人類資金(Ⅳ) の商品レビュー
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2024/8/12読了(再読) 第二幕~三幕へ。 事は為ったものの、”M”の正体が”財団”にも知られてしまう事態に。舞台は、ロシアから、東南アジアの貧困国、カペラ共和国へ。ここで”M”――笹倉暢人――は何をしようとしているのか? そして、その狙いを知った”財団”も阻止すべく動き出す……てな所でクリフハンガー状態。 しかし、子分の携帯に『ハダカ電球』で登録(ハ行で……となって『ハゲ親父』かなとか思ったら、これは予想を超えた)されている酒田の親分。慕われているのか、舐められているのか……後者だわな。
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目的は果たした?けど、財団サイドの落ち着き様が、これからもう一波乱も二波乱もあることを容易に想像させる内容でした。 あとがきで、映画の配役が書いてあったけど、真舟と石は私の脳内キャスティングといっしょでビックリでした(笑)
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企みは完遂したものの内容は露見し命を狙われる羽目に。 今は東南アジアの最貧国の一つカペラ共和国にいます。 ”ルール”の外側に出て何ができるのか。 後半は俄然ワクワク。 この巻から本の厚みが普通になり、あとがきまでついてきました。刊行当時の話などが書かれてあり「ほっほぅ・・・」と...
企みは完遂したものの内容は露見し命を狙われる羽目に。 今は東南アジアの最貧国の一つカペラ共和国にいます。 ”ルール”の外側に出て何ができるのか。 後半は俄然ワクワク。 この巻から本の厚みが普通になり、あとがきまでついてきました。刊行当時の話などが書かれてあり「ほっほぅ・・・」と興味深く読みました。 さ、次々ぃ~♪
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この巻で秘密のベールに包まれていた"M"の正体、"市ヶ谷"の美由紀がどういう立ち位置なのかが読者に打ち明けられる。獅子身中の虫とは、そのどちらにも言えることだった。ロシア編がカタストロフを迎えようとした時に真舟を救った"M&quo...
この巻で秘密のベールに包まれていた"M"の正体、"市ヶ谷"の美由紀がどういう立ち位置なのかが読者に打ち明けられる。獅子身中の虫とは、そのどちらにも言えることだった。ロシア編がカタストロフを迎えようとした時に真舟を救った"M"。日本の"財団"に押し寄せる第2の占領軍・ハロルド.マーカス。「世界が変わる瞬間」は次巻以降にお預けだ。
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7作中の4作目。3作目で一旦失敗に終わったかと思われた「M資金」の奪還作戦は一転して、成功へ。そして、「M」の正体が明らかになり、敵と思っていた「市ヶ谷」の美由紀は実は味方だった…そんな彼らの動きに本気になる「財団」の理事たち。10兆円の奪還に成功し、「M」の野望も叶えられたよう...
7作中の4作目。3作目で一旦失敗に終わったかと思われた「M資金」の奪還作戦は一転して、成功へ。そして、「M」の正体が明らかになり、敵と思っていた「市ヶ谷」の美由紀は実は味方だった…そんな彼らの動きに本気になる「財団」の理事たち。10兆円の奪還に成功し、「M」の野望も叶えられたように思えるが、まだ残り3作。この後、どういうふうに展開していくのか、全く先が読めない分、余計にはまる!
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どうやって作ったか知らないが、財団のホストコンピューターにコンピューターウイルスを送り込み、10兆円があっさり手に入る。要するに、コンゲーム小説ではなかったようだ。そして、話は、その使い方に移るみたいである。今後、それに関する演説(会話文)や解説(地の文)が乱発される予感…。真舟...
どうやって作ったか知らないが、財団のホストコンピューターにコンピューターウイルスを送り込み、10兆円があっさり手に入る。要するに、コンゲーム小説ではなかったようだ。そして、話は、その使い方に移るみたいである。今後、それに関する演説(会話文)や解説(地の文)が乱発される予感…。真舟もオルグされるのか。
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なんとなく話の全容が見えてきた!しかし、キャラクターに思い入れが強いのか、それぞれの背景が詳細過ぎて、思うほど話が進まない(笑)さすが、福井さん…。 Mの素顔が明らかになった。(意外に人間臭かった。イージスのヨンファとか、ローレライの浅倉とかユニコーンのフロンタル系かと思っていた...
なんとなく話の全容が見えてきた!しかし、キャラクターに思い入れが強いのか、それぞれの背景が詳細過ぎて、思うほど話が進まない(笑)さすが、福井さん…。 Mの素顔が明らかになった。(意外に人間臭かった。イージスのヨンファとか、ローレライの浅倉とかユニコーンのフロンタル系かと思っていた)また、石の素顔も。石は、次巻でもう少し説明があるかな。酒田はこれで退場?
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福井晴敏によるM資金にまつわる長編第4弾。 いよいよロシアでの仕事が佳境に入ろうとしたところで、昔詐欺をはたらいた時から追われている相手、ヤクザの酒田と列車内で出くわした真舟。酒田は高遠美由紀から送り込まれ、M資金の奪取を防ぐための駒だった。真舟の素性も割れ、いよいよ仕事が破綻するかに見えた時に現れたのは「M」だった。 本巻でいよいよ「M」の素性が明かされる。「M」と石の関係、「M」がなぜM資金の奪取を計画しているのか、高遠との関係などが次々に明らかになっていく。 知るということの大切さとその威力をまざまざと見せつけ、今の世の中の可能性の大きさを感じさせる。その一方、敵対勢力の大きさも描かれ、「M」の計画が果たしてうまく転がっていくのか、いよいよ目が離せなくなってくる。
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”M"を名乗る犯人側の首謀者が基金創設者、笹倉雅実の孫、暢人として現れる。犯行は露見したが、暢人の説得によりファンドマネージャーは緊急融資申し込みを実行し、10兆円が引き出される。
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物語が走り出した!そう感じることのできる本シリーズ ほぼ全員の登場人物の姿が見えてきた どうやって世界を変えるのか? 成長を約束させられた資本主義に楔を打つことは可能なのか? 人物の描き方はそれほどでもないけど、その設定に引き込まれる
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