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いとみち(一の糸) の商品レビュー

4.2

81件のお客様レビュー

  1. 5つ

    23

  2. 4つ

    36

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

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2025/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とても面白かった。 青春だなぁと感じながら、普通に感動しながら読んで、泣けました。 幸子も智美もいいお姉さんで、店長はいいお兄さん?で、オーナーは意外な優しさ。 お客さん達の以外なら登場や、リニューアル時の協力体制など、平和な空間でなにより。 暗い話があまりなく、読後爽やかな気分になりました。 2.3部とあるようなので、次巻以降も楽しみです。

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2024/03/10

主人公に魅力があり、展開が楽しみにになる内容だった 主人公の祖母が、また良い味というか、予想の斜め上をいくような味があった 主人公の成長、周囲の人物との関連、舞台となる店、市町の描写は丁寧で良かった 続きを読んでみよう

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2024/01/06

三味線を弾く場面での感謝する回想はなかなか良いです。ページ捲るとハツエ五十音出てて笑った。カプチーノの発音完璧も、翻訳してまた笑った。三味線壊れても耕一とハツエとグッジョブ。税理士の経営学に津軽三味線にキチンとリサーチする結果だと思う素敵でした 青木さん山本さんと同級生に家族の様...

三味線を弾く場面での感謝する回想はなかなか良いです。ページ捲るとハツエ五十音出てて笑った。カプチーノの発音完璧も、翻訳してまた笑った。三味線壊れても耕一とハツエとグッジョブ。税理士の経営学に津軽三味線にキチンとリサーチする結果だと思う素敵でした 青木さん山本さんと同級生に家族の様な従業員にしっかり残りました でラストが最高だったって事 あとは津軽弁は本当に奥深いです

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2023/08/19

なかなかにして、面白い作品です! 最初からナマリ全開のスタートに、おっちゃんは驚きましたが、すぐさまフォローの一文があるから、ちゃんと読み切りました。 すべてが奇想天外な組み合わせ、それでも同じ国での出来事。表現の奥深さ、その地方ならではとはいえ、楽しませてもらいました。 ...

なかなかにして、面白い作品です! 最初からナマリ全開のスタートに、おっちゃんは驚きましたが、すぐさまフォローの一文があるから、ちゃんと読み切りました。 すべてが奇想天外な組み合わせ、それでも同じ国での出来事。表現の奥深さ、その地方ならではとはいえ、楽しませてもらいました。 とはいえ、 「いとっち、かに!」(p260) 緊迫してるシーンで、これは…なかなか馴染むに時間が…

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2023/07/24

主人公がかわいくて ドジなところもまた魅力的で 周囲の人に見守られて成長していく姿がよかった 嫌な人が出てこない 後味のよい作品

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2024/04/03

濃厚津軽弁、人見知り、ドジっ子、ネガティブ女子高生いとは、メイドカフェのアルバイトを始める。 コンプレックスの塊の少女が周りに見守られながら一歩ずつ前に進み、得意の津軽三味線でお店の危機を救えるのか!? という王道青春物語展開が熱い。こういうの大好きです。

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2023/01/05

 津軽弁を駆使するアイドルといえば、王林ちゃんですね。訛りを〝売り〟にすることは賛否が割れるところでしょうが、彼女は単に素を晒している気がして、好感をもっています(個人の感想です)。  話が逸れましたが、「皆さ〜ん、津軽弁を駆使する〝推し〟にしたい〝いと〟ちゃんの登場で〜す!」...

 津軽弁を駆使するアイドルといえば、王林ちゃんですね。訛りを〝売り〟にすることは賛否が割れるところでしょうが、彼女は単に素を晒している気がして、好感をもっています(個人の感想です)。  話が逸れましたが、「皆さ〜ん、津軽弁を駆使する〝推し〟にしたい〝いと〟ちゃんの登場で〜す!」(2011年作品で今更遅いのですが‥)  本書は、青森市の「津軽メイド珈琲店」でバイトを始めた高1女子・相馬いとの成長物語です。  青森のローカル線の車窓風景、豊かな自然、満載の津軽弁、人同士のつながりの温かさがふんだんに描写され、特色あるいい味を出しているように思います。  これらに加え、メイド喫茶&津軽三味線が重要なキーワードであり、スパイスが効いています。  読み始めこそ、いとの「お、おがえりなさいませ、ごスずん様」などと、濃厚過ぎる津軽弁にワザとらしさを感じましたが、成育歴もあり深刻な悩みであることが明かされ、親近感と愛おしさが湧き上がり、世のオジ様たちは〝推し〟にしたくなりますよ、絶対!  素朴で素直でも悩み多き思春期のいとが、祖母や父の愛情を知り、バイト仲間や友人との関わりの中で、コンプレックスを克服し、お店の役に立ちたいという自己有用感が、前向きな姿勢に変容させるんですね。いいなぁ‥。  津軽弁と津軽三味線を否定せず、自分の中に取り込み、しっかり向き合うことで個性が輝いていきます。思った以上に深みがあるなぁ。うん、うん。  本書のタイトル「いとみち」とは「糸道」であり、三味線を弾く際に指の爪先にできる糸の通り道となる溝のことで、三味線を弾くには、なくてはならないモノだそうな‥。  本書の続編、「二の糸」「三の糸」もあるようで、いとの更なる成長が見られるようで、気になります。

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2022/08/22

津軽の方言が前面に出ていて新鮮だった。メイドを通じて、自分の内気な性格を少しずつ克服し、家族とより向き合うことができたいとを羨ましく思う。実際にいとの津軽じょんがら節を聴いてみたい。

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2022/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2022/6/9 これは映画化でしょう。 表紙の絵にもなってるけどビジュアルがすこぶるいいじゃない。 ちっちゃいメイドの魂の津軽三味線。 トドのオーナーまで悪い人ゼロのあったかストーリー。 仲良くなった同級生と何かトラブルがあるのかと邪推しちゃったよ。 すっぱりさっぱりみんないい子でした。 ダメな大人ですいません。 ばあちゃんの津軽弁でひと笑い取れるし、三味線のロック聴きたいやん。 ヴァンヘイレン。 映画化やろ。

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2022/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画化もされているらしい越谷オサムの代表作と言っていい1冊だから間違いないと思っていたら、やっぱり期待を裏切らない王道青春小説。 メイドカフェに三味線、津軽三味線にヴァンヘイレンにビーチボーイス、こんな素材を組み合わせて色物感のない直球の青春小説を書けるのだから、越谷オサムはやっぱスゲーわ。 登場人物にワルいヤツがいないのも良い。好人物ばかりなのに嫌味がないのも良い。 凝った展開や技巧をこらした謎解きみたいなものはないけど、お手軽に読めて元気がもらえるこの本は、活字疲れした時、なんかスッキリしたい時などにぴったり。 越谷オサム読んで元気出していこうぜ!

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