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黒田官兵衛の情報学 の商品レビュー

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2024/05/18

先日、姫路に行った時の本屋で購入。 これだけでなくいわゆる“官兵衛本”がたくさんありました。 信長、秀吉、家康と移り変わる戦国期、 その中を“情報”を武器として生き抜いた官兵衛、 その人物像を描き出そうと試みている一冊、でしょうか。  “活用、応用、転用ができなければ「情報...

先日、姫路に行った時の本屋で購入。 これだけでなくいわゆる“官兵衛本”がたくさんありました。 信長、秀吉、家康と移り変わる戦国期、 その中を“情報”を武器として生き抜いた官兵衛、 その人物像を描き出そうと試みている一冊、でしょうか。  “活用、応用、転用ができなければ「情報通」とはいえない” これは今の時代でも通じる概念と思います。  “実践による再確認が、家康を本当の智者にした” 戦国時代の最終的な勝者・徳川家康、 彼も決して百戦百勝だったわけではなく、 三方原などでは、武田信玄相手に大敗しています。 その理由はひとえに“情報”を活用できなかったから。 そして、痛い目を見た後の家康は、文字通り生まれ変わります。 そんな流れを“現代の日本の状況”への警鐘を鳴らしながら、 わかりやすく描き出しているのが、個人的にはスルッと。 戦国時代ものとして読むととちょっと肩すかしかもしれませんが、 現在と紐付けながらの官兵衛像という点は、なかなかに新鮮ですかね。 なんて、ここ最近興味深く拝読している、 著者・宮崎正弘さんのメルマガを片手に、なんて。

Posted byブクログ

2014/02/07
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※このレビューにはネタバレを含みます

黒田官兵衛があんまり関係ない本のように思えた。信長・秀吉・家康の三人がどういう戦術・戦略を行ってきたかについて書かれており、黒田官兵衛が立案しどうやって運用してきたかなどがあんまり書かれてない。 3武将の戦国時代の戦略を検証するような本だと思えば悪くは無い本だと思うが、黒田官兵衛のインテリジェンスを論じた本だと思って読むと少々当てが外れる。 エピローグで「”信長・秀吉・家康のそれぞれの視点から官兵衛のインテリジェンス戦略を論じた。”(本書 P199)」と書かれていたが、この本の目的は、プロローグで書いて欲しかった。 坂本龍馬の坂本家が明智光秀の残党の流れであるとの説(本書 P119)は疑問だけど。龍馬の本家は、元々商人の才谷家じゃないのかな?武士に取り立てられるときに、坂本の名を与えられたのであり、龍馬の先祖が明智残党だったというのは、可能性が全くないわけではないけどちょっと疑問。坂本の名前自体の由来が明智に関するというならば問題ないけど。

Posted byブクログ