プロジェクトGT-R常識はずれの仕事術 の商品レビュー
魂を込めたクルマだと言うことは理解出来た 秘匿性や小規模集団化 車両総合データ計測の採用などの新たな試みの導入にかなりパワーは必要だったと思う 情熱だけでここまでは持ってこれなかったでしょう ただ、ここまで来ると次の一手がかなり難しい印象を感じた
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※このレビューにはネタバレを含みます
世界に誇るマルチパフォーマンス・スーパーカー、日産GT-Rの開発責任者がそのプロジェクトの内側を明かす。 GT-Rの開発では、今までの常識や慣習を次々に変えていった。普通なら、大企業で通用していたシステムや考え方なのだから正しいと思うところを、筆者は徹底的に改革した。改革の根本にあるのは、「目的合理性」と「思考の盲点」である。目標を達成するために必要なことは何か。物理の原則から考えることで、それまでの常識に囚われず最適解を導き出す。さらに、自分の仕事の領域では見えていない可能性を模索する。こうした著者の考えが開発チーム全体に浸透したことで、世界最高峰の車は生み出された。 一方、GT-Rプロジェクトに対する他の部署からの反発は相当に強かったようで、巨大な組織が抱える問題についても考えさせられる。革新的な人物を潰そうとする会社はこれから生き残っていけないと思うのだが。日産は片山豊さんの事例もあるし、今後どのような方向へ向かうのか、前途多難を予感させる。
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GT-R開発を苦労しながら実現したサクセスストーリー。実例はやや専門的な内容なため、車に詳しい人以外は理解しづらい。 要所要所に参考になる考えがあった。リーダー業務の方には是非一読して欲しい。
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常識はずれの仕事術が大きなプロジェクトを成功させる、ではない。成功の裏を覗いてみたらたまたまじょうしきはずれqの仕事術だった、ということはよくある話。 プロジェクトリーダーとして必要なことは自分の中の理想形をチームメンバーに明確にビジュアライズ化させること、そしてそこに向かう道筋...
常識はずれの仕事術が大きなプロジェクトを成功させる、ではない。成功の裏を覗いてみたらたまたまじょうしきはずれqの仕事術だった、ということはよくある話。 プロジェクトリーダーとして必要なことは自分の中の理想形をチームメンバーに明確にビジュアライズ化させること、そしてそこに向かう道筋・マイルストーンを提示してあげることだと思う。 ももいろクローバーZが紅白出場や国立競技場でのライブを達成することができたのも、川上マネージャーの意識共有があったからこそだと思い、読みながらGT-Rとももクロがリンクしたのは自己満足だった。
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