市立第二中学校2年C組 10月19日月曜 の商品レビュー
第二中学校2年C組10月19日の1日。大きな事件は何も起こらないのに、これだけ書けるってすごいと思う。中学生の気持ちを描くのが上手い。
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2年C組のとある月曜日の一日を、クラスメイトの視点から追っていく連作短編集。どんどん視点が変わっていくので、読んでいて面白かった。女の子同士の駆け引きのようなものだったり、一人ぼっちにならないように計画的に動いてる様子だったり、読んでいてなるほどと思ってしまいました。子供のころに...
2年C組のとある月曜日の一日を、クラスメイトの視点から追っていく連作短編集。どんどん視点が変わっていくので、読んでいて面白かった。女の子同士の駆け引きのようなものだったり、一人ぼっちにならないように計画的に動いてる様子だったり、読んでいてなるほどと思ってしまいました。子供のころに読んでいたら、もうちょっと上手く回避することができたかも。大人の立場でも勉強になりました。
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解説にもあったが、このクラスの全員が、自分。 確かにそう思えるくらい、クラスひとりひとりの思いが、かつて自分が抱え込んでいた気持ちの断片と重なっていた。 なんでか分からないけど親にむかついて、でも当たり散らしたあとは無性に自分が情けなくなったり。 いやだって思っているのに、口に出...
解説にもあったが、このクラスの全員が、自分。 確かにそう思えるくらい、クラスひとりひとりの思いが、かつて自分が抱え込んでいた気持ちの断片と重なっていた。 なんでか分からないけど親にむかついて、でも当たり散らしたあとは無性に自分が情けなくなったり。 いやだって思っているのに、口に出しては言えなくてうじうじしたり。 読み終わったあと、急に彼、彼女たちを抱きしめたいような そんな思いになったのは、この作品の中に、昔の自分を見たから。 抱きしめたいと思ったのは、あの頃の私自身なのかもしれない。
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とある中学校の、 とあるクラスの生徒たち一人ひとりの、 とある一日のとある時間を切り取った短編連作。 一人ひとりに背景があり、生活があり、想いがあり、 一人ひとりが他人と影響を及ぼし合いながら、 一人ひとりが「自分の人生」を歩んでいる。 ほんのわずかな「一日の断片」なのに、 ...
とある中学校の、 とあるクラスの生徒たち一人ひとりの、 とある一日のとある時間を切り取った短編連作。 一人ひとりに背景があり、生活があり、想いがあり、 一人ひとりが他人と影響を及ぼし合いながら、 一人ひとりが「自分の人生」を歩んでいる。 ほんのわずかな「一日の断片」なのに、 世間的にはまだ子供という感じの年代なのに、 何かものすごいことが起こるわけではないのに、 「人」一人ひとりの「生活」の濃密さをすごく感じる作品でした。
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中学生のふつ~の一日。 特にすごい事件は起こらないのに、読ませます。 自分が中学生だった頃を思い出したり、 前の道を歩く中学生を見て、あの子もこの本の中の一人なのかな? なんて思ったり。
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偶然にも10月19日に読み終えることができました。 中学校生活のことが生徒一人一人の視点から、それぞれ短編で描かれています。 大人でも子供でもない微妙な時期、独特の思考で送る毎日を思い出し、 おても懐かしい気分になりました。
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