ゆきがふる の商品レビュー
雪もうさぎもふわふわ感が素晴らしい絵に惹かれます。やさしい雪の精と思われる「ふわふわころり」、クールな「ゆきぐも」も素敵です。 「妹のために雪を降らせてほしい」といううさぎのふうちゃんの頼みに、「ゆきぐも」は「いちばん だいじな おもちゃ」を要求します。雪を降らせることは「ゆきぐ...
雪もうさぎもふわふわ感が素晴らしい絵に惹かれます。やさしい雪の精と思われる「ふわふわころり」、クールな「ゆきぐも」も素敵です。 「妹のために雪を降らせてほしい」といううさぎのふうちゃんの頼みに、「ゆきぐも」は「いちばん だいじな おもちゃ」を要求します。雪を降らせることは「ゆきぐも」にとっては神聖な仕事なのだから、だと私は思いました。ふうちゃんもそれを知っていて、もう帰らないお父さんのくれた赤い車を差し出したのでしょう。甘くないお話ですね。
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ブクログの皆さまこんにちは! 私の住む地域では大雪、大嵐ですが、皆さまのところは大丈夫ですか? ふだん雪の降らない地域に住む方々、通勤、お買い物など外出の際は、転倒や、車の運転など、くれぐれも気を付けてください。 私のところは、かなりの戸数で停電しているので、うちも停電しないか気...
ブクログの皆さまこんにちは! 私の住む地域では大雪、大嵐ですが、皆さまのところは大丈夫ですか? ふだん雪の降らない地域に住む方々、通勤、お買い物など外出の際は、転倒や、車の運転など、くれぐれも気を付けてください。 私のところは、かなりの戸数で停電しているので、うちも停電しないか気が気ではありません。 せっかくのホワイトクリスマスですが、これは度を越していますよね。 うさぎの子どもが雪の中の森の道を歩いています。 雪の森の絵が素晴らしく美しいです。 うさぎは雪の森で ふわふわころりのいえをみつけます。 ゆきのひにだけあらわれる ふわふわころり。 ふわふわころりはゆきでテーブルとイスをつくっていました。 ふわふわころりがくれた ゆきのおかし。 ひとくちたべるときゅうっとあまい。 そこへやってきた ゆきぐもに ぼくは、 「ぼくのうちにもきてくれないかな」 「いもうとがねつをだしてねているから もしまどのそばまできて ゆきをふらせてくれたら いもうとはよろこぶとおもうんだ」 「ええ いいわよ。あなたのいちばんだいじな おもちゃをわたしにくれるなら」 ぼくは にわさきに おもちゃのくるまをおいた。 いもうとと ふたりで まどのそばにたって そとをながめる。 「わあ、おにいちゃんすごいね」 よるおかあさんがきいた。 「ふうちゃん いつものところにくるまがないけど どうしたの」 「あれ すいろに おとしちゃった」 ぼくは なぜか うそをついた。 いつのまにか おもちゃのくるまは きえていた。 ゆきのうえに だれかのあしあと。 「すてきな くるま もらったね」 こえがきこえたきがしてふりかえる。 だれもいない。 うさぎの子どものぼくが おかあさんに秘密をもってひとつ大人になった日のできごとでしょうか。 蜂飼耳さんの文章と、牧野千穂さんの雪景色の絵がとても美しい絵本でした。
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蜂飼耳氏の紡ぎ出す、温かでちょっぴりシリアスな世界が好きだ。 冬の日に子どもに読んであげたい一冊! 今回はウサギの兄ちゃん、ふう。 ふわふわころりの可愛さは子どもに良さそう。 ゆきぐもと共に、床に伏せてる妹の為にウチに来てもらう。その条件は、大切なおもちゃ。 真っ赤な車をくれ...
蜂飼耳氏の紡ぎ出す、温かでちょっぴりシリアスな世界が好きだ。 冬の日に子どもに読んであげたい一冊! 今回はウサギの兄ちゃん、ふう。 ふわふわころりの可愛さは子どもに良さそう。 ゆきぐもと共に、床に伏せてる妹の為にウチに来てもらう。その条件は、大切なおもちゃ。 真っ赤な車をくれたおとうさんは もう かえってこない。 家の中の温かな感じと、お外の雪の寒そうだが、ふんわりとした柔らかい絵がとてもステキだ。
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うさぎの男の子が、雪の日にだけ現れる〈ふわふわころり〉という謎の生きもののお家におじゃましたり、そこで紐で結わえた雲を持つ女の子の姿をした〈ゆきぐも〉に会ったり、とらえどころのない不思議な世界観。不意に出てくる「おとうさんは もう かえってこない」の一文にドキリ。 一番大事にしているおもちゃを手放してまで、熱を出した妹に雪を見せたかった男の子。寂しさと優しさと何か決意のようなものの上に雪が降り積もる。 想像を掻き立てる独特な作風に心を奪われた。 最後まで無言だった5歳3ヶ月の息子は何を感じていたのかなぁ。
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6歳0ヵ月 〈親〉 絵が好き ◯ 内容が好き ◯ 〈子〉 何度も読む(お気に入り) ちょうど良いボリューム ◯ その他 ◯ 雪が積もってぼうっと明るい景色の中にいるあの感じが、本の中から伝わってきます。静かで寂しくて、明るい、でもいつかは消えていってしまう切なさとかそんな感じ。 その美しさや、妹想いのふうちゃんの優しさに気を取られていて、突然『おとうさんは もう かえってこない』の一文に激しく揺さぶられることに。 たまたまそばでいっしょに聞いていたダンナが「え、どういうこと?」と一番驚いていました。 喪失の物語? 息子は何度も読む、というわけではありませんでしたが、一人で最後まで読んでいました。
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[墨田区図書館] しんしんと積もる雪の中、表紙絵からも伺い知れる、少し怖いような?静かな話が展開されていた。 話に出てくる雪のおばけ?とお兄ちゃんの取引。話の中では説明されないけれども、恐らく亡くなったと思われるお父さんとの想い出の一番大事なおもちゃを、病気の妹を思うお兄ちゃ...
[墨田区図書館] しんしんと積もる雪の中、表紙絵からも伺い知れる、少し怖いような?静かな話が展開されていた。 話に出てくる雪のおばけ?とお兄ちゃんの取引。話の中では説明されないけれども、恐らく亡くなったと思われるお父さんとの想い出の一番大事なおもちゃを、病気の妹を思うお兄ちゃんが代償として差し出す。二人のやりとりからその流れはわかるけれども、その代償や取引的な感覚が子どもに理解出来るのか?出来たのか?読む前、読んだ後と少し気になったが、あまり細かい追及はやめておいた。 短く、簡単な絵本だけれども、少し含みをもたせた、その気になればその後ろにある背景とその気持ちにまで意識が行くような、ある種大人向けの話かも。
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ものすごくきれいで、かわいいのですが、なんだかちょっと寂しく悲しい雰囲気が漂ってました。 降ってくる雪がとにかくきれい。 そして、文のリズムが心地よかったです。
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読み終わった直後、何故か号泣していた。 とても温かい物語で、なのに一抹の切なさを感じて、それらがふわふわと自分の中に入って来て、一瞬にして自分のお気に入り絵本の上位に舞い上がった。 まるで一篇の詩を読むような物語。 優しいパステル画。 登場キャラクターの全てが愛らしく、愛おし...
読み終わった直後、何故か号泣していた。 とても温かい物語で、なのに一抹の切なさを感じて、それらがふわふわと自分の中に入って来て、一瞬にして自分のお気に入り絵本の上位に舞い上がった。 まるで一篇の詩を読むような物語。 優しいパステル画。 登場キャラクターの全てが愛らしく、愛おしい。 雪のお菓子を持って座っている絵がお気に入り。 本当にいい絵本に出会えた。 「うきわねこ」より好きかもしれない。 またこの名コンビの作品を楽しみにしている。
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とても心に響く絵でした。むしろ大人向けかも。 大切なものの喪失から、こんな美しさの中で次に進んでゆけたら! 生きていかなきゃならないから、もう戻ってこない愛しいものを、投げ捨てるのでも、見ないふりをするのでもなく、美しいものに託してお別れする。ことによると、お別れではなく、永...
とても心に響く絵でした。むしろ大人向けかも。 大切なものの喪失から、こんな美しさの中で次に進んでゆけたら! 生きていかなきゃならないから、もう戻ってこない愛しいものを、投げ捨てるのでも、見ないふりをするのでもなく、美しいものに託してお別れする。ことによると、お別れではなく、永遠化なのかもしれない。あとはきっと、心の奥深くにそうっと包み込んだものだけを抱えて前へ。
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優しいうさぎのお兄ちゃん。 妹のためにとった、小さくて大きな選択とは? 優しくてほんの少しだけ寂しい、雪の日の物語です。 大切な人と本屋で一冊ずつ買った 特別な作品です。 ** 雪の日の、非日常感。 わくわくして、どきどきして、少し寂しくて。 私も何か特別なことが起こるん...
優しいうさぎのお兄ちゃん。 妹のためにとった、小さくて大きな選択とは? 優しくてほんの少しだけ寂しい、雪の日の物語です。 大切な人と本屋で一冊ずつ買った 特別な作品です。 ** 雪の日の、非日常感。 わくわくして、どきどきして、少し寂しくて。 私も何か特別なことが起こるんじゃないかって、 いつも浮き足立っていました。 この絵本は、その感覚を思い出させてくれました。 あぁ。私はいつから雪にわくわくできなくなってたんだろう。 この本を読むたびに、また雪が好きになれるといいな。
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