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さよならソルシエ(2) の商品レビュー

3.9

95件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    37

  3. 3つ

    23

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2022/02/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

フィンセント・ファン・ゴッホの話だよなー? あれー? って思いつつ読む。 自分の知ってる彼の歴史とは全然ちがう。 どーゆうこと? って思ったら!! なるほどっ!!そうなのか!!っておもった。 そしてやっぱ、最後に泣かされたー。

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2021/09/22
  • ネタバレ

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全2巻読了。2巻に入って話がポンポン進んでいったような気がして多少呆気ない感じがした。テオがフィンセント亡き後に取った行動に驚き。

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2021/05/22

どちらが本来の、画家・ゴッホの人生だったのかは私はわからないけれど、どっちにしろ「炎の画家」の気質はしっかり持っていた人物なのだろうと思う。 才能がある人間のその才能を目の当たりにした時の絶望とか哀しみとか嫉妬とか、弟のその葛藤を昇華させるほどの才能だったのだろうな、兄の才能。 ...

どちらが本来の、画家・ゴッホの人生だったのかは私はわからないけれど、どっちにしろ「炎の画家」の気質はしっかり持っていた人物なのだろうと思う。 才能がある人間のその才能を目の当たりにした時の絶望とか哀しみとか嫉妬とか、弟のその葛藤を昇華させるほどの才能だったのだろうな、兄の才能。 そして兄が憧れた弟の才能もまた、優れたものだったのだろう。 たまたま広告で見かけて買ってみた作品だけど、面白かった。 ラストがちょっとありきたりだったので(事実なのだろうからしかたないけど)★4つ

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2020/08/20
  • ネタバレ

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内容知らないで読んだらゴッホをモデルにした創作伝記だった。1巻裏に「伝記ロマンここに開幕!」とあるのに2巻で完結。伝記ロマンってもっと長いものかと思ってた。コンパクトなせいか、登場人物に感情移入できないままあっさり物語終了した感。絵はうまい、かっこいいのにもったいない!(打ち切りなのか?それにしても評価が高いかったり、実写化してたりするが…。)

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2019/09/24

1巻の不穏な空気は、冒頭から攻撃的な衝動に繋がり、暴力となって噴出する。アカデミーの人間の暴力と兄弟の確執が。 フィンセントとテオは互いの思いを吐露することで、方向性をひとつにする希望が提示されるも、あっけなく崩壊してしまう…… ゴッホ(フィンセント)の死に謎が多いため、全く新し...

1巻の不穏な空気は、冒頭から攻撃的な衝動に繋がり、暴力となって噴出する。アカデミーの人間の暴力と兄弟の確執が。 フィンセントとテオは互いの思いを吐露することで、方向性をひとつにする希望が提示されるも、あっけなく崩壊してしまう…… ゴッホ(フィンセント)の死に謎が多いため、全く新しい解釈(アナザーストーリーというフィクション)が提示される。 通り魔(強盗)の現場に居合わせ刺殺されてしまうという人生の幕切れを、愛情不足の狂気の画家、炎の画家というストーリーを与えて世間にセンセーショナルに公表する……というテオのマーケティング手腕。それを指して“ソルシエ(魔術師)”という…… 美術史でも独特な作風と、ゴッホ自体が謎が多いミステリアスな存在であることが魅力のひとつである訳で…… それが“フィクションによるプロデュース”というのが面白い。 美術史は結局、後世に語り継がれていること(裏付けは取るが)で判断されているし、よく贋作でもつくりこんだフィクションが存在する場合もある…… 読み終わった後に、美術史全体のミステリーについても思いを馳せる、面白い作品。 原田マハのようなイメージ。 2013年の『ゴッホ展』に因むのだろう。 2019年にもまた、『ゴッホ展』( https://go-go-gogh.jp/ )がある。

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2018/10/13
  • ネタバレ

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穂積先生がどのようにゴッホの生涯を描くかわくわくしていたので、この展開には消化不良感が残ってしまった・・・歴史をベースに、後半を大胆にフィクションとして描き切ったのはよいが、なんだか腑に落ちないラスト。

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2017/10/17

すべては兄のため。 フィンセント初めての怒りの果ては、 兄弟の絆と宿命への道。 兄の死に、テオがとった行動は驚愕!! ものすごい想像力です! こんなゴッホ兄弟、考えつきませんよ~。

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2017/08/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ゴッホ兄弟の話。全然ゴッホっぽくないなー、いつ覚醒するんだろうと思いながら読み進めてたら最後にどんでん返しが。

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2017/06/13

これは良かったな~。2巻完結っていう潔さも素敵。長く続けようと思えば続けられたと思うけど、作者的に一番描きたかったのが、きっと2巻の後半、ゴッホの人生はでっち上げられたもの、っていう設定だったんでしょうね。個人的には正直、ゴッホの絵によって救われる人たちを描いた、1巻の展開の方が...

これは良かったな~。2巻完結っていう潔さも素敵。長く続けようと思えば続けられたと思うけど、作者的に一番描きたかったのが、きっと2巻の後半、ゴッホの人生はでっち上げられたもの、っていう設定だったんでしょうね。個人的には正直、ゴッホの絵によって救われる人たちを描いた、1巻の展開の方が好きだったんですが。でもそれを続けたら今度はマンネリっていう問題が出てくるだろうし、作品全体のバランスで見ると、絶妙なのかなって思います。

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2017/03/11

なるほどな〜〜。こうやってテオが作り上げた「フィンセント・ファン・ゴッホ」を見ているのが今の私達なのか。テオ最期まであっぱれだったよ。 上下2巻でとてもよくまとまった話だと思った。 このテオを良知真次さんで演じられる姿を見れるかと思うと、とても楽しみ。

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