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ほっこりハートフルコメディ系。 何気ない言葉が時々心に残った。 失敗を活かすという発想が面白い。
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妻を病気で亡くし、高校生の娘との父子家庭の一郎。 彼の仕事は失敗屋といって、失敗することで働く人たちに成功するためのヒントを与える仕事だった。 更にどこからか父親検定というものを受けることになり、日々奮闘する一郎。 失敗屋の仕事と、年頃の娘との接し方、父親として娘に何がしてやれるのか。 う、うん。 ずいぶんと物分かりの良い娘、失敗屋に依頼してくる人たちはそもそももう関係が良好なものばかり。。。 ロールキャベツ食べたいな。
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今までにない話の内容の本で、さらりと読めて、なんだかふんわりとした温かい気持ちになれた本の一冊である。 ドラマにしたらいいのに、、、、 妻の裕福な母親に、反対されて出来ちゃった婚をした細野一郎だが、妻が、ガンで亡くしてから、一人娘と、2人暮らし。 そこに、「お父さん検定」なるも...
今までにない話の内容の本で、さらりと読めて、なんだかふんわりとした温かい気持ちになれた本の一冊である。 ドラマにしたらいいのに、、、、 妻の裕福な母親に、反対されて出来ちゃった婚をした細野一郎だが、妻が、ガンで亡くしてから、一人娘と、2人暮らし。 そこに、「お父さん検定」なるものが、届き、1カ月以内にクリア出来ないと、親権剥奪されてしまう。 高校生の娘に、次から次へとの難題に、対応して行くところ。 そして、失敗屋という一郎の仕事。 失敗するというのも、難しい物である。 それも、良い方向へ向かうような、失敗をしないと行けないのである。 其の事も、娘に、打ち明けるには、、、どうするのか? 最後の「お父さん検定」を発令したのは、義理の母でなく、わが娘だった事!!! そして、その娘が、血のつながりが、無かった事を、暴露することになるのだが、、、、、 いいね~。小説だから、ありえるのだけど、、、 本当に、こんな親子が、居て、そして、こんな親子関係だったら、素晴らしいな~。と、思える本だった。
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女子高生の娘と二人で暮らす細野一郎、ある日「お父さん検定」を受けることになる。合格するため色々悩み考え、てんやわんや。 父娘の関係の変化に思わず笑みがこぼれる。 「失敗屋」という仕事の発想がおもしろかった。失敗屋のお話をもっと読みたかったけど、ほっこりする物語でとても読みやすかっ...
女子高生の娘と二人で暮らす細野一郎、ある日「お父さん検定」を受けることになる。合格するため色々悩み考え、てんやわんや。 父娘の関係の変化に思わず笑みがこぼれる。 「失敗屋」という仕事の発想がおもしろかった。失敗屋のお話をもっと読みたかったけど、ほっこりする物語でとても読みやすかった。
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高校二年の娘と二人暮らしの父親の仕事は失敗屋?! 有り得ないような職業と思いきや、読み終わりにはこんな温かい気持ちになるなんて!
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変な設定ではありますが、心温まる話ではあります。 娘を思う父の奮闘が描かれています。 しかし、娘のほうがもう一歩先に行ってます。 子供はいつまでも子供のままではいません。 親と子は互いに成長し合う生き物なのですね。
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確かにトラブルが発生すると、チーム一丸となって解決に奔走し、その結果、チーム運営が良くなるって事はあるよね。でも、それを故意に引き起こす仕事があるとは。 失敗するにも才能が必要なのか。難しい世の中だな。
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「失敗屋」「お父さん検定」聞きなれない言葉が躍る作品ですが、是非手にとってみて欲しい。 かくいう私も帯のお父さん達の悲痛な叫びにつられて思わず購入。 いやはや面白かったです。 父と娘。 この二人の関わりが少しずつ色を変えていく様子は勿論のこと、失敗屋として一郎が派遣先にもたらす失敗ぶりにも楽しませてもらいました。 頭を悩ませながら頑張っている一郎にいつしかエールを送っていた。 作中で一郎が娘を"頑張れる源"としているところで、首がもげるほどうなずいてしまった。 私は母という立場ですが毎日頑張れるのは子供達がいるから。 大野部長の「無駄なことに本気で取り組まないことが無駄だ」という科白がとても好きです。 一郎がかつて失敗した引っ越しの真相にもホロリとさせられる。 爽やかな気持ちで本を閉じることが出来ました。 素敵な作品です。夫にも勧めてみます。
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