論語 の商品レビュー
論語については、岩波文庫を古くから紐解いていましたが、齢、天命を越えてもう一度と思っていました。この桑原論語、手に取って最初は、ちょっと合わない感じでしたが、通読して、考えを改めました。今、あとがきを読むと、井波律子さんがお手伝いされてたんですね。この後、井波律子「完訳論語」に進...
論語については、岩波文庫を古くから紐解いていましたが、齢、天命を越えてもう一度と思っていました。この桑原論語、手に取って最初は、ちょっと合わない感じでしたが、通読して、考えを改めました。今、あとがきを読むと、井波律子さんがお手伝いされてたんですね。この後、井波律子「完訳論語」に進みます。
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フランス文学の研究者であり、中国史研究の泰斗として知られる桑原隲蔵を父にもつ著者が、『論語』について解説している本です。 「郷党第十」までがとりあげられており、古今の注釈を比較しながら、著者みずからの納得のいく解釈がとられています。そこで語られる孔子の思想は、堅苦しい道学者ふう...
フランス文学の研究者であり、中国史研究の泰斗として知られる桑原隲蔵を父にもつ著者が、『論語』について解説している本です。 「郷党第十」までがとりあげられており、古今の注釈を比較しながら、著者みずからの納得のいく解釈がとられています。そこで語られる孔子の思想は、堅苦しい道学者ふうの説教ではなく、すなおなヒューマニズムの発露というべきものです。 単にこれまでの諸注を比較するのとは異なり、本書のようなスタンスで『論語』を解釈することは、解釈者自身の人間的なスケールを測られるということであり、非常に恐ろしいことだと感じてしまいます。まさに「解説」で河合隼雄が述べているように、「孔子という人と桑原武夫という人の二人の人の切り結び」というべきもので、著者の語り口はゆったりとしたものであるものの、非常にスリリングな読書体験をあじわうことができました。
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フランス文学者が読み解いた論語。この前『大学・中庸』を読んだので、こちらも読んでおこうと思い購入。 『大学・中庸』と同じく、一読しただけではなかなか掴めない。折にふれて読み返そうと思った。
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子曰、父母之年、不可不知也。一則以喜、一則以懼。私もこのような心境を抱く年齢になってきた。果たして、我が子は将来同じように私を想ってくれるであろうか。
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