酒ラボ(新装版) の商品レビュー
「面白いな」と感じる前に、「あ、やっぱ、宇仁田先生の描く漫画、好きになれるな」と思えた 何と言うのか、画やストーリーではなく、作品全体に、宇仁田先生の漫画家としても、人間としても、実直なトコが滲んでいるトコに、私は「好きになれる」と思えるのかも 調べる事にも、描く事にも、読んでも...
「面白いな」と感じる前に、「あ、やっぱ、宇仁田先生の描く漫画、好きになれるな」と思えた 何と言うのか、画やストーリーではなく、作品全体に、宇仁田先生の漫画家としても、人間としても、実直なトコが滲んでいるトコに、私は「好きになれる」と思えるのかも 調べる事にも、描く事にも、読んでもらう事にも、ただただ実直に向かい合っているからこそ、温かみのある優しさと厳しさが両立する、こんな骨太な漫画が描けるのだろう あくまで、この『酒ラボ』を読んで、私が勝手に先生の性格や漫画家としての姿勢を想像してるに過ぎないんだけど、一人の読み手にそう感じさせる漫画はそう多くないんじゃないだろうか? 不器用だけど、悪い意味でバカじゃない、平凡だけどつまらない人間でもない主役であるアワモリくんに、とっても好印象を抱けた 大学生らしく、人生に迷いまくり、正しい選択を出せない事が連続する青春の中でも、自分に真面目で、自分が損を蒙る結果が目に見えていても、愚痴は漏らしつつも、何だかんだで動けるトコは、人間として尊敬できる 苦手だからと言って、一から十まで無理と決めつけずに、とりあえず、ぶつかってみる事も社会に出たら大事、そんな風にも思えてくる また、この作品に限った話じゃないが、今現在、第一線の最前線で活躍する先生の初期傑作が、こうやって、新装版として世に再び、出てくるのは、昔からのファンだけでなく、私のような俄かに近い、初心者マークな読み手にも嬉しい限り
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「不器用だけどまっすぐに、何かを探す若者たちの物語。」 こういうタイプの作品に何故かとても心惹かれてしまう。 マイペースでいつも幸せそうな酒井さんが好き。 出来ることならこういう人になりたい。 お酒が飲めないのに何故か酒づくりを始めてしまうアワモリくん。 人生って、こういう成...
「不器用だけどまっすぐに、何かを探す若者たちの物語。」 こういうタイプの作品に何故かとても心惹かれてしまう。 マイペースでいつも幸せそうな酒井さんが好き。 出来ることならこういう人になりたい。 お酒が飲めないのに何故か酒づくりを始めてしまうアワモリくん。 人生って、こういう成り行きとか、いくつかの偶然の出会いによって作られていくんだよな。 私も今まではそうだったし、きっとこれからもそう。 それが縁なんだと思う。 アワモリくんが出会ったもの、人が彼を作っていく。 だからアワモリくんが素敵な人になることは間違いないのです。
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