五龍世界 WOOLONG WORLD(Ⅱ) の商品レビュー

壁井ユカコ(著者)

2024/01/17

中華系ファンタジー、『五龍世界』シリーズ第２巻。前作ではちょっと抵抗のあった、イルラックと卑褸の絡みもだいぶ慣れてきて、割とテンポ良く読み進めることが出来ました❗

『五龍大陸』を取り巻く世界観も徐々に明らかになってきて、面白さがアップしたように感じます♫

本書は、ユギの親友である碧燿の話しでしたが、珞尹の正体も分かりますます目が離せません❗

個人的には、武先生こと武智勒が好きなキャラクターで、また登場して欲しいなぁーと思います。あと余談ですが、松本テマリさんの描くカバーデザインもお気に入りです❗

2021/09/12

『五龍世界 II 雲谷を駆ける龍』読了。
1巻の読了から5年…殆ど内容を忘れていたけど…笑笑
話の内容はさておき。主人公の碧耀が最初は人形同然な少女だったがいろんな出来事に巻き込まれていく最中に選択権が与えられなくても意思を持っていこうとする女性へ成長していく過程が感涙モノでした。
なんだか、最後のシーンはすごく共感を覚えるというか…わたくしもこの職業を選んだのも選択権がない中で。でも周囲の言いなりで流れるままそうなったと思うより自分の意思で選んだと思うことのほうがよっぽどいいってその当時は俯瞰していたなぁ…諦観することをやめようと思ったなぁ…

2019.1.6（1回目）

2013/11/28

お、碧耀の話かー
ユギでてこないなー
ユギいつ出てくるかなー
あ、左慈出てきた
ユギはいつかなー
ん、ユギ出てこなそうだな
ユギ出てこないじゃん！
ってことでユギは出てきません。碧耀が主役の話です。
物語全体の主筋というよりは、後の展開を膨らますためのサブストーリーとしての要素を強く感じます。
ここからどう展開していくのか、期待が膨らみます。

2014/06/09

今回はユギの友人・碧耀が主人公。
元気いっぱいのユギが出ないのは残念だけど、外に出て今までの自分と葛藤する碧耀と、不幸な割に生き生きしているイルラック、相変わらずの左慈の組み合わせは、これはこれで魅力的。
地味なストーリーではあるものの、しっかりとした文体と世界設定で、ぐいぐいと一気に面白く読めました。個人的にかなり好みの文章運びで、読みやすいです。

今後、何やら国を動かす大きな展開になりそうで、次巻も楽しみです。