黄いろのトマト の商品レビュー
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ペルペムとネリを導いてやれる大人が周囲にいなかったから、今回のような悲しい出来事が起こったのかなと。 だけど二人は二人でいたから幸せだったのだから、すごくやるせない気持ちになった。 家に戻った二人は、夜の中立派に育った黄いろのトマトを見て何を思うのだろうか。
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〝私の町の博物館の、大きなガラス戸棚にいる剥製の蜂雀の声が波のように聞こえてくる・・・「かあいそうだよ。本当にかあいそうなことをした」・・・ペムペルとネリの兄妹が、まるでお伽話のように愉快に暮らしていたある日。 「兄さま、あのトマトどうしてあんなに光るんでしょうね」「黄金だよ。黄金だからあんなに光るんだ」 二人の無垢な心は、思いもかけないかたちで傷つけられることに・・・〟宮沢賢治・作、降矢なな・絵による、愛しさと切なさがただよう、哀しみの絵本。
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降矢ななさんの絵が、賢治さんの世界とぴったりで、とてもよかったです。 おとぎ話のように愉快に暮らす幼い兄妹は、黄色く実ったトマトを黄金のように大切にしていました。 でも、現実の世界で、その価値を無慈悲にも否定されてしまうのです。 勿論、現実の世界では、当たり前のことなのですが、ね...
降矢ななさんの絵が、賢治さんの世界とぴったりで、とてもよかったです。 おとぎ話のように愉快に暮らす幼い兄妹は、黄色く実ったトマトを黄金のように大切にしていました。 でも、現実の世界で、その価値を無慈悲にも否定されてしまうのです。 勿論、現実の世界では、当たり前のことなのですが、ね……。 現実は現実としても。。。 心のなかで大切にしているものは、 そっと大切にしていきたいな、と思いました。
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悲しいお話だと思った。幼い兄弟にとって大切なものが、大人によって否定されてしまう。 仕打ちはむごいが、事実だけを見ると当たり前のことでもあり。そこが悲しくもある。 お金にはならない美しさがあり、いまはそういうものが直接お金に変身することはないけれど、いつか、子どもの「したい」が...
悲しいお話だと思った。幼い兄弟にとって大切なものが、大人によって否定されてしまう。 仕打ちはむごいが、事実だけを見ると当たり前のことでもあり。そこが悲しくもある。 お金にはならない美しさがあり、いまはそういうものが直接お金に変身することはないけれど、いつか、子どもの「したい」が無条件に叶えられるような豊かな社会になったらいいな。 大人の私が読むと、兄弟が見た白い布に隠された上がったり下がったりする灰色の四本脚の持ち主は明らかに象なんだけど、彼らは象を見たことがない故に「灰色の四本脚が上がったり下がったり」する現象でしかないんだよね。 そういうところを、ちゃんと忘れずに描いてくれているんだな。
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どんなに美しく、魅力的に思えるものも、近づきすぎると、思っていたのと違う部分も見えてくる。 それでも人は、求めて走ってしまうのです。今そこにあった小さな幸せを捨てて、走ってしまうのです。 でも実際、黄色いトマトはとても綺麗ですよ。 あまり見たことないお話しだと思っていたら、こ...
どんなに美しく、魅力的に思えるものも、近づきすぎると、思っていたのと違う部分も見えてくる。 それでも人は、求めて走ってしまうのです。今そこにあった小さな幸せを捨てて、走ってしまうのです。 でも実際、黄色いトマトはとても綺麗ですよ。 あまり見たことないお話しだと思っていたら、これは未整理原稿なのですね。 賢治さんも、1枚お話しが抜けた状態でみんなに読まれることになろうとは思っていなかっただろうな。 降矢ななさんの表紙に惹かれて、この本を借りていく低学年も多かったのですが…理解できていたのかな、このお話し。
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宮沢賢治でもすきな話を 降矢さんが絵本に!! おれとく!!! 絵かわいい〜 かわいそうな話
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ペムペルとネリという名前の兄妹が登場し、なんとなくグスコーブドリの伝記を思わせるお話。 自然の中で2人だけの質素な生活を営む兄妹は黄色のトマトを「黄金」として大事にするが、とあるきっかけでサーカスに出かけることになり、その入場料として黄金のトマトを受付の男に渡すとひどく貶められてしまうというなんとも世知辛い結末である。 未開の土地に暮らす二人の常識は、一般社会では全く通じないのだ。 慎ましく正直に暮らしてきた幼い兄弟が最初に味わう挫折感がなんとも悲しく切ない。
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