バガボンド(36) の商品レビュー
なんなんだ、これは。 武者修行の漫画だったはず。 気づけば田んぼを作り始め、その村の人間と関わっていく。 なぜこの物語にこんなにも引き込まれるのか、 自分でも言語化できない。
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うーん、なるほど。田畑を通じていろいろ学び直し、ついに頼るということかな。 で、次の巻で止まっているんだよね?
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「強くなろうとあがく者が一人でもいると 何もしない自分がみじめだもんな みんな同じなら見えないのに異質な者がいると浮かび上がってしまう 自分のみじめさが だから追い出そうとして それができないと分かると 嘲笑い下に見て線引きして隔てる それでまた 自分を見ずにすむ」 「秀作の土...
「強くなろうとあがく者が一人でもいると 何もしない自分がみじめだもんな みんな同じなら見えないのに異質な者がいると浮かび上がってしまう 自分のみじめさが だから追い出そうとして それができないと分かると 嘲笑い下に見て線引きして隔てる それでまた 自分を見ずにすむ」 「秀作の土よ 助けてくれ あ いや… 今のなし」 「助けてくれ」
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小倉藩からの招聘をことわり、伊織のもとで田を耕すことに力を尽くす武蔵を見て、飢饉のために活気をうしなっていた村人たちがしだいに協力を申し出るようになります。 そしてついに、彼らの田の一角に生命の兆しが顔をのぞかせるようになります。しかし、村人たちの食糧は底を尽き、彼らの命は危機...
小倉藩からの招聘をことわり、伊織のもとで田を耕すことに力を尽くす武蔵を見て、飢饉のために活気をうしなっていた村人たちがしだいに協力を申し出るようになります。 そしてついに、彼らの田の一角に生命の兆しが顔をのぞかせるようになります。しかし、村人たちの食糧は底を尽き、彼らの命は危機にさらされます。 34巻を読んでしばらく間があきましたが、今回久しぶりにつづきを手に取りました。哲学的な思索をかさねながら村で暮らす武蔵の姿も悪くはないのですが、ストーリーは遅々として進まず、さすがにもうちょっとなんとかならないものかと思ってしまいます。
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この時代の食糧事情は生死に直結する。強面だけれど、自分の信念に従って行動する秀作。武蔵は秀作から、秀作は武蔵から、それまで持っていなかったものを得て、変化する。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
武蔵が村人と共に畑を耕していく姿が感動的。 生活に根差したタフな描写が続くだけにメッセージ性は強いものを帯びていくように見えても、それが押し付けに見えないところが気に入っていて、物事をそのまま伝えられるって才能なのかも。
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土を作る話。いい土とは・・・というテーマで画を書けるところがすごい。命の源の土、命を断ち切る武士との相違。土を感じることでさらに武士として強くなるのでしょうか。冬を前に食べるものがなにもないという悲惨。
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飢饉の中、開墾を続ける武蔵 水を引き、土を作り、・・・ しかし、冬を越せない貧しい集落 やすやすと他人の軍門に降ってたまるかと 今までに一度たりとも口にしたことのない言葉を ついに吐く武蔵 「助けてくれ!」 他者に助けを求める言葉を発した武蔵の内部で 一体、...
飢饉の中、開墾を続ける武蔵 水を引き、土を作り、・・・ しかし、冬を越せない貧しい集落 やすやすと他人の軍門に降ってたまるかと 今までに一度たりとも口にしたことのない言葉を ついに吐く武蔵 「助けてくれ!」 他者に助けを求める言葉を発した武蔵の内部で 一体、何が起こったのか?
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「よくもそう簡単に他人の軍門に降るものだ。」と、助けを求める人々を侮辱し、武蔵自身もまた助けてと一度も言わなかったが、36巻最後、武蔵が助けてくれとお願いするシーンで終わる。彼の成長は見ていて楽しい。
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すさまじい…。 人間が飢えて衰えて行く姿…。 ほんのちょっと希望も描かれていたのにそれを打ち砕く現実。 井上さんの絵はリアルだから読んでて辛いよー。 最後の一ページはまた胸に迫るものがありました。
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