おとなの背中 の商品レビュー
わりとすんなり入っていきました。 「人間の弱さは、それを知っている人たちよりは、それを知らない人たちにおいて、ずっとよく現れている」パスカル パンセ 「禍福は糾える縄の如し」史記
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「まなび」というのは知識の習得のことではない。人に何かを諭されることだ。口で、ではない。その人のふるまいや佇まいに諭される、そういう経験のことである。 生きて行く上で一つたりとも欠かせぬことの大半を、私たちいま社会の公共的なサービスに委託して暮らしています。このサービスが停滞し...
「まなび」というのは知識の習得のことではない。人に何かを諭されることだ。口で、ではない。その人のふるまいや佇まいに諭される、そういう経験のことである。 生きて行く上で一つたりとも欠かせぬことの大半を、私たちいま社会の公共的なサービスに委託して暮らしています。このサービスが停滞したときにそれに文句をつけることしかできなくなっています。
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わたしたちは、わたしたちの世代を宛先として丹念になされた過去の職人さんたちの仕事に支えられて、無事、家の切り盛りをどうにかできてきた。おなじことを、今日、明日ではなく明後日の世代に向けておこなうこと、それがわたしたちの義務である。(まえがきより) 鷲田清一さんのお書きになるものは...
わたしたちは、わたしたちの世代を宛先として丹念になされた過去の職人さんたちの仕事に支えられて、無事、家の切り盛りをどうにかできてきた。おなじことを、今日、明日ではなく明後日の世代に向けておこなうこと、それがわたしたちの義務である。(まえがきより) 鷲田清一さんのお書きになるものはどれも、 分かりやすく丁寧な言葉づかいで読みやすい。そして心の底から「ああ、その通りだな」とストンと腑におちる。「生きる」ことについて、自分はどう向き合いたいのか?しみじみ考えさせられた。
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既出のエッセイをまとめたもの。本当にいきるのに必要なことが、企業にまかされ、人々の能力は退化する社会。常に選別の眼にさらされ、評価なしに無条件で認めてもらうことのない社会、。などについて書かれており、自分の考えに近かった。
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複眼が持ておるかどうかは、自分とは別の生き方、物の見方をしている人たちとどれくらい深くて幅広い付き合いをしているかにかかっている。言い換えると、複数のネットワークをもっているか、複線の人生を歩んでいるか。 政治とは人々に理を問う説得の術。
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阪大の総長だった哲学者の鷲田清一さんの本。鷲田総長の時代に阪大で働いていたこともあり手にとってみた。生きることの意味、生きることの難しさを実感する書物だと思う。人生に免罪符はないのだということを、ぼくは学んだ気がする。小説のような面白さはありませんが、特に若い世代の人に読んで欲し...
阪大の総長だった哲学者の鷲田清一さんの本。鷲田総長の時代に阪大で働いていたこともあり手にとってみた。生きることの意味、生きることの難しさを実感する書物だと思う。人生に免罪符はないのだということを、ぼくは学んだ気がする。小説のような面白さはありませんが、特に若い世代の人に読んで欲しい本。
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新聞などに寄稿したものを集めたもの。読みながらいろいろぐるぐる考える。 特に「心の肺活量」ということが心に残る。 わからなさにどれだけ耐える力をつけるか。 そう世の中は、わからないことばかりなのだ。だからこそ、考えるのだ。
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すばらしい著作。 特に、第4章「ぐずぐずする権利」が白眉。 何度も繰り返して味わうべき言葉に満ちている。
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沁みた。。。。。。 鷲田先生の文章は、ふだんは素通りしてしまうような ちいさな隙間にじわじわしみ込んでくるようで ほぅっとため息がでて、心がじんわりと満たされるようであります 引用箇所がありすぎて抜き出すの諦めましたので 1年以内にまた再読しようとおもいますです
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http://kumamoto-pharmacist.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/post-80e4.html
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