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専門家はウソをつく の商品レビュー

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21件のお客様レビュー

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2024/06/21

経済の専門家の情報における誤謬の類を知れたらいいなと思い手に取ってみた。 本書の内容は基本的な情報リテラシーの域を出ない物であったが、非常に分かりやすく言語化されていて、当初の読む目的と違った学びがあった。 無意識に理解し行動している情報リテラシーの内訳について、丁寧で論理的に言...

経済の専門家の情報における誤謬の類を知れたらいいなと思い手に取ってみた。 本書の内容は基本的な情報リテラシーの域を出ない物であったが、非常に分かりやすく言語化されていて、当初の読む目的と違った学びがあった。 無意識に理解し行動している情報リテラシーの内訳について、丁寧で論理的に言語化している。 「我々人間は専門家の意見を無批判に鵜呑みにしてしまうバイアスがある」そして「専門家の言うことを鵜呑みにしてしまうことは危険であるから自分の頭で考えて適切に問題の答えを見つけなければならない」。この「課題」を因数分解し、例を出すことで原因は見つけやすくなり、解決に続く道筋も見えてくる。 また堅苦しくならないように言い回しの表現を工夫していたり(長い棒を使うなど)、行間をたっぷり使って文圧を軽減している点も興味深い。 専門家の情報を鵜呑みにしがちな人はそもそも情報の受け取りに慣れていない。ということは、本書の内容を届けたい人こそ、本書を読みたがらない。そこを理解しているからこそ、意識的に「軽く」しているのが読み取れる。 この論理的な部分と(思いやり的な)感情の部分のバランスが良くて唸った。これまでに読んだ勝間氏の著作で一番良かったかもしれない。

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2022/05/15

医学は少し?というところもあったが納得できる部分が多い。どんな分野でも少なくとも3人の専門家にアプローチする点という点から取り入れたい。

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2020/12/26

勝間和代さんの本を初めて読みました。 本のタイトルが気になったので手に取ってみましたが、なぜ専門家に一般の方が意識的に頼りすぎてしまうのかという人間の弱い部分から話を突いていて本当に良い本だと思いました。 本書の中で紹介されている本も読んでみます。 専門家の事を頼りすぎてはいけな...

勝間和代さんの本を初めて読みました。 本のタイトルが気になったので手に取ってみましたが、なぜ専門家に一般の方が意識的に頼りすぎてしまうのかという人間の弱い部分から話を突いていて本当に良い本だと思いました。 本書の中で紹介されている本も読んでみます。 専門家の事を頼りすぎてはいけないし、自分で学ぶキッカケとして利用するのがベストなのかなと感じました。

Posted byブクログ

2018/11/12

批判的に物事を捉える訓練になる本。専門家の意見なので無批判に採り入れたいところだが、ちょっと、立ち上まりましょうということ。人間、楽は、できないなあと思った。

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2018/10/14

今まで語学や健康療法アサイーとかで数々の騙された経験がある私にとっては納得する内容だった 最短距離で答えを知りたいという欲を抑えて少なくとも3人の専門家をあたるというのが問題解決にはいいらしい

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2018/08/09

専門家はウソをつく。勝間和代先生の著書。日本人は権威に弱くて、立派な学歴や職歴、資格を持つ専門家の意見を鵜呑みにしてしまう。私は人よりも疑心暗鬼になりやすい疑り深い性格だと自負しているけれど、それでも立派な学歴を持つ博士や学者の先生、専門家の先生の意見や説明は疑うことなく信じてし...

専門家はウソをつく。勝間和代先生の著書。日本人は権威に弱くて、立派な学歴や職歴、資格を持つ専門家の意見を鵜呑みにしてしまう。私は人よりも疑心暗鬼になりやすい疑り深い性格だと自負しているけれど、それでも立派な学歴を持つ博士や学者の先生、専門家の先生の意見や説明は疑うことなく信じてしまっているかもしれません。専門家でもウソをつくし、専門家でも間違える、専門家でも人間という意識を持って、何事も自分の頭で考えてみることの重要性を学びました。

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2018/02/15

なんちゃって専門家批判に加えて、どのように学習・知識習得すれば、そのような専門家に惑わされずに判断できるかを書いた本。 経済に詳しい勝間さんらしく、投資に関する話はとてもタメになりました。 OSレベルの知識(専門知識の土台、基礎という意味だと思う)を身につけることが大事、という点...

なんちゃって専門家批判に加えて、どのように学習・知識習得すれば、そのような専門家に惑わされずに判断できるかを書いた本。 経済に詳しい勝間さんらしく、投資に関する話はとてもタメになりました。 OSレベルの知識(専門知識の土台、基礎という意味だと思う)を身につけることが大事、という点が1番タメになりました。

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2017/09/27

前半は「まあそんなことだと思ってた」的な内容、後半は「そこまで考えることはないけど考える意味あるの?」的内容。世の中にはびこる悪しき専門家をこきおろし、専門家を信用するなという勝間先生。で、ご本人は「専門家を評価する専門家」になったということですね。

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2017/09/16

2度目の読了。 このころから勝間さんの著書の出版ペースが変わっていますが、内容はかなり洗練されていて、簡単だけど芯が通っているように感じられます。 単に一人の講師を細切れの時間一人ずつ使うだけの不効率な教え方が、言い方をかえると「個別指導」になります。 安い個別指導は、結局その...

2度目の読了。 このころから勝間さんの著書の出版ペースが変わっていますが、内容はかなり洗練されていて、簡単だけど芯が通っているように感じられます。 単に一人の講師を細切れの時間一人ずつ使うだけの不効率な教え方が、言い方をかえると「個別指導」になります。 安い個別指導は、結局そのくらいの安さで自分の時間を売れる人しか提供できません。 本当に自分に合ったスーパーティーチャーを探すには、マンツーマンを狙ったらだめ、ということがよくわかります。 考えて見れば、そのとおり、です。 カツマさんは、見通せてるのが、やっぱりすごいところです。

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2016/12/18

 私は、いつも専門家に、まんまと騙されている側のような気がしますが、「専門家という商品を情報消費として売ろうとするビジネスがあるわけですので、それに翻弄されないようにね!」という警告書なのでしょうね。  でも、私も、専門家の端くれと言えるわけですから、専門家が「ウソをつく」理由...

 私は、いつも専門家に、まんまと騙されている側のような気がしますが、「専門家という商品を情報消費として売ろうとするビジネスがあるわけですので、それに翻弄されないようにね!」という警告書なのでしょうね。  でも、私も、専門家の端くれと言えるわけですから、専門家が「ウソをつく」理由も良く分かります。あらゆる視座から客観的に物事を見た場合、多くのルールは、その世界で生計を立てている人に都合の良いものに過ぎないわけですから…  例えば結婚披露宴で新婦ばかりではなく新郎までも「お色直し」をしたり、新郎新婦の父親がモーニングコートを着たり、母親が留め袖を着たりするのは、そうするのが普通だとか、来賓に対して失礼だというルールを売り物にして、衣装を貸している業者の都合に過ぎないのかもしれません。  勝間和代さんは、ある意味、専門家から批判されることによって、専門外の土俵に上がらざるを得なくなっても、このように正々堂々と相手のルールで戦おうとするところで「凄くメンタルが強い人なのだろうな」と思ってしまいます。また、テレビ出演でも(上手く利用されることを潔しとせず、そのために)自分の強みが発揮できなかったことで、決別を選んだのでしょう。

Posted byブクログ