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けもの道を笑って歩け の商品レビュー

3.9

16件のお客様レビュー

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    7

  2. 4つ

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2013/11/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

もっとエッセイみたいな感じならばおもしろかったと思う。せっかく常人とは違った考え方、生き方をしている人なのだから説教臭くない話を読みたかったなと思った。 それでもおもしろい人生観みたいなものは何個かあったな。

Posted byブクログ

2013/10/29

ヤリたければ知性を磨けってという事や売り込んでくる若手俳優にユーモアないからなあとか園さんらしい。 園さんの真似はできないとかではなくて、質より量とかやるべきために必要な事やユーモア、今までの経験から得たことを書かれている。 非道に生きるより映画作品についての言及やどう感じたの...

ヤリたければ知性を磨けってという事や売り込んでくる若手俳優にユーモアないからなあとか園さんらしい。 園さんの真似はできないとかではなくて、質より量とかやるべきために必要な事やユーモア、今までの経験から得たことを書かれている。 非道に生きるより映画作品についての言及やどう感じたのかが園さんの人生経験と一緒に語られていてやっぱり面白い。

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2013/10/09

園子温監督による人生論。 園監督の波乱に満ちた半生は前作『非道に生きる』に詳しいが、今作はその半生から導き出された人生哲学を語るといった内容。 これはまるで詩のようだ。孤独死した老人を、寂しく孤独に死んでいったと決めつけるのは傲慢だという話は我々の“常識”という偏見に対する挑...

園子温監督による人生論。 園監督の波乱に満ちた半生は前作『非道に生きる』に詳しいが、今作はその半生から導き出された人生哲学を語るといった内容。 これはまるで詩のようだ。孤独死した老人を、寂しく孤独に死んでいったと決めつけるのは傲慢だという話は我々の“常識”という偏見に対する挑戦だ。そんな常識に安穏と生きる我々を逆なでしながら生きてきたのが園子温なのだ。 丹念に読んでいると、前半で言っていたことと、後半で言っていることは論理矛盾を起こしているのではないかと反論したくなることもあるが、しかしこれが人生なんだろう。そう、“どっちもアリ”。場面場面で真理になることがある。金も情熱も才能も場面場面でクズにもなるし、宝にもなる。 園子温哲学はそれを熱く語る。 何しろ今の園子温は映画監督にこだわっていない。芸人でもある。この人は作品同様、型にはまらない人。 その一端を言葉で表現している。この作品はそういったものである。 その意味において、『けもの道を笑って歩け』は人生啓発本でも映画論でもなく、詩集のように想えるのである。

Posted byブクログ

2013/10/01

質より量。脱家族。自分に向き合い、肯定すれば孤独ではなくなる。 破天荒な生き様に驚きつつ、納得できること多し。時間をあけてまた読もう。

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2013/09/29

経験値に揺さぶりをかけると、面白いことが起きるんだぜ、けもの道にこそ活路があるぜ、という本。 バカは理解しようとせず、うまく転がせばいい、という解決に少し安堵するとともに、自分だって転がされているかもしれないという不安。そして著者のいろいろギリギリなハングリーぶり。 やっぱり揺さ...

経験値に揺さぶりをかけると、面白いことが起きるんだぜ、けもの道にこそ活路があるぜ、という本。 バカは理解しようとせず、うまく転がせばいい、という解決に少し安堵するとともに、自分だって転がされているかもしれないという不安。そして著者のいろいろギリギリなハングリーぶり。 やっぱり揺さぶりをかけるしかないのか。自分探し、なんていう言葉が著者自身のことで出てきてしまうし、自己啓発本の類、なのかもしれないが、面白かったなあ。 やっぱり平場にはそれなりのものしか落ちてねえのかなあ、と思うのであった。

Posted byブクログ

2013/09/21

園子温のエッセイ第二弾。 今回は園さん独自の“映画論”がガッツリ語られています。 個人的には園さんの考え得る“家族の在り方”に感じるモノがあり、 第一章の『脱家族でつながろう』では何故だか号泣しました。 中には「そんな馬鹿な!!!」と思う自論もありましたが楽しく読み切れまし...

園子温のエッセイ第二弾。 今回は園さん独自の“映画論”がガッツリ語られています。 個人的には園さんの考え得る“家族の在り方”に感じるモノがあり、 第一章の『脱家族でつながろう』では何故だか号泣しました。 中には「そんな馬鹿な!!!」と思う自論もありましたが楽しく読み切れました。 園子温ファンなら『非道に生きる』に続き必読な一冊。

Posted byブクログ