やさしさをまとった殲滅の時代 の商品レビュー
偶然にもこの本の前に読了した「だから日本はズレている」と同質の本。こっちの著者は60代なので比較して読むと面白いのかもしれない。
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大体は『若者殺しの時代』とおなじ まあこういうことを言う人も必要だよね ただ、ちょっとその情報は違うんじゃないかと思えるものもあった
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堀井憲一郎の、一見軽妙で、奥の深い時評。自分が時代の当事者であることをしっかり認識した上で、その自分も含めた「現代」を冷静に見つめる視点がここちよい。
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コミケを「個どうしが閉鎖性を持ちより拡大し続ける場所」、とする表現に的確さを感じた。 インターネットはオープンだ、と言いながら、実態はクローズドが蔓延しているのだな、と。
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個人が、地域や家族という共同体から分断された現代を、社会的出来事とともに考察。 日韓ワールドカップサッカーや今年の紅白歌合戦などの、韓国に対する風潮を考察している章は、自分の中のもやもやが言語化された様な気がした。
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見た目のクリーンさが整えられ、そのぶん生活危険度が増していく 包括的な文化をめざすことをずいぶんまえからやめていた。それが00年代。 暴力的なものを隠し、気がつけばこんなはずでは、という世界になっていた。 愚痴のような、反省のような、日露戦争とコミケをあわせて考えたりして、まあと...
見た目のクリーンさが整えられ、そのぶん生活危険度が増していく 包括的な文化をめざすことをずいぶんまえからやめていた。それが00年代。 暴力的なものを隠し、気がつけばこんなはずでは、という世界になっていた。 愚痴のような、反省のような、日露戦争とコミケをあわせて考えたりして、まあとにかく、分断されながら、局所的に増大している社会の例が次々に。読んでいるとすっかり鬱々としてくるのだが、しかし何故か読むのがやめられない。まあ、迷惑をかけたりかけられたりしようぜ、ってね。
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かつて携帯電話は10桁だった。それで全部表示できないから新しい携帯電話を購入していたそうだ。記憶にもない。90年代後半って記憶にもないようなことがたくさんあった時代。
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00年代に思春期を過ごした自分にとっては、身の回りの空気の変化に対する違和感をうまく言い表した新書であった。言い当て妙である。3、4章を読むと文章中には一言も書かれていないにもかかわらず、「草食系」という言葉が頭に浮かぶ。欲望が予想されているというのも面白い。若者論として良書だと...
00年代に思春期を過ごした自分にとっては、身の回りの空気の変化に対する違和感をうまく言い表した新書であった。言い当て妙である。3、4章を読むと文章中には一言も書かれていないにもかかわらず、「草食系」という言葉が頭に浮かぶ。欲望が予想されているというのも面白い。若者論として良書だと考える。
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迷惑くらいかけようぜ。 迷惑くらいかけられようぜ。 最後のまとめにとても共感した。 全体に関してはこういう捉え方もあるのかー!と興味津々だった。 少し気になったのはこの作者さんの憂いすぎ?な感じ。 そんな気にするほどのこと?と想ってしまうくらい嘆きの側面を感じてびっくりした。
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